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  • Nスペ「被曝の森」はもうちょっと何とかならなかったのか(追記あり) - 杜の里から

    はてなブログに引っ越しました。当該エントリーはこちらです。) 3月6日の日曜日夜9時、NHKの震災特番「被曝の森」を視聴しましたが、正直、もう少し何とかならなかったものかと思う残念な出来でした。 元々の番組内容は、放射線環境下での動植物への影響を調査する科学者達の紹介と、その研究報告というのが来の姿であり、つまりこれは、来ならば「科学ドキュメント」として作られるべき内容の番組でした。 しかし実際の番組は、暗く重々しい音楽と深刻な口調による「語り」によって、見る者をどんどん不安に引きずり込む様な演出がなされ、そのわざとらしさが邪魔でしかありませんでした。 そんな演出は、番組開始早々俳優の伊勢谷友介の「語り」から始まります(以下すべて、強調は引用者によります)。 福島第一原子力発電所の事故によって住民の姿が消えた町。 ここで今異常な事が起きている。 「異常な事」? 何? と思ったら映像は

    Nスペ「被曝の森」はもうちょっと何とかならなかったのか(追記あり) - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/03/10
    『正直言ってこの番組からは、「科学の素養」がまるで感じ取れません』 そりゃそうでしょう。科学なんかどうでもいい人達が作ってるんだもの
  • 2月15日の報ステ報道とNHK解説 - 杜の里から

    前回の記事では、2月15日放送の報道ステーション内で、3月11日に甲状腺がん特集を行うとの予告がなされた事を書きましたが、あの時点では当日の記憶だけに頼って記事を書いていました。 その後ネット内で当日の放送内容を確認し、自分の記憶違いであった部分も確認出来ました。 あれから、いずれネット情報は削除されると思い、そこで備忘録も兼ねて文字起こしをしていたのですが、じっくり見てみるとこの時の内容はニュース報道と言うよりも、委員会への不信感を誘導する煽りドキュメントに近いものであったと改めて実感した次第です。 (この日この放送を見た私は気分を害してテレビを消してしまったがために、この放送を「終了間際」と思い込んでしまった訳でした。) 今回は、改めて当日の放送を再検討してみて感じた事などを述べていきたいと思います。 問題の放送は、アカデミー科学技術賞で日人の中垣清介さんが受賞したというニュースの後

    2月15日の報ステ報道とNHK解説 - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/21
    『内容はニュース報道と言うよりも、委員会への不信感を誘導する煽り』 『ニュース報道の中でこの様な疑問を表明するという手法』 報道ステーション2月15日の古舘の手口の分析
  • 震災5年目に中央メディアは何を語るのか(追記あり) - 杜の里から

    2月15日月曜日の夜、この日見るともなく「報道ステーション」を流していましたら、終了間際に突如、福島県での「甲状腺がん」の検討委員会報告が紹介され、 「分からないのに、原発事故影響とは考えられないと結論して良いのか?」 とか何とかいちゃもんの様なコメントを残し、震災5年目となる3月11日に「甲状腺がん」特集を組むとの予告がなされました。 この委員会報告はこの日の毎日新聞でも報道されましたが、報ステではこの時の発表資料の一部も映像で紹介されました。 しかしそこでは、 【放射線の影響の可能性は小さいとはいえ現段階ではまだ完全に否定できず】 という文字部分だけがクローズアップされ、すぐ上の行にある 【事故当時5歳以下からの発見はない】 という部分はピンボケ処理がなされてるという具合でした。(→参考:「県民健康調査における中間取りまとめ 最終案」(PDF)) こんな予告を見たおかげで、また前回の様

    震災5年目に中央メディアは何を語るのか(追記あり) - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2016/02/18
    『【放射線の影響の可能性は小さいとはいえ現段階ではまだ完全に否定できず】という文字部分だけがクローズアップされ、すぐ上の行にある【事故当時5歳以下からの発見はない】という部分はピンボケ』 報ステの手口
  • 「ニセ科学」講座は中止になったけど - 杜の里から

