米民間シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が、台湾有事のウォーゲーム(兵棋演習)を発表しました。ゲームの結果も興味深いものであることは当然ながら、シナリオに盛り込まれた変数の設定や視点の置き方などにも学びが多かったので、個人的なメモ代わりとして要点を掻い摘んでおこうと思います。 シナリオによると、2026年、中国が台湾侵攻のための上陸作戦を始めます。約3週間後、中国の侵攻は成功するのか、その結果に影響を与えるものは何であったか、そこで発生する損失はどれほどのものか、そしてそこから導き出される戦訓(今のうちに準備しておいたほうが良いもの)は何か、といったことがまとめられています。日本の12式地対艦誘導弾能力向上型、島嶼防衛用新地対艦誘導弾(新SSM)、そしてトマホークの調達が台湾有事において、どのピースとなるかという示唆もあります。 本ウォーゲームは、確実な未来予測を目指すものではあ
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