急逝で「神様」に祭りあげられたジャイアント馬場”裸の実像”を剥ぐ 1月31日、あまりにも衝撃的な死を迎えたジャイアント馬場が、プロレスの神様になったのだ、という。 いくらプロレスがギミック(はったり)だらけの世界とはいえ、さすがに「神様」は、これまで存在しなかった。それが、結腸ガンによる肝不全で死去するや否や、ジャイアント馬場は「プロレスの神様」に奉られてしまったのだ。 馬場の逝去報道は、プロレスマスコミだけでなく、週刊誌をはじめとする一般マスコミまでもが馬場を「馬場さん」と親しみを込めて呼び、神格化したエピソードを、書き連ねた。まさに「神様」ヘの祝詞のごとく、であった。 「生涯現役で中高年の星だった馬場さんは、温和で人柄もよく、所属レスラーとファンを何より大切にしてきた誰からも愛されるキャラクター。趣味は読書と絵を描くこと。友人の逸見政孝がガンで闘病中の時は大好きな葵巻を断ち願掛けする友