タグ

ブックマーク / blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime (14)

  • 震災雑感

    東日大震災が起こった時、私は自宅にいた。仕事の合間にたまたま戻っていた。拙宅はマンションの低層階(2階)なので、物的被害は、棚に置いてあったモルト・グラスが一個割れただけだった。 揺れ(おそらくはタテ揺れ)を感じてから横揺れに移るまでの時間が長かったので、「震源は遠いな。まあ大丈夫だろう(東京の直下型ではないから)」と思っていたが、横揺れの時間が長いので、揺れの終盤は幾らか心配な気持ちにはなった。 割れたグラスを片付けて、急いで次の仕事に向かおうとした。しかし、近所の大通りには多くの人が歩いていて、タクシーに空車はなく、地下鉄もJRも動いていないので、自宅に戻った。結果的に、「帰宅難民」にならずに済んだ。 拙宅は、新宿区にあるので、目下、東京電力の「計画停電」の対象外だ(一方でありがたいが、他方で不公平なので申し訳なく思う)。 総合的にみて、私は、この震災に関して、東京都民としては恵ま

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2011/03/26
    「自粛」は別段正義ではない。他人が楽しんだり、無駄遣いをしたりすることにケチを付けるのは愚かで有害だ。 他方、経済活性化が正義だと消費を勧めるのは押しつけがましいし、豪遊を誇るのは無粋だ。
  • 大相撲の八百長問題はどうなるのか?

    大相撲に八百長があることは「大人の常識」だったと思うので、今更「ほら、やっぱり!」と言おうとは思わないが、八百長が大問題になっている。 相撲協会は、大阪場所を中止し、新公益法人認定の申請スケジュールも白紙化して、先ずは、八百長問題の徹底解明に努めるとして、現在、関取全員に対するヒアリングを進めている。トラブルシューティングとして、ここまではこれ以外にやりようのない対応だったと思うが、さて、これからどうなるのか。 インタビューに応じた、横綱白鵬が、記者の質問に対してなかなか興味深い答えを返した。 以下のやりとりは、ネットのスポニチ「Sponichi・Annex」の記事からの抜粋だ。(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2011/02/09/kiji/K20110209000214530.html) ==========================

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2011/02/10
    インタビューに応じた、横綱白鵬が、記者の質問に対してなかなか興味深い答えを返した。
  • 「百姓!」という心の叫び

    他人に対してネガティブな感情を持ったとき、読者は何と叫ぶだろうか。もちろん、良き社会人は、面と向かって他人を罵ったりしないだろうから、心の中で叫ぶ。その声を聞いてみて欲しい。 「バカ!」、「屑!」、「嘘つき!」、「畜生!」、「ブタ!」、「悪党!」、その他、いろいろな言葉があるが、人間は、褒めたり、喜んだり、する場合よりも、怒ったり、軽蔑したりする感情を抱いたときにこそ自分の価値観を正直に表すのではないか。 正直に言おう。筆者の場合は心の底で「百姓!」と叫んでいることが多い。頭の中だけで怒る時に「バカ」と罵っていることがよくあるが、「腹を立てて」感情が波立った時に心の中に湧いて出る単語は「百姓!」だ。意味としては「田舎者」を指して使っているように思う。もちろん、百回中99回は心の中に思い浮かべるだけで、実際に口に出したりはしない。 筆者自身は北海道の出身であり(生まれは旭川市、育ちは札幌市)

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2011/02/10
     それでは、近時、どんな相手に対して「百姓!」と(心中で)呟いているか。
  • 我が、「減量」の試みについて

    カタカナ名前の不動産屋が「我々が大家になりました」と現れたのは10月だった。11月にドタバタと自宅を引っ越した。 経緯の詳細は「週刊ダイヤモンド」や獨協大学の授業でも取り上げたが、この不動産屋は、中古マンションを買って、リフォームして再版するビジネスを手がける業者で、最初は「住んでいる人が買うと得だから、買わないか」と言ってきた。しかし、買うには価格が高過ぎることを指摘して断ると、「では、引っ越しに関わる費用を全額こちらが持つので、近隣の同等物件に引っ越しませんか」と持ちかけてきた。そこで、この話に乗ったのだった。 考えてみると、ここ4年ほど、転職も引っ越しもしていなかった。満足の行く候補物件が他の客にきまらないうちに引っ越しを決めたいと思ったので、せわしい引っ越しになったが、今や何とか落ち着いた。 ブログを更新したい、と思う余裕が生じた。 さて、この引っ越しに際して、自分の部屋が少し狭く

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2010/12/21
    この引っ越しに際して、自分の部屋が少し狭くなるので、自分が使う本棚を三つから一つに減らすことにした。そのため、本棚一つの三分の一程度の本をスキャンしてPDF化し、三分の二の本は捨てた。本を捨てるに際して、
  • 水瀬ケンイチさんと共著の「ほったらかし投資術」が出ました

