NECと聞いても若い人は何の会社かわからないだろうが、オッサンゲーマーならPC98や、PCエンジンが思い浮かぶことだろう。 NECは正式名称を日本電気株式会社といい、実は日本を代表する大手電機メーカーだ。かつては家電も作っていたこともあり、冷蔵庫やエアコン、テレビなども独自ブランドで作っていた。 NECの一般的な認知度を急上昇させたのがパソコンだ。PC8000シリーズは大ヒットし、その後継機であるPC98シリーズは当時の16bitパソコンのシェア9割というトンデモナイ数字を叩き出している。そして世界半導体売上は世界一位。1980年代はあの巨人インテル(インテル入ってるの広告でおなじみの、パソコンCPUシェア7.5割の化け物企業)よりも売上が上だった。 そんなかつての巨大電機メーカーが、如何にしてゲーム業界と関わっていったか、その歴史の一端を解説しよう。 NECがゲームに関わったのは相応に古
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