「歴史修正主義」に代わる適切な用語を提案してそれを定着させるべく努力してくれるというのなら実に結構なはなしなんですが、まあ日本でこの用語にケチをつけるやつの9割9分9厘はろくでもないやつです。「歴史修正主義」のパラダイム的な指示対象としてはホロコースト否定論があり、そこからのアナロジーによりこの用語の有効な使用法について有効なコンセンサスを得ることは容易だ……という事実を無視することによってのみ可能になるケチだからです。 さて、もう半月以上前のニュースですが。 朝日新聞DIGITAL 2014年4月15日 「(世界発2014)豪の英雄、100年後の真実 第1次大戦の1等兵「素顔」明るみに」 豪州で最も英雄視されている「ロバを連れたシンプソン」の伝説が揺れている。第1次世界大戦の激戦地トルコのガリポリ半島で戦死した1等兵をめぐる素顔が、最近の歴史研究で徐々に明らかにされているためだ。今年で開