パンダパンにてんぐパン、ひこうきパンもおいしそう――。子どもたちに大人気の絵本「からすのパンやさん」の続編4冊が今年、40年の時を経て出版されました。続編のこと、長いあいだ絵本を通して向き合ってきた子どもたちのこと。作者の加古里子(かこさとし)さん(87)に聞きました。 ■伝えたい「みんな特別な子」 ――続編は、パン屋さん夫婦の成長した四つ子を、それぞれ主人公とした4冊です 「パンやさん」を出してすぐのころから「続きを描いて」という子どもたちの声は届いていました。続きで落胆させたくない。アイデアを出しては自分でダメと決める繰り返しでした。こりゃいかん、子どもたちが大人になってしまった、と本格的に考えるうち、4羽を食べ物屋にするアイデアが浮かびました。 ――なぜ食べ物なのでしょう? 絵本を読む子どもたちはこれから生きて、伸びていかなければならない存在です。そのために大切なのは食べること。「か
今年(2013年)4月、佐賀県武雄市でTSUTAYAの親会社により管理運営される公共図書館がオープンしたことは大きな話題を呼んだが、今、図書館のあり方は世界各地で見直されようとしている。例えばフランス国立図書館は、google booksの電子化攻勢に対抗しようと自前のデジタルアーカイブ「Gallica」を構築したほか、所蔵する画像資料の公開を目的として、facebookやpinterestなどといったソーシャルメディアを積極的に活用している。一方、わが国の国立国会図書館は、歴史的音源へオンライン上からアクセスできる特設サイトを公開し、東郷平八郎の演説などといった貴重な音声資料をアップロードした。さらに、今月17日武庫川女子大学の付属図書館がリニューアルオープンし、学生の意見を受けて談話や飲食が可能なスペースが設けられたことは大きな話題を呼んだ。 変わりつつある公共図書館のあり方を考える糸
図書館は変化している。多くの本を所蔵し、貸出業務をおこなうこれまでの伝統的な図書館としてだけではなく、デジタル化されたインフォメーションにもアクセスでき、まるでカフェのような居心地を提供する…。Google Booksなどを通じて図書館の役割が大きく変化する中、失われつつある地域コミュニティの中心的なハブとして新たな役割を担っている図書館もある。 そして、世界にはその美しい建物によって人々を魅了する図書館が数多くある。そうした図書館は、たんに美しいだけではなく、伝統や歴史を反映しており、失われつつ紙メディアの価値や、図書館が神聖な場所として担ってきた価値を思い出させてくれる。本誌は、世界中の図書館から伝統的で美しい建物を7箇所選んだ。 これらはニューヨークにあるアンドリュー・カーネギーらの大富豪によって設立された公共精神に溢れた図書館をのぞいて、ほとんどが修道院か大学だ。これらは、中世以来
市立平良図書館の移動図書館車「みらい号Ⅱ世」が27日、県立宮古病院で、本の貸し出しサービスを開始した。今後は同病院を定期ステーション化し、毎月第4金曜日に巡回。利用者ら病院関係者に数多くの書物と資料を提供する。 みらい号のステーション化は図書館側の打診で実現した。病院利用者や高齢者の利便性向上を図った。 みらい号の蔵書は約3000冊。一般書や児童書のほか、小説、文献、資料など幅広いジャンルの書物をそろえた。県が制定したがん条例に関する資料120冊も常備している。 同車にはない本のリクエストがあれば次回巡回時に用意して貸し出す。返却は同病院に設置する回収箱に入れるだけで良いので利用者の利便性は高い。 病院に訪れたみらい号車内は初日から多くの人出でにぎわった。利用者はそれぞれ好きな本を手に取って目を通し、深く読みたい本を借り出していた。 早速、本を借りた安谷屋正明院長は「病院には長期入院されて
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