近年、ユーザー企業の「自社サービスの内製化」や「システムのクラウド化」などに伴い、SIerへの要求レベルが高まってきている。ここ2年で4000億円の減益といわれるSI業界の中で生き残っていくためには、どんなエンジニアスキルを磨いていけばいいのか。 第3回 ※本記事は、「エンジニアtype」のコンテンツを一部@IT表記に統一した上で、許可を受けて転載するものです。 第2回、第3回で取り上げた2社のように、理想的なSIerとの付き合い方を実践している企業は、全体としてはまだまだ少ないかもしれない。しかし、実践している・いないにかかわらず、SIerに求められるものは明らかに変わりつつある。 ■ 「ネットワークとシステムは別物」という分業開発の考えを捨てる 今なお分業体制のSIerが多い中、そこで働くエンジニアたちはどのようにクライアントのニーズに応えていけばいいのだろうか。以前、エンジニアtyp