    8月1日、「明治大学リバティアカデミー」で、「水からの伝言(以下「水伝」)」著者の江勝氏とEM開発者の比嘉照夫氏を招き、「ガイア、この水と微生物の共鳴する世界」と題した講座が開催される告知がなされました。 この講座について、多分大半は批判と思われる様々な意見が大学側に寄せられた事により、8月8日、明治大学リバティアカデミーではこの講座開催を中止する事を正式に決定しました(前回ブログ)。 しかしながらくだんのサイトを見てみますと、8月10日現在、そこにはまだ【中止】の文字はなく、さすがに前回あった「水からの伝言」のの写真はなくなっていますが、その他の内容は8月1日のものと何ら変わりありません。 (8月1日)   (8月10日) いつまでここをこのままにしておくのか気になりますが、それよりも気になるのはこの中止のお知らせの文言です(強調は引用者)。講座内容を再度慎重に検討をした結果,開講し

    「ニセ科学」講座は中止になったけど - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2014/08/11
    『こともあろうに大学の場で「水伝」や「EM菌」を肯定する様な講義』 『どこを問題として中止の判断を下したのか、そもそも初めになぜこの様な講座を開催しようとしたのか』 『詳細を明らかにすべき』
  • 「低線量被ばくでも白血病」の記事で分からない事 - 杜の里から

    11月8日、この日共同通信から「低線量被曝でも白血病」と題された非常に気になるニュースが配信されました。 しかし、この配信ニュースを伝えた各社の報道を見てみますと、その報道の仕方によって随分違った印象を受けてしまいます。 またそもそも、大元となった共同通信の記事にしても、よくよく読んでみると不明な点が色々見えてきました。 ネット内で見つかったのは「中國新聞」、「産経新聞」、「日経済新聞」、「47ニュース」で、このニュース記事を取り上げている人達のブログ等を見てみると、情報ソースは大体この4誌に基づいている様です。 が、それぞれの記事を読み比べてみますとまた違った印象を受けてしまいます。 まず、一番簡単に紹介しているのが「中國新聞」で、以下の様になります(強調は引用者)。〔中國新聞〕 低線量被ばくでも白血病 チェルノブイリの作業員 '12/11/8 【ワシントン共同=吉村敬介】チェルノブイ

    「低線量被ばくでも白血病」の記事で分からない事 - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/11/11
    『この様な改変はおそらく担当記者自らの手によるものだと思われますが、こういう書き換えにより、低線量被曝の影響に対して読者を偏った視点に誘導しようとしている』 各社の記事の比較検討。意図が透けてみる
  • 埋もれていたEM実験報告-岡山県環境保健センター年報より- - 杜の里から

    環境浄化にEMは効果があるのか? EMを河川に投入するという環境浄化活動では、常々このような疑問が言われていますが、それを公的機関が検証して発表する事は極めて稀な事で、資料を探してみてもこれぐらいしか見つからないのが現状でした。 この度EM問題を追っている呼吸発電さんが、岡山県環境保健センターで行われた検証実験の報告を見つけてくれました。ありがとうございます。 そしてその内容が極めて重要であると思われましたので、改めてここで紹介したいと思います。 見つかった資料はこちらの2点、岡山県環境保健センター年報の第19号(平成6年)と第20号(平成7年)で、EMの検証実験結果はそれぞれp.33とp.54に掲載されています。 第19号では「フラスコ実験による汚濁湖沼の浄化に及ぼすEM菌の効果の検討」と銘打ち、児島湖の水を季節毎に94年9月(夏)、11月(秋)、95年1月(冬)、3月(春)の4回、場所

    埋もれていたEM実験報告-岡山県環境保健センター年報より- - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/11/09
    『岡山県環境保健センターで行われた検証実験の報告』 『窒素およびリンの効率的な除去は期待できない結果』 『EM菌を汚濁水域に投入するということは、すなわち、外来生物による既存の生態系への侵略』
  • 週刊文春のトホホな見出し - 杜の里から

    週刊文春3月1日号において、「郡山4歳児と7歳児に「甲状腺がん」の疑い!」という刺激的な見出しが付けられた記事が載りました。 そしてその記事について誌発売前の先週23日、検査をした医師側からの抗議の会見が行われ、それに対して今度は文春側から再反論の会見が行われるというちょっとした騒動があり、おかげで週末はずっとその件を追いかけるはめになってしまいました。 そして私は、「伝え方」という事についてしみじみ考えさせられてしまったのです。 そもそものあらましについては、北海道新聞の以下の記事がもっとも簡潔に著しています。 (以下引用 ↓)札幌避難の309人、甲状腺に問題なし 内科医らが子どもら検査(02/23 12:00) 札幌市内の内科医らが22日までに、福島第1原発事故に伴う放射能の影響を懸念して同市に避難している18歳以下の170人を対象に無償で甲状腺検査を実施、全員に問題がなかった。 さ

