美崎氏の本はどれも面白くて良く売れているようだ。 この本もすごく面白くて勉強になった。 なので「どうしてこの本は面白いのだろう」と真剣に考えながら読んでみた。 そして浮かび上がってきたのは、以下のポイントだ。 当たり前なことを違う視点で見ている トピックごとに具体例が入っているためリアリティーに富んでいる こだわる部分は徹底的にこだわっている ときどき脱線してお茶目な部分が見え親近感が湧く まず、「当たり前なことを違う視点で見ている」について。 本書には「年賀状は続けることに価値がある」という項目がある。 多くの人、特に僕らのようなデジタル人は「年賀状は虚礼だから廃止しよう」という傾向が強いと思っている。 僕はここ数年迷いつつ、消極的に続けている感じだったのだが、美崎氏はハッキリとした視点を持っている。 「年賀状は、今まで会った人との距離を縮め、何度も会うという物理的な時間を短縮してくれる