ブックマーク / newsweekjapan.jp (12)

  • 中国人観光客残酷物語

    今週のコラムニスト:李小牧 日の外務省はこの7月1日から、中国人個人観光客向けのビザ発給条件を緩和する、と発表した。現在は年収25万元(約340万円)以上としている発給条件を大幅に引き下げ、富裕層だけでなく中間層も日に呼び込もう、という狙いだ。 去年、中国土から日に来た個人・団体観光客は101万人。条件の緩和で、これまで160万だったビザ発給の対象世帯数は10倍の1600万世帯になる。単純に考えて中国人の個人観光客も10倍になる――と、岡田克也外相は考えているのかもしれない。 だが、そう簡単に行かないだろう。それは、中国人観光客が日でどんな「観光」をしているかを知ればすぐ分かる。 中国人観光客の多くは、東京〜大阪を5日間ないし6日間で駆け抜ける「弾丸ツアー」に参加する。富裕層のはずなのに、なぜか旅費は航空券や宿泊費を含めて5000元(約6万5000円)程度と格安だ。 彼らが泊まる

    中国人観光客残酷物語
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/05/25
    『中国人が中国人の無知につけ込む』 『悪徳ガイドにぼったくられた中国人によって、日本の悪いイメージが中国に広がってしまう』
  • オバマの「日本冷遇」は誰も責めない

    ジョン・ボルトン元国連大使らの米保守派が外交政策で執拗に批判しているのは、バラク・オバマ大統領がアメリカと対立している国より同盟国に冷たい、ということだ。 彼らに言わせれば、オバマはイランよりイスラエルに冷たいし、中国よりもインド、ロシアよりも東欧諸国に冷たいという。 そうした批判の多くは誇張されている。どう考えても、アメリカがイスラエルよりイランを厚遇しているなどと言えるはずがない。オバマの現実主義的な外交戦略が具体化してきたために不満が湧き出た面もあるだろう。 それでも、私がすぐに3つの例を思いつけたのは、保守派の言い分にも一理あるからだろう。面白いのは、オバマが冷遇している同盟国の例として誰も日を挙げないことだ。 ちょっと驚きだ。日は先に挙げたどの国より古い同盟国で、極めて重要な国なのだから。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、最近の日米関係は問題だらけで危機にさらされ

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/04/23
    『面白いのは、オバマが冷遇している同盟国の例として誰も日本を挙げないこと』 『1)責任はどう見ても鳩山政権にある』 反論できん。最初はそれなりの対応して貰っていただけに。
  • 核廃絶は世界の平和を破壊する

    抑止は物 印パは核兵器を保有してから1度も戦争をしていない(インドが08年5月に行った、核弾頭搭載可能な中距離弾道ミサイル「アグニ3」の発射実験) Reuters 9月24日、ニューヨークで国連安全保障理事会の特別会合が開かれる。安保理の議長を務めるバラク・オバマ米大統領が、核のない世界を実現するため提案した首脳級会議だ。 オバマは昨年の大統領選のときから核廃絶を唱え、今年4月にはチェコの首都プラハで米政府の正式な目標にすると宣言。イランや北朝鮮の核開発もやめさせようと努力してきた。 こうした取り組みは1つの前提に基づいている。核兵器はアメリカの安全保障にとって「最大の脅威」であるというものだ。 この主張は実にもっともらしい。広島や長崎の写真を見たことがある人なら、誰でも直感的に賛成するはずだ。広く支持される主張でもある。アメリカではアイゼンハワー以降、何人もの大統領が似たようなことを口

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/04/14
    『他の国々も核開発に走りかねないという批判もあるだろう。しかし、これによって事故による核ミサイルの発射から世界の人々を守れるとしたら、そのほうがずっと重要』 イスラムテロリストとかをどう評価したものか
  • 中国タカ派「平和のための軍拡」の真意

    今年中にも世界第2の経済大国になろうという中国だが、同国の野心を恐れる外国の不安を打ち消すだけの説得力あるイデオロギー探しに苦心している。過剰に拡大して崩壊したソ連や、傲慢さが同盟国を遠ざけたアメリカから学んだのか、中国政府はこれまで「平和的台頭」を打ち出してきた。 中国の台頭は過去の帝国の例とは違って世界を脅かすものではない、という姿勢をアピール。中国が重視するのは「(台湾やチベットなど)核心的で重要な国益だけだ」と、共産党報道官は言う。「1万年たとうとも、他国を侵略することはない」 一方で、軍部の中には世界で積極的な役割を担うべきだという声もある。最近のタカ派議論で注目されているのは、人民解放軍大佐で中国国防大学教授の劉明福だ。 劉は新著『中国夢』で、アメリカ中国の無力化を試みるのを防ぐためにも、長期的な軍事的優位を目指すべきだと主張している。この立場は中国政府の公式見解ではないもの

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/04/05
    『(台湾やチベットなど)核心的で重要な国益だけだ』 『中国には「優れた文化」があるから歓迎される』 ナチスという集団が、似たようなことを言っていたっけ。
  • フィギュアの採点改革に効果なし