    週刊文春のトホホな見出し - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2012/02/29
    『ネット内ではおしどりマコ氏に対し賛否両論の意見が見受けられますが、彼女が一番責められるべき事は、このネタを文春に持っていったという事でしょう』
  • 風評被害を生み出すもの - 杜の里から

    福島原発のおかげで福島県全体が風評被害にあっています。 特に、わが宮城県では小学校の修学旅行で毎度お馴染みの会津若松市が大変な様です。 (J-CASTニュースより)キャンセル相次ぐ観光地からの悲痛な叫び【福島・会津若松】 2011/4/22 17:52 3月11日以降、会津から観光客の姿が全くといっていいほど見られなくなってしまいました。 年間350万人の観光客をお迎えする会津若松市は、観光が主要産業といってもいいほどの重要な位置を示しています。しかし全国的に有名な「鶴ヶ城」、白虎隊で名の知れる「飯盛山」さらに、東山温泉・芦ノ牧温泉はキャンセルが続いています。そして、観光施設や土産物屋などからは、閑古鳥が鳴いて悲痛な叫び声が連日のように聞こえてきます。 今さら言うまでもなく、すべて原発による風評被害です。地震と津波だけであれば、次のステップに進むことができますが、この原発の影響は、簡単に乗

    風評被害を生み出すもの - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/04/29
    『安全であるものを安心できない原因は無知にあり』 『科学に弱い政府の対応や、科学を知らない無知マスコミ』 『無知に踊らされた少数の者により、結果的に仙台市全体が無知による風評被害をばら撒く当事者に』
  • 消されてしまった残念な話 - 杜の里から

    「世田谷区で開業するかもしれない小児科医のブログ」さんの所で、【日赤医療センター集中治療科で起こった残念な話。】というエントリーがアップされていました。 それによりますと、そこの先生が病院内でこっそりレメディを使用していたという話をホメオパシーの学校でどうどうと講演したようなのですね。 ところがそれを紹介したページでは、すでにその発言は削除されております(→これ)。 でもこれ、しっかりキャッシュには残っている訳なのですが、よくよく読んで見ますと他にもあちこちの発言がいつの間にかカットされているんですね。 そこでどの発言がどうカットされたのか、いちいち比較しながら見なくても済む様カット部分を色づけしてみました(ネット内のキャッシュもいずれは消されてしまうと思いますので、これは画面キャプチャで処理してます)。 さてこうして見ますと、カットされた部分って皆、この先生が病院でレメディを使用している

    消されてしまった残念な話 - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2011/01/16
    『カットされた部分って皆、この先生が病院でレメディを使用しているという核心部分に触れた発言ばかり』 『これはヤバイと思った証し』 『生徒達の反応も、医療現場にどんどんホメオパシーが広がる事を望んで』
  • ホメオパシーを考える - 杜の里から

    8月25日、朝日新聞に日学術会議がホメオパシーを否定する談話が掲載され、以来ここしばらくホメオパシー関連の話題を巡っております。 そこでは当然肯定派否定派それぞれの意見が飛び交っており、私自身としては一応否定派に属するものの、肯定派の意見の中にも考えさせられるものがいくつかありました。 そこで今回、門外漢ではありますが感ずる所をここに書かせていただこうと思います。 日学術会議の金澤一郎会長による談話では、ホメオパシーは科学的には完全に否定されるものであり、医療現場で医師が、【医療行為として】使用したり薦める事を禁じています。 それでもこの談話をよくよく読んでみると、注意書きの最後の部分で、ホメオパシーについて十分に理解した上で、自身のために使用することは個人の自由です。 とも述べられております(強調は引用者によります)。 これは何を意味するのでしょうか。 肯定派の人達の拒否反応のブログ

    ホメオパシーを考える - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/09/01
    『帯津さんのみならず肯定派の人達は皆、ホメオパシーを「医療」であると【思い込んで】います。』『実際は、それは「御影」と同様の「信仰」』『個人の「信仰の自由」まで否定しているものでは決してない』
  • 考察:環境運動にはなぜEMがまかり通るのか(3) - 杜の里から