    「ほったらかし投資術」(水瀬ケンイチ、山崎元著。朝日新書)が12月10日に発売された。当ブログでは、自著の宣伝はやったりやらなかったりなのだが、共著者の水瀬ケンイチさんのブログの販売への貢献が非常に大きいので、私としても、何も告知しないのは肩身が狭い。 内容は、個人投資家向けのインデックス投資ガイドブックで、水瀬さんの投資体験記、私の理論編、インデックスファンドの商品ガイド、インデックスファンドのファンドマネジャーへのインタビューなど盛りだくさんなものになっていると思う。 水瀬さんは既に有名な方だが、人気の投資ブログ「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」の管理者で、ご自身がインデックス投資家でもある(職は堅い会社の会社員で愛家だ)。 水瀬さんとは、過去3、4度お会いしたことがあるだけだったが、ブログを読んで、(1)情報提供が正確で且つ対象に対する敬意がにじみ出ていること、(2)文章が上品

    水瀬ケンイチさんと共著の「ほったらかし投資術」が出ました
  • iPADの印象

    先日、散歩のついでにiPADを買って来た。WiFiの16GBという最もロースペックなものだが、家の中で触って遊ぶにはこれで十分だと思った。それに、使いよいとなれば、家人用にもう一枚買うつもりだったので、ともかく入手を優先した。 入手してみた印象をいうと、「これは使える!」だ。拙宅では、もう一枚買おうということになった。 尚、私は、パソコンで長時間仕事をしているが、平凡なソフトと、検索エンジンやRSSリーダー、ブログなど、ネット上に世間が用意してくれたものを使うだけの、リテラシーの低いユーザーである(要は、少し機械好きなだけのオヤジだ)。こんなユーザーでも、iPADは簡単に使えて、直ぐに便利だと思った。 何よりもいいのは、ノートパソコンをスリープから復帰させるときに表示される、「ウィンドウズを再開しています」という表示に続く数十秒の待ち時間がないことだ。あの、画面との「再会」までの時間は間延

  • これから面接に臨む学生のために

    久しぶりにエントリーを書く。しばらくブログのエントリーを書かなかった理由は、獨協大学の授業の準備に手を取られていたことと、最近始めたTwitter(アカウントはyamagen_jp)の方がブログよりも何となく居心地がいいことが理由だ。 そのTwitterで、大学生の就職事情が厳しいことについて同情的なツイートを書いたら、ある方から「自分がどうありたいのか、とことん気かどうか? あがいているか? 」というツイートが返ってきた。私は、これは学生に対するアドバイスあるいは、意見であろうかと解釈して、「自分探しよりも、会社を知ることが大事。自分にではなく、会社・仕事に興味のある人を会社は採る 」と返信した。 思うに、面接では、自分のあれこれをアピールすることよりも、相手の話を聞くこと、それも有り体に言えば、相手に気分よく話させることの効果の方がずっと大きいような気がする。 私の得意分野ではないが

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2010/05/18
    面接では、先ず、「相手の言語」に素速く且つ最大限合わせることに注力すべきだ。  面接官が使う言葉のスピードや響き、語彙の傾向などを把握して、なるべくこれに合わせようとするだけでも印象が違う。
  • インデックス投資の本を書くことになりました

    人気の投資ブログ「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」で既に発表されていますが、同ブログの管理人である筆名・水瀬ケンイチさんと私の共著で、インデックス投資を書くことになりました。 出版社は追って発表しますが、インデックス投資でもあり、なるべく低価格で、手に馴染みやすいコンパクトな装丁のにしたいと思っています。 出版時期も未定ですが、私は、今年度の前半は獨協大学の授業の準備に時間を取られるので、夏休みに仕上げに掛かって、秋に出版というくらいのスケジュールを想定しています。のセールスのためには、世界の株価が順調であればいいなあ、と思っています。 水瀬さんは、会社に勤める傍ら、ご自身がインデックス投資家で、内外の株式インデックスに投資されて、着々と資産を形成されています(←エライ!)。私は、「インデックス投資ナイト」でお会いしたり、梅屋敷にお邪魔したりして何度かお会いしていますが、顔写

  • Twitterをしばらくやってみて

    Twitterのアカウント(yamagen_jp)を登録して一月半が経過した。始めた経緯は当ブログに書いたとおりだが、初日から数百人単位のフォロワーができたこともあって、ほぼ毎日読み書きするようになった。 今のところ、Twitterは、概ね面白いと思っている。 情報のやりとりが早いこと、字数制限がプラスに働いて気軽に投稿できること、ブログや掲示板よりも「荒れない」こと、などが長所だ。 情報のやりとりの早さは、発信したツイートに対する反応の早さで実感することが多いが、Twitterの最大の魅力だろう。書いて、送って、直ぐに反応がある、というのは張り合いがある。ブログ上のやりとりはFAXや文通に近い時間感覚だが、Twitterはちょっと時差のあるテレビ会議くらいのスピード感だ。 もっとも、反応=(精神的)報酬と考えると、頻繁に報酬があることが心地よい刺激になるという心理は、毎月分配型ファンドを

