盗塁の構えについて。 盗塁の時に、進行方向の右腕を下げて構えている選手がいる。それもイチローやレイエス、グランダーソン等、比較的走れる選手に多い。 イチロー ホセ•レイエス(0.38あたり) ホセ•レイエス(0.17あたり) こうすると、上半身が少しねじれる事で、二塁に近い右足に体重が乗る。ただ、それだけの事では無いだろう。どちらの足からスタートを切るかという事が良く言われるが、このような瞬発的な動作の場合、大切な事はそういう事ではない。 瞬発的に力を発揮しようとした時、筋肉にはサイレントピリオドという弛緩状態が一瞬だけ起きる。この場合は下半身の筋肉にサイレントピリオドが起きる。 そうすると、体重の乗っている右脚股関節は負荷を受けて割れ、連動して左脚股関節は絞られるだろう。それによって骨盤は自然と二塁の方に向くので、体のターンが素早く出来るはずだ。そうなると後ろの脚になる左脚からの体重の抜