    EM環境浄化運動を行う際、川に何かを投入するという行為は普通は禁止されているので、それを行うには行政の許可を得る必要があります。そして行政は、住民達の自主的な活動という事で、紆余曲折を経ながらも最終的には許可を与える事となります。 しかし実際の所、行政側は住民達のこの活動をどう思っているのでしょうか? 各自治体の担当者に直接話を伺った中で、私は担当者自身の苦悩とも言える様な思いを感じる時もありました。 それは、行政と住民達との意識の「ズレ」というものでした。 このエントリーの最終回として今回は、そんな行政側の思いというものを考えてみたいと思います。 ただし、これはあくまで私個人の考えであり、実際は違っているかもしれない事を初めにお断りしておきます(それ故タイトルには〔考察〕と付けています)。 でもこれは、もしかしたら行政側にとっては一番触れて欲しくなかった話題かもしれません。 ●自治体の

    考察:環境運動にはなぜEMがまかり通るのか(3) - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/07/30
    『住民達の無関心』 『EMだんごは、大勢の人を集める「撒き餌」としての役割』 『EMに目を奪われてしまうと、この「正しい」の意味がいつしか「正義」の意味合い』
  • EMへの疑問(13) ~EMだんごって「安全」なの?~ - 杜の里から

    EMによる河川環境浄化活動において、切っても切れない関係となっているのが「EMだんご」というものです。 これは、EMを混ぜ込んだ土をだんご状にして乾燥したものを川に投げ込むという活動で、各自治体や施設・学校、町内会やNPO活動など、現在では広くあちこちで行われています。 このだんごの作り方ですが、こちらの説明を見てみますと加えるEMの量などは随分アバウトの様です。つまり、この簡単さという事がミソで、これのおかげでこのだんご作りの活動は小学校や幼稚園、保育所などで、それこそ泥いじり感覚で行われている訳です。 そしてその作業風景などを見てみますと、皆【素手】でだんごを握っています。 勿論EM資材そのものは安全を謳っていてちゃんと検査にも合格しており、だんごをこねるのも言わばヌカ床をかき混ぜるようなもので、だから私は、今までEMだんごに対してはその効果の有無ばかりに注目し、「安全」「危険」という

    EMへの疑問(13) ~EMだんごって「安全」なの?~ - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/06/04
    『そもそもこの発酵液、ちゃんと細菌検査などはされていたのでしょうか?』 『本来これを担当し指導するのは、環境課ではなく保健所ではないのか』 言われてみれば、私も危険性は考慮してなかった。
  • 比嘉さんの「EMによる口蹄疫対策」に苦言を呈する - 杜の里から

    宮崎県で口蹄疫の広がりが凄まじい事になっており、そのニュースに触れる度、被害に遭われた畜産農家の方の気持ちを思うといたたまれなくなります。 そんな中、比嘉さんの「甦れ! と健康と地球環境」の第27回で、「EMによる口蹄疫対策」というエントリーがアップされました。 この前回と前々回(25回、26回)では、 EM質的な効果は抗酸化作用と非イオン化作用と触媒的にエネルギーを賦与する三次元の波動の作用によるものである。と、とうとうこちら側でお得意の波動理論を披露したりしまして、私などはここでは「相変わらずだなぁ」などと生暖かく見守っていたのですが、さすがに今回ばかりは黙って見過ごす事は出来ない程ちょっとひどいと感じましたので、ここではこのエントリーそのものに言及したいと思います。 中を見てみますと相変わらずのEM絶対視、EMさえ撒けばすべて解決と言うかのようなEM賛美を謳っておりますが、果た

    比嘉さんの「EMによる口蹄疫対策」に苦言を呈する - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/23
    『そもそも、EMには消毒・殺菌という作用はありません』 『非常時に問題の本質からそれた無神経な発言、比嘉さんの頭の中には被害に遭われた方々への思いなどは何もなく、もう完全にEMしか存在していない』
  • 「ニセ科学」の授業をやろう! - 杜の里から

