ブックマーク / yaneurao.hatenadiary.com (16)

  • Code Reading ――― 他人のコードを読む! - やねうらおブログ(移転しました)

    自分ではソースがすらすら書けるのに他人のソースをほとんど理解できないという人が居る。 他人のソースを理解できないという傾向は仕事でしかプログラムに関わっていないという人に顕著だ。仕事の過程であまり他人のソースを読むことはないから(他人のソースを読む作業は直接的な生産作業ではないから)、そういう能力が養われない。おまけに資料(ハウツー)は会社のお金で買ってもらえたり、理解の及ばない部分を前任者に説明を求めたり、あまつさえフローを書いてもらったりできる。はっきり言って生ぬるい。そういうことをする限り、コードを読む力が養われるはずがない。そういった環境に自分の身を投じること自体が、技術者としての自分をダメにしているというのに多くの人はそれがわかっていないのだ。 この、他人のソースを読む力というのは、うちの会社でやっているような移植作業だと特に重要視されるものである。今回のアルバイト募集でそのへ

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    k_wizard 2021/04/23
  • 「捨て駒」がなんだかわかってない奴、多杉 - やねうらおブログ(移転しました)

    今日は『将棋世界』の取材があるのだが、将棋のこと考えていたら寝れないので将棋について日頃思っていることをぶちまけてみる。 もう何度目にしたかわからないのだが、小説やドラマでよく「捨て駒のように俺を粗末に扱いやがって」みたいな表現が出てくるのだが、これが将棋指しから見ると極めておかしい、誤った表現である。将棋について理解のない人にとって「捨て駒」とはそういう認識なのだろうが…。今回はこのことについて詳しく説明する。 まず、将棋は捕獲した駒を手駒に出来る。これはチェスとは違った特徴である。チェスは手駒という概念がないので、取った駒はただ盤上から消えていく。将棋は違う。手駒になる。銀は4枚しかなく、初期盤面では先後2枚ずつ割り振られているが、相手から1枚取るとこちらは盤上に2枚、手駒で1枚と併せて3枚になる。相手は盤上に1枚だけであるから、3対1の戦力になる。 銀の価値が300点だとしたら、相手

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    k_wizard 2014/01/14
    チェスも駒に点がついてたり。
  • ドワンゴの川上会長との対談その後 - やねうらおブログ(移転しました)

    ドワンゴの川上会長と私との対談記事が公開された。当日、緊張のあまり、うまくしゃべれていなかった私であるが、4Gamerの神編集によって素晴らしい対談記事へと昇華しており、twitterでの言及数はこの対談シリーズのなかで現時点ですでに過去最多を記録している。是非、ご覧いただきたい。 電王戦,なんで勝てたんですか?――「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」第15回は,「BM98」を開発した伝説的なプログラマー・やねうらお氏がゲスト http://www.4gamer.net/games/001/G000183/20131222001/ 関連) ドワンゴの川上会長に聞くべきだった『経営はなぜクソゲーなのか?』 http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20131126#p1 記事が公開されてから3日間は4Gamer.netの注目記事ランキング1位だったようだ。また、ニコニ

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    k_wizard 2013/12/27
  • ドワンゴの川上会長に聞くべきだった『経営はなぜクソゲーなのか?』 - やねうらおブログ(移転しました)

    昨日、ドワンゴの川上会長と2時間ほど対談をさせていただく機会があった。 4Gamer.netの『ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!』という企画である。 対談自体はいろいろ裏話が出て、のちにWikipediaにそのまま転記されると思われるような内容も多数あった。 例えば、初期のニコニコ動画においては運営はアニメなどの動画投稿(明らかな著作権違反)に対してもほとんど取り締まりをやっていなかったわけであるが、これは、BM98に倣い、作者は仕組みを提供するが、曲の提供者がどんな曲をアップするのか(例えそれが著作権違反であろうと)には感知しない、というスタンスを参考にされたとのことだった。 そ、、そうなのか!誰かWikipediaに転記しといてくれ! 「ニコニコ動画は、ワシ(やねうらお)が育てた」って今日から言って回るわー。 ※ 飲み屋でおっさんが「イチローはワシが育てた」と言ってる程度の意味で。

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    k_wizard 2013/11/28
  • 第三回電王戦 こぼれ話 - やねうらおブログ(移転しました)

    ■ これ、あかんヤツや! 新ヒーロー登場 やねうら王さん「これ、あかんヤツや!」 私の喋った部分だけの動画がアップされていました。私がこの動画中で「これ、あかんヤツや!」と言っているのですが、これがいまニコニコ動画の将棋ファンの間で流行語になってるみたいです。 動画では私は寝不足と極度の疲労状態のため、ちょっと拙いしゃべり方になっていますが、話している内容はなかなか面白いですね。これなら、まあ合格点。普段はもう少し明晰なしゃべり方なんですよ? ちなみに私は電王戦終わって布団に横になったら24時間ぐらい爆睡してしまいました。よっぽど疲れが蓄積していたんでしょうね…。 ■ やねうら王、強いてゆうといて! YSSとやねうら王の3位決定戦のあとのインタビューで、YSSの山下さんに私が「やねうら王、強いてゆうといて」と言うシーンがあります。 あれは、かつてプロ棋士の神吉先生と加藤一二三先生の対局で神

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    k_wizard 2013/11/06
  • ソーシャルゲーム運営地獄 - やねうらおブログ(