年末年始を控え、海老名署は16日から小田急電鉄社員に護身術訓練を始めた。酔っ払いが絡んだ駅員への暴力などに対して、身を守ってもらおうと小田急電鉄からの要請で19日まで約120人を対象に行われる。 この日参加したのは17人。海老名署で柔道と剣道を教えている署員が先生役で、相手から押された場合の受け身や、捕まえられた場合の離脱術などを学んだ。社員らは「押された場合、頭を打たないよう、あごを引いて倒れて」などのアドバイスに基づいて、道場の畳の上で何回も受け身を取っていた。 参加した運転士(42)は「高校生の時に柔道をやったが、いま実際にやると難しい。でも、頭を打たないように勉強になった」と話していた。