本城です。 昨日の10月21日に、アメリカの哲学者で懐疑論者のポール・カーツが86歳で亡くなりました。(記事) 彼はアメリカの懐疑団体サイコップやCFIの初代会長をはじめ、アメリカ・ヒューマニズム協会の会長、『ヒューマニスト』誌の編集長、懐疑的な書籍を数多く出版する出版社プロメテウス・ブックスを設立するなど、近代の懐疑主義の歴史において、非常に大きな役割を果たした人物でした。 2000年に『Skeptical Inquirer』誌が行った20世紀の懐疑論者10傑のアンケートでは、カール・セーガンに続く4位にランクインしていたほどです。 ただ日本では翻訳本が一冊もなく、超常現象の調査者としての活動も実績もあまりなかったためか、日本の懐疑論者の間では比較的地味な存在でした。 しかし、哲学者として世俗的ヒューマニズムの普及に貢献した役割は大きなものです。また個人でバラバラに活動していた
本城です。 ASIOSの新刊『検証 陰謀論はどこまで真実か』(文芸社)が1月21日より全国の書店にて発売されます。内容はタイトルどおり、陰謀論を個別に取り上げ、それぞれ検証したものです。 今回は執筆陣にASIOSメンバーの他、陰謀論に詳しい奥菜秀次さんと韓国の事情に詳しい水野俊平さんが加わってくださいました。取り上げている陰謀論は全部で34。『謎解き超常現象』に比べると少ないですが、ページ数は341とこちらの方が多く、その分ひとつひとつの記事が長くなっています。 詳しい目次は下記のとおりです。書店でお見かけの際は手にとってみていただければ幸いです。 ------------------------------------------------------ まえがき――陰謀論の定義(本城達也) 第1章 私たちの日常は陰謀に満ちている!?――日常生活編 地球温暖化はでっち上げだ(山本弘
本城です。 今年1月3日にブルガリアで撮影され、本物の可能性が高いとされていた三角錐型UFOですが、 ブルガリアのUFOサイトによればその正体が判明したようなので紹介します。 もともとこのUFOは、ブルガリアのDevinska川の近くで偶然撮られたもので、ブルガリアではニュースでも報道されていました。(UFO映像は19秒あたりから) その後、合成に違いないという専門家の意見があったものの、画像解析の結果、合成などのインチキを行った痕跡はないとされ、じゃあ本物なのか、と話題になっていたものです。 ところがここで新情報。Devinska川近くの地元住民から、「あれは日除けの傘だよ」という情報が寄せられたんです。それが右の写真。確かに傘の部分がそっくりですね。昔からこの川の近くにあったようです。支柱の部分が映らなかったのは、背景と色が似ていたこと、さらに車に乗っていたためにブレたことが原
今回からASIOSブログの執筆者として、暫定的に仲間入りさせていただくことになりました秋月です。そもそも懐疑主義常々というより、超常現象やオカルト、特にUFOにまつわる話が好きで、またその限りでなく様々な事柄を無節操に咀嚼する人間なので、他の執筆者の方々とは多少毛色が違う内容になるやもしれませんが、それはひとつ皆様の大きな心で受け止めていただければと。 さてこの初回。何を書こうか迷ったのですが「心霊写真」にすることにしました。私、前々から不思議に思っていたことがあるのです。それは、「なぜ古い海外の心霊写真は、あんなに心霊がハッキリ写っているのか?」ということです。 日本で心霊写真というと、大半はギュッと目を凝らしてみれば…、ハハン♪なんとなく顔かな――程度のものが多いような気がするのですが。それに対して古い海外の心霊写真は、もうバッチシ、それも複数の顔が真正面から写っているなんての
本城です。 フジテレビの「ほんとにあった怖い話」や、テレ朝の心霊特番などに出演している自称霊能者の下ヨシ子が霊感商法で提訴されたようです。 「浄霊代など650万円、TV人気霊媒師らを提訴」(読売新聞) 「霊感治療:代金「不当」と提訴 名古屋の女性」(毎日新聞) 「有名「霊能力者」を提訴 「悪質な霊感商法」と原告」(共同通信) 記事によれば、名古屋市の主婦が霊感商法によって多額の金を騙し取られたとして、宗教法人「肥後修験遍照院」や主宰者の下ヨシ子ら幹部5人を相手取り、約950万円の損害賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こしたとのこと。 主婦の弁護士である紀藤さんもこの件で記事を書いていました。相談者は今回が初めてではなく、2人目だったんですね。 下ヨシ子はテレビでもよく浄霊のパフォーマンスを芸能人相手にやっていますが、今回の件では「浄霊代」とか「守護神代」と称して浄霊の儀式を6年間に5
本城です。 3日の記事で紹介した「超能力スペシャル2010 今夜奇跡が?世界最強超能力者×最新脳科学 ナゾ解明プロジェクト」という番組ですが、その中でも紙コップの透視が異常に成功率が高くて気になったので、検証してみました。 その前に、そもそも紙コップを使った透視とはどんなものか、番組をご覧にならなかった方のために簡単に説明しておきます。 番組ではまず1個の紙コップの底に任意のマークを描き、その上にもうひとつ別の紙コップを被せて見えなくします。これが「当たり」となる紙コップのセットです。 そして他には同じ紙コップを4×2の計8個用意し、それぞれを重ねてマークが何も描かれていない4組の紙コップセットをつくります。あとは、マーク付きの紙コップセットとまぜてどれかわからなくし、5つの中からマークが描かれている1つを当てるということをやっていました。 番組では5個の中から1つを当てる実験
本城です。 昨夜、志水一夫さんがお亡くなりになりました。享年55。あまりにも早すぎます。昨日、亡くなられたとのお知らせを受けたときは、「志水一夫」と「亡くなった」という言葉が2つ並んでいることが信じられず、大変ショックを受けました。これは一晩経った今でも変わりません。 もともと志水さんは今年の5月下旬に胃ガンが見つかり、ずっと入院されていました。先週、お見舞いに行かれた方から伺った話では、予定より入院が長引いているとのことで気になってはいたのですが・・・・・・。それでも突然の訃報には驚くばかりです。 思い起こせば志水さんは博覧強記のパイオニアでありながら、とても気さくな方でした。初めてお会いしてお話したのは、3年ほど前、ある会合に出席した際、偶然すぐ近くの席に座っておられた志水さんを知人の方が紹介してくださったのがきっかけです。 隣の席に座ってからも気軽にお話をしてくださり、休憩時
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