    ソルトレークシティー五輪の男子ショートプログラムの審判員。不正採点問題の発覚で急きょ審判員を変更して行われた Mike Segar-Reuters 近代オリンピックの創設者ピエール・ド・クーベルタンの言葉を借りれば、オリンピックの精神は「勝つことではなく、参加すること」にあり、「相手を打ち負かすことではなく、よき戦いをする」ことに重きを置く。 競技に対するその理想的な姿勢は、現代のオリンピック選手が表彰台を目指してなりふり構わず突き進む様子からは程遠い。選手たちはあらんかぎりの先端技術と新開発の薬剤を使って(合法だろうと違法だろうと)オリンピックの栄光を手にしようとする。 誰もが、ライバルを蹴落とすためなら嘘でもごまかしでも、盗みでもわいろでもかまわないという気分になる。40年代には、共産圏の重量挙げ選手団を強化しようとロシアの科学者が筋肉増強剤のアナボリックステロイドを開発した。08年の

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/02/28
    それ自体が問題なのは当然だが、調査の仕方が面白い。不正の可能性をデータから引っ張り出している、マイニングそのもの。 『国際連盟にそれが無理だとしても、経済学者にはできるかも』手品師と数学者にもね
  • 異文化の中で勝ち抜いた松井秀喜選手

    メジャーに渡った日人選手が、どのようにアメリカという異文化の中で「キャラ」を作ってゆくのか、そのスタイルには色々なパターンがあるようです。保守的な日球界から飛び出してきたというイメージ(野茂英雄選手など・・・心はともかく、そうしたイメージで受け止められています)、異能の人ゆえに米国の常識から逸脱しても(出塁より安打)許されているイチロー選手、芸能人風のキャラで今でもファンに記憶されている新庄選手など、色々です。 その中で松井秀喜選手の場合は、独自のスタイルを一貫させてきており、アメリカという異文化への対処法としては、非常にユニークだということが言えるでしょう。それは、弁解しない、自己の利益を主張しない、礼儀を徹底的に重視するという姿勢です。そのスタイルを象徴する最大の実例は、今回のヤンキースからエンゼルスへの移籍という事件だと思います。 昨シーズンの末に、ケガの不安を抱える松井選手が

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/02/22
    『リスクを取るということは自爆覚悟の蛮勇ではなく、実は代替案の周到な追求である、ということも教えてくれました』 たぶん、そういう計算をしたわけでは無いんだろうけど。
  • 巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!

    「アンダーカバー・コップ」というと身分を隠して潜入捜査する警察官のことだが、米CBSテレビの『アンダーカバー・ボス』は、大企業のCEOが自社の末端の労働者として仕事の現場に潜入する番組。 たとえば全米のゴミ処理を独占するWM(ウェイスト・マネージメント)社のCEOがゴミ回収の仕事に就く。周囲は彼が社長だとは知らない。テレビカメラは撮り続けているが単なる取材だと言われている。だからゴミ回収車のドライバーが社のCEOを「このオッサン、いい歳して全然使い物にならないな!」と怒鳴りつけたりする。ボスは初めて社員の苦しみ、生活の厳しさを知り、待遇改善の必要を感じたりする。 先週の「アンダーカバー・ボス」はフーターズの社長コビー・ブルックスだった。フーターズは巨乳レストラン・チェーンだ。ウェイトレスはみな巨乳、それがピチピチのタンクトップとホットパンツでむちむちぷりんと客を迎える。女の子の乳と尻と太

    巨乳レストラン「フーターズ」の社長が皿洗いとして自社の店に潜入!
    k-takahashi
    k-takahashi 2010/02/18
    『いちばん驚いたのは、実は、フーターズ本社で制服に支店名を刺繍している場面だった。  Hooters,Tokyo,Japan.  えーっ! やっと日本に進出するのー? 聞いてないよー! 』
  • アメリカはもう台湾を守れない

    米政府は台湾への武器輸出を表明したが、台湾に戦略的価値はないし今のアメリカには小さな民主国家を死守する余裕はない バラク・オバマ大統領はこの一週間、さまざまな相手を怒らせてきた。まず、共和党議員を中身のないただの目立ちたがり屋だと糾弾。EU(欧州連合)に対しては、5月に予定されているEUサミットに出席しない意向を表明した。 さらに、企業に温室効果ガス排出枠を課すキャップ・アンド・トレード方式の新年度予算への計上を見送る方針を決定。環境保護団体に対して、もはやこの方式に期待していないというメッセージを送ったも同然だ。 だが、なかでも最も大きな意味をもつのは、台湾に64億ドル相当の武器を売却するという決断だ。 予想通り、中国は激しく反発した。中国外務省は「多大な内政干渉の一環」であるとし、「強烈な憤慨」という表現で怒りを露わにした。 オバマ政権1年目の中国への対応はブレまくっていた。そのため率

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/02/02
    『外国叩きがプラスに働くという国内の政治事情によって外交政策が左右されるのは危険だ』 『中台問題は、中国と台湾の間で解決されるべき地域問題の一つ』 日本にとっては死活的、って小鳩には聞く耳ないか。
  • シーシェパード衝突の宣伝効果

