第1回 私の中に「奇」はない ｜ 橋本治＋浅田彰 日本美術史を読み直す――『ひらがな日本美術史』完結を機に―― ｜ 橋本治 , 浅田彰 ｜ 対談・インタビュー ｜ 考える人 ｜ 新潮社

著者： 橋本治 , 浅田彰 先日亡くなった橋本治さんは、『ひらがな日本美術史』全７巻完結後に、浅田彰さんと「新潮」2007年８月号にて対談をしました。浅田さんが『ひらがな日本美術史』という仕事を高く評価していたことから実現したもので、活字になったの二人の対談はこれ一回のみです。二人の大ファンである私にとって、この対談は夢のような時間でした。今回、浅田彰さん、橋本治さんご遺族のご厚意により、この「新潮」掲載版の対談を復刻掲載いたします。（編集長 松村正樹） 浅田 お久しぶりです。二十五年くらい前に、『広告批評』が紀伊國屋ホールで開いたシンポジウムで、オブザーヴァーと称して隣どうしに座らされて以来ですよね。 橋本 あれは何だったんですかね。僕はオブザーヴァーになってくださいって言われた記憶もないんですよ。客席にいてくださいって言われて、何か最後に言ってくださいって言われて、すごく過激なことを言

[maketexlsr]

橋本治が病を得る前で聞き役も確か。良い対談。

[kiku72]

“2019年4月22日”

[bokmal]

“近代以前は洗練する時間的な余地があった。でも、近代以後になると洗練する余地がなくなった。だから、年寄りよりも若者がやることのほうがいい、となってしまった”

[haruhiwai18]

"宣長に人に説明しようという気がないんだと思う。だって、あれで分かれというのは無理ですよ。""宣長がたまたま和歌が好きだった、ということではなんで悪いんだろうと考えちゃうんですよ"　→いちいち面白い。

[YOW]

奇想の系譜的な流れに対するオーソドックスの追究をという話

[zeroset]

『ひらがな日本美術史』完結時の対談を掲載。"ルーツについて、一個わかるとそのキイによって全部がわかるという考えかたは、あまりにも単純すぎないかっていうふうに私は思うんですよ。"

[songsfordrella]

おお、この対談がウェブでも読めるようになったのか。

[yyamaguchi]

「「奇想の系譜」だけを追いかけるのはやはり問題…伊藤若冲が忘れられた画家だとかいうけれど、あえて京都人として言わせて貰えば一回も忘れられたことはないと思うし（笑）、現に夏目漱石の『草枕』にも出てくる」

[bt-shouichi]

『奇想の系譜』の弊害ってのはあるわな