先月の本コラムでも触れたが、来週14日から4日間、いわゆるウイグル問題の解決を目指して活動している、在外ウイグル人の組織、「世界ウイグル会議(本部:ミュンヘン)」の第4回代表大会が東京で開催される。期間中、世界20カ国から125名(予定)ものウイグル活動家が東京に集結することとなるという。 開催国・日本に圧力をかける中国政府 例によってこの事態に、中国当局が黙っているはずもなく、先月、日本政府への圧力を明言するコメントを発表。中国の政府系メディアは、世界ウイグル会議総裁のラビア・カーディル女史(在ワシントンDC)や、前回の本コラムでも触れた、同組織の創設メンバーの一人で、現在、事務総長を務めるドルクン・エイサ氏(在ミュンヘン)らをあらためて「危険分子」と烈しく非難して伝えた。といっても、これらはいわば予想どおりの反応。むしろ予想と違っていたのはわが国政府周辺の反応である。 去る4月9日、ロ