「コスト削減のための使用」はデマ 臭素酸カリウムを使った場合のベネフィット、つまり品質向上について、山崎製パン側は「非常に大きい」と言います。消費者モニターによるテストの結果が、同社のウェブページで示されています。全体的なおいしさ/香り/うまみなど、すべての項目で2月までの製品を上回りました。 どうせ、同社が恣意的に調査した、とは思わないで。某生協で職員が試食した結果も、臭素酸カリウムを使った方がしっとりしておいしい、という結果だったそうです。私も食べてみましたが、たしかにレベルアップしたように感じました。 実際のところ、臭素酸カリウムの効果は、以前に使ったことのあるベテランのパン職人の間では常識です。私も複数の有名店オーナーから「昔は、臭素酸カリウムを使ってよいパンが作れたんだよ」と聞かされた経験があります。山崎製パンだけが主張しているわけではないのです。 「臭素酸カリウムを使うのは、山
![「ヤマザキ」が“発がん物質”臭素酸カリウムの使用をわざわざ再開する理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/00b13031d2e6a699ae155dffb13b1dbc58732d1c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwedge.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2F5%2F1024%2Fimg_459a2abd40f42f12e14fdff4c86efde5237118.jpg)