    長崎大学教育学部で昨年度と今年度、「情報社会と科学」と銘打った授業が行われていました。 これ何と、「ニセ科学」そのものズバリの授業です。 そこで使用されていたレジュメがとても分かりやすく良い出来なので、ここで改めてご紹介致します。 「情報社会と科学」(2009年度授業分) ・血液型性格判断と「信じる心」 ・もっと勉強するために ・マイナスイオンと健康 ・もっと勉強するために ・水からの伝言 ・もっと勉強するために ・「UFO・宇宙人」「波動」 ・もっと勉強するために 作成したのは長崎大学教育学部数理情報講座の長島雅裕さん、いや素晴らしいお仕事です。 この「ニセ科学」というもの、今でこそネット内で盛んに議論されたり各地でフォーラムも行われたりしているのですが、そろそろ格的に学校教育の現場で取り上げてもいいのではないかと常々思っておりました。 ここで取り上げられているのは「ニセ科学」の代表選

    「ニセ科学」の授業をやろう! - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/02/07
    『裾野も広く、そして過去のものでは決してなく、実はいつの間にか社会の中にじわじわと浸透してきている』『だからこそこれは学部の枠を超えて、すべての学生達に一般教養課程で教えるべき』教職課程必修にしよう!
  • EMへの疑問(12) ~ちゃんと検証しているの?(追補)~ (追記あり) - 杜の里から

    平成13年3月の四日市市議会3月定例会の中で質疑に登場した、三重県によるEM実証試験の結果が平成15年3月に公開されています。 三重県では,平成13年(2001年)8月2日から翌14年(2002年)8月29日までの約1年間、英虞湾内の神明干潟と片田養殖場でEM投入試験を行いました。 EM投入量は、神明干潟でEM活性液が106トン、EMセラミックス106㎏、その投入回数は各々2トン×53回、2㎏×53回にも及びます。 片田養殖漁場では、EM活性液が530トン、EMセラミックス240㎏、投入回数はEM活性液10トン×53回、EMセラミックス200㎏1回、10㎏4回というものです。 実験にかかった費用は、平成13年度138万9,640円、平成14年度397万6,000円、合計で536万5,640円にも及ぶかなり格的な実証試験でした。 注目すべきは、この試験では実験地の選定、実験方法にあたり、比

    EMへの疑問(12) ~ちゃんと検証しているの?(追補)~ (追記あり) - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/12/25
    『合計で536万5,640円』 『添加したEM 活性液中の細菌は、優占種としてこれら両底質に定着していない可能性が高いと考えられる。』 まともに検証するとどうなるかという紹介
  • EMへの疑問(9) ~ちゃんと検証しているの?(3)~ - 杜の里から

    その後四日市市議会会議録で阿瀬知川問題に触れたのは、平成14年(2002年)12月の定例会でした。 その間、地元ボランティアの人達は「阿瀬知川を美しくする会」を発足し、前年に引き続きEM浄化活動を継続していました。しかし住民達の努力にも関わらず、阿瀬知川の浄化は一向に進んではいなかったようです。 その原因は、上流から流れてくる汚水でした。 いくら下流の住民達が努力しても、上流の方からは次から次と生活雑排水が流れ続けていたのです。 (2002・12・11 平成14年12月定例会大4日目) 46 (藤原まゆみ) ~(阿瀬知川の現況報告:上流からの汚水流入は行政の責任とする)~ 行政がNPOと地元任せにしているので、それはおかしいのではないかと言っているのです。それでも、年はよい方で、下水道部では、阿瀬知川浄化に取り組んでいるNPO団体と1年契約をし、そのための予算も確保されました。しかし、こ

    EMへの疑問(9) ~ちゃんと検証しているの?(3)~ - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/12/23
     EMがニセ医療によく似ていることを示す例。 通常の医療を否定するニセ医療と通常の水質値対策を否定するEM
  • EMへの疑問(4) ~その効果はホントなの?(前編)~ - 杜の里から

    前段階が長くなってしまいましたが、いよいよ今回からは各地で行われている「河川浄化活動」とEMの関わりについて考えてみたいと思います。 まずは初めとして、「日橋川」の浄化活動を取り上げたいと思います。 実はここでは、来別な記事を予定していてこれはもっと後の方にするつもりだったのですが、新たな動きがありましたので、急遽「日橋川」に変更しました。 EMによる浄化活動は全国各地で行われていますが、その中で有名になったものの一つに「日橋川」の浄化活動が挙げられます。 ここの特徴は何と言ってもそのスケールの大きさで、その設備はこちらでも詳しく紹介されています。 それではこれから、この活動の歩みを振り返って見てみる事にしましょう。 日橋川というのは東京都心の中央区を流れる川で、JR中央線水道橋駅付近で神田川より分かれ、下流で隅田川永代橋付近に流れ込み、そのまま東京湾に注ぐ全長4.8kmの一級河

