7月2日、ギリシャ国民は5日の国民投票で「最悪」と「悲惨」のどちらを選ぶかを迫られる。写真は1日、ギリシャのサントリーニ島にある教会の上空を照らす月(2015年 ロイター/Cathal McNaughton) [アテネ 2日 ロイター] - ギリシャ国民は5日の国民投票で「最悪」と「悲惨」のどちらを選ぶかを迫られる。私はギリシャ語が話せ、ギリシャ人の曾祖母を持つが、ギリシャ人ではない。しかしもしギリシャ人だったとしたら、えいやで「最悪」の方、つまり「イエス」の票を投じるしかないだろう。 公式には、賛成票は債権者団が6月25日に示した提案を支持するとの意思表示になる。提案には、ギリシャが融資と引き換えにさらなる改革と緊縮策を受け入れることが含まれていた。しかし債権者側は既に提案を撤回している。それなら賛成票を投じた場合、何が起こるのだろうか。