ジャーナリスト・黒井文太郎のブログ/国際情勢、インテリジェンス関連、外交・安全保障、その他の雑感・・・(※諸般の事情により現在コメント表示は停止中です) なんだかシュールな不条理劇みたいです。 3月5日にオマーン沖で商船三井運航(バハマ船籍)のタンカーを襲撃したソマリア人の海賊3人が、とっ捕まって日本に送られていたのですが、今月1日に東京地検が海賊処罰法で起訴。で、そのうち1人は20歳未満だったために、東京家裁に送致されました。 ソマリア海賊を家裁送致というのもシュールですが、昨日、家裁は「刑事処分が妥当」(!?)との判断で東京地検への逆送を決定。これで地検が起訴して、仲間2人とともに裁判員裁判になります。ということで、無作為に選出される一般の裁判員が、ソマリア海賊を少年の更生の観点も含めて判断するというシュールな展開になるわけです。被告の海賊少年は、きっと何のことだか理解できないと思いま