    EMへの疑問(4) ~その効果はホントなの?(前編)~ - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/11/13
     『比嘉さんは、 身内からの報告しか見ていなかったのではないでしょうか?』
  • EMへの疑問(3)~EMは「ニセ科学」か?~ - 杜の里から

    EMについてあれこれ調べていますと、必ずと言っていいほど「波動」やら何やらが登場してまいります。そのためよく「EMはニセ科学」とも言われています。 ここでは来「環境浄化活動」に焦点を絞るつもりでいましたが、やはりこの問題も避けては通れないと思い、ここで私自身の感ずる所を書いておこうと思います。 「ニセ科学」とは、【見かけは科学のようでも、実は科学ではないもの】というものを指して使われている単語で、「波動」などがその代表格に上げられます。 そしてその関わりからEMも「ニセ科学」の仲間と見られている訳ですが、実は私自身としては、『商品』としてのEM自体は「ニセ科学」ではないと思っています。 EMは『数ある微生物資材の中の一つ』にしか過ぎない、というのが私の認識です。つまり普通の微生物資材であるという事です。 普通の微生物資材であるからには、それなりにうまく使えば効果は十分期待出来るものです。

    EMへの疑問(3)~EMは「ニセ科学」か?~ - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/11/07
    『EMの問題は、この普通の微生物資材を特別なものとして扱うその姿勢』『元々「ニセ科学」ではなかったEMを「ニセ科学」にしてしまったのは、物事を単純な二元論で語る比嘉さん』EMのいかがわしさがどこからくるか
  • EMへの疑問(2) ~その「思想」は大丈夫?~ - 杜の里から

    来ここでは別な記事を上げる予定だったのですが、前回の記事に絡んで新たな発見があったので急遽変更です。 前回一回目として「EMのメカニズム」について書いたのですが、実はそこで敢えて取り上げなかった事がありました。 それはあの生態系ピラミッドの図で、実際家サイトをご覧になった方はお分かりかと思いますが、実は〔正常な生態系〕の図と〔生態系回復を促進するには…〕の図の間にはこんな図がありました。↓ 当初この図と※欄の説明を見た限りでは右下の三角の部分がヘドロを表しているように見え、この図が意味不明に思えたので敢えて触れなかったのでした。 その後他を調べている内に別な解説と巡りあい、この図の謎がようやく解けました。 それは「EM研究【機構】」ではなく、「EM研究【会】」(紛らわしい!)のサイトにありました。それが下の図です(クリックで拡大)。 つまり、右側の小さな三角形の部分が現状であり、そこに

    EMへの疑問(2) ~その「思想」は大丈夫?~ - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/11/02
    『波動の江本さんのところの研究所と共同』 『比嘉先生にお見せしたところ、EMで水のクラスターが小さくなって小花のように水がどんどん結晶化されていく状態』 なんか、凄いなあ。
  • EMへの疑問(1) - 杜の里から

    ・はじめに ここ近年、EMを利用した環境浄化活動やプール掃除などの新聞記事がずいぶん目に付くようになりました。 しかしその記事などを見ると、「環境に効果がある【と言われている】」からという事で、自分も試してみるという行動が多いように見受けられます。 しかし、果たしてそれほどの効果は当にあるのでしょうか? EMについて色々調べてみると、これまで言われていたのとは違う様々な疑問が湧き上がります。 ここでは私自身が抱いたそんな疑問を元にして、EMというものを色々考えてみたいと思います。 とは言っても、私自身微生物に関してはごく一般的な知識しか持ち合わせていませんから、専門的に深く突っ込んだ考察は期待出来ない事を初めにお断りしておきます。 また、EMについては農業・医療・建築など様々な分野に広がっていると言われていますが、ここでは私が一番注目している【環境浄化活動】に絞って話を進めていこうと思い

    EMへの疑問(1) - 杜の里から
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/10/26
    『この言葉を前にして、人々はEMの魔力に取りつかれます』『【EMは効くまで使う】、この呪文の元、人々はその効果に何の疑いも抱く事なく、やがてただ使う事自体が目的化されてしまっていく』
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