    1月6日、環境保護団体シーシェパードが昨年10月に導入した小型高速船アディ・ギル号が、オーストラリア南方の南極海で日の調査捕鯨船団の監視船「第2昭南丸」と衝突した。高速船の乗員6人は救助されたが、船首部分が大破。シーシェパードによると、曳航の途中で沈没した。 シーシェパードは最近、アメリカの人気クイズ番組の元司会者からの寄付などで、ノルウェー製の捕鯨船やヘリコプターを購入。日の調査捕鯨船の進路を横切ったり、緑色のレーザー光線を照射するなど妨害行動をエスカレートさせている。団体の代表ポール・ワトソンはウェブサイトで、アディ・ギル号の損害額が200万ドルに上ると主張。「大きな痛手だが、クジラ1頭を失うほうがもっと重大だ。今回の件でわれわれの決意はさらに強まった」と述べている。 強い決意以上にシーシェパードには得るものがあるかもしれない。彼らの活動は、ケーブル局のアニマル・プラネットが放送す

    k-takahashi
    k-takahashi 2010/01/14
    『アニマル・プラネットが放送するドキュメンタリー番組『鯨戦争』で紹介される。08年に始まったこの番組の人気は高く』 アニマルプラネット向けの宣伝工作ってことかな。
  • ソマリアの惨状を世界が見捨てた訳

    1992年当時のソマリアは最悪の状況だった。内戦で無政府状態が続き、武装集団が国連の援助物資を略奪。全土で180万人が飢えに苦しんでいた。 そこへ登場するのが、米軍主導の多国籍軍だ。インド洋には援助物資を積んだ米軍の輸送艦隊が現れ、空からは米軍の攻撃ヘリが物資を運ぶトラックを援護。武装勢力の動きを監視するために米軍の偵察機が首都モガディシオ上空を日夜旋回した。 それから17年。モガディシオは今も衛生状態の悪い難民キャンプに囲まれている。飢餓状態にある人は2倍以上に膨れ上がった。だがもはや、米軍も国連も救援に駆け付けてはくれない。 ソマリアの危機は現在、最悪のレベルにまで深刻化している。暫定政府の軍とイスラム過激派の戦闘が各地で起き、この半年だけで140万人が国内避難民となった。 それなのに、なぜ世界はソマリアに目を向けないのだろう。その答えは、国連と米軍の大規模な救援活動が頓挫した経緯にあ

    k-takahashi
    k-takahashi 2009/11/26
     イスラム過激派が武器を買う金がどこから来ているか考えて、それを(潰せるものなら)潰せばればいいし、そっちの努力はアメリカはやってる。
  • 亀井金融相の「徳政令」がマーケットを揺るがす

    連休明けの株式市場はやや反発して引けたが、銀行株は続落した。亀井静香郵政・金融担当相が、中小企業への融資のモラトリアム(返済猶予)についての政務三役会議を開いて法案の作成を指示し、「臨時国会に提出する」と発言したからだ。藤井財務相も平野官房長官も難色を示しているが、亀井氏は「これはおれの所管だ」と譲らない。 モラトリアムというのは戦争などの非常時に行なわれる「徳政令」で、平時に発動した先進国はない。そんなことをしたら、中小企業の当面の資金繰りは楽になるかもしれないが、銀行は新規融資をしなくなり、日経済は大混乱になるだろう。しかもそれによって銀行経営が苦しくなったら公的資金を注入しろというのだから、90年代の「金融社会主義」の再来だ。郵政民営化についても、民主党の方針にさからって一体化を主張し、郵政国営化をめざしている。 事前の情報では亀井氏は防衛相が有力視されていたが、彼が訪米したとき暴

    亀井金融相の「徳政令」がマーケットを揺るがす
    k-takahashi
    k-takahashi 2009/09/28
     『彼を押えることができるのは、小沢幹事長だけだろう』 ああ、なるほど。これも小沢が鳩山を支配する策略の一つなわけね。
  • 世界で最も危険な韓国人、潘基文

    歴史的にレベルの低い国連事務総長のなかでも際立って無能。核拡散の脅威や難民危機にも関心を示さない潘のおかげで、国連はあってもなくても関係ない存在に堕ちた 見た目にはきわめて重要なポストでありながら、歴代の国連事務総長はどちらかと言うと大した実績を上げてこなかった。 アメリカの国連大使だったダニエル・パトリック・モイニハンは、自身の回顧録「危険な場所」のなかで、70年代に事務総長を務めたオーストリア人のクルト・ワルトハイムをこう評している。彼は「郵便局」のようだった。「やや古臭いが、オーストリア・ハンガリー風にそこそこ効率的な経営がされていた。誰かと向き合うと、世間話をしながら心のなかでは郵便の仕分けをしているような男だ」 ブトロス・ブトロス・ガリ元事務総長はどうか。90年代のボスニア・ヘルツェゴビナ紛争でセルビア人勢力が破壊の限りを尽くしているとき、彼は傲慢さと無責任さを発揮。クリントン米

    k-takahashi
    k-takahashi 2009/06/24
     ガリ、アナンの後だということを少しは考慮してあげてもよいのでは。状況の影響は小さくはない。
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