市立平良図書館の移動図書館車「みらい号Ⅱ世」が27日、県立宮古病院で、本の貸し出しサービスを開始した。今後は同病院を定期ステーション化し、毎月第4金曜日に巡回。利用者ら病院関係者に数多くの書物と資料を提供する。 みらい号のステーション化は図書館側の打診で実現した。病院利用者や高齢者の利便性向上を図った。 みらい号の蔵書は約3000冊。一般書や児童書のほか、小説、文献、資料など幅広いジャンルの書物をそろえた。県が制定したがん条例に関する資料120冊も常備している。 同車にはない本のリクエストがあれば次回巡回時に用意して貸し出す。返却は同病院に設置する回収箱に入れるだけで良いので利用者の利便性は高い。 病院に訪れたみらい号車内は初日から多くの人出でにぎわった。利用者はそれぞれ好きな本を手に取って目を通し、深く読みたい本を借り出していた。 早速、本を借りた安谷屋正明院長は「病院には長期入院されて