  • ベーシックインカム7つの長所

    3月15日の『日経済新聞』朝刊の「領空侵犯」というコラムで、ベーシックインカム(BI)について語らせて貰った。書いたり、語ったりするたびに思うのだが、BIは、「夢の制度」ではないものの、さまざまな反論に強い「悪くない制度」だ。 まとめるのに「7つ」がいいかどうか分からないが、改めて、長所をリストアップしてみる。 (1)BIは、コスト(特に官僚や業者による中抜き)の小さい富の再配分だ。 生活保護、雇用保険、年金、それに公共事業等々再配分の仕組みは多々ある。一つの大きな問題は、再配分の過程で、官僚や業者による「中抜き」が起こることだ。これが少なくて済む分、BIはスッキリしている。 (2)BIは、手続きが単純だ。 書類を書いて申請したり、その申請を受理して貰ったりしないと、貰えるものが貰えない制度は感じが悪い。 (3)BIは、使途が自由で、国の介入が少ない。 余計なお世話が少ないことが自由主義

  • 自民党に再生の可能性はあるか

    総選挙翌日、先週月曜日配信の「JMM」で、編集長の村上龍さんは「わたしは、自民党は崩壊するしか道がないような気がします」と書かれていた。小泉路線の総括をせぬまま、意見の分裂を抱えて大敗したので、責任の所在が不明であり、対立の解消方法がなく、立て直しようがない、という見立てだった。 私、山崎元は、物心ついた時から反自民党だった。いかなる選挙でも自民党所属ないし自民党推薦の候補者に投票したことはない。北海道に住んでいた、小学生の頃には社会党の候補者(横路節雄氏)に何となく好感を持って、近所のオバサンに投票を進めていたし、中学生の頃には、団地の向かいの家のオバサンが、確か知事選の時に、「北海道にたくさんお金を持ってきてくれるのは自民党の方なのだから、自民党(の候補者)に投票しなければ損だ」と言うのを聞いて、こいつは人間以下の下等動物だ、と心から怒った感覚をまだ覚えている。 それから、ざっと40年

  • 元官僚の友人と会った

    数日前、路上でばったり学生時代の友人に会った。概ね同年代だが、彼の方が少し年上だ。ある経済官庁にいわゆるキャリア官僚として就職した。数年に一度くらい会う機会のある相手で、この日も数年振りだった。 近くの喫茶店でアイスティーを飲みながら身の上話を聞くと、昨年官庁を辞めて、現在はある民間会社の幹部社員だという。 以下、断片的で恐縮だが、彼の話で印象に残った台詞。 (1)「去年、役所を辞めたのは、もう役所には将来は無いと思ったから。これからは、天下りだってなくなっていくし、どうせ民主党政権なんだろう。役所関係の知り合いは、だいたいが『お前、いいときに辞めたな』と言うよ」 (2)「現在の○○省(注;彼の出身官庁)には、もう『目的』というものがない。人事評価にも『信賞必罰』というものが機能していない。そんな職場は嫌だ」 (3)「この頃は役所の建物もセキュリティが厳しくてね。あれやこれやと手続きを作っ

  • 「群れない社会主義者」森永卓郎先輩のこと

    森永卓郎氏のブログが久しぶりに更新された。おそらく彼のテレビでの発言が問題となって、コメント欄がいわゆる「炎上」状態となって3ヶ月くらい更新が止まっていたが、最近になって静岡県のヤキソバ(おかべ焼きそば。玉露入り)の写真がUPされた。直接見聞きしていないことでもあり、氏のテレビでの発言については、ここでは論じない(この件に関連するコメントはご遠慮下さい)。 森永氏は私の一歳年上だ。同じ大学の同じ学部を卒業しているし、長らくUFJ総研に在職されていたので、世間的には「先輩」ということになる。 UFJ総研では、同時期に4年半過ごしていたわけだが、会社でお会いしたのは、ほんの数回だった。エレベーターの扉が開いて、まるで紙袋を下げたたトトロのように森永氏が現れたことが二、三度あって、これが印象に残っている。テレビで見る印象よりもさらに小柄で丸かった。 「証券会社の社員ではない経済のコメンテーター」

  • 筆坂秀世「日本共産党」に見る、人生の急所

    筆坂秀世さんの「日共産党」というを読んだ。この小文では政治家としての彼や日共産党を論じるわけではなく、一人の人の人生について感想を述べるだけなので、「さん」付けとする。 この(新潮社新書)は、共産党の元幹部(ナンバー・フォーだったらしい)が党の実態を赤裸々に書いたということで話題のだが、何となく気になって、買ってみた。共産党という政党については、また気が向いたら何か書くかも知れないが、こので一番気になったのは、筆坂さんが、党幹部を降ろされて、最終的には離党に至ったきっけとなった、セクハラ事件の、事後処理についてだ。 ご人の名誉に関わることなので、詳しくは、このを読んでいただきたいと思うが、筆坂さんは、後に彼を訴える女性と秘書と三人で、カラオケボックスに行って、その女性と何度かダンスを踊り、デュエットなどを嗜む。その際に、肩に回した手が腰に降りた、ということで、これが、「党の

    k_u_m_a2000
    k_u_m_a2000 2006/06/01
    こうした場合、「常に」、個人としての価値観とプライドを尊重することが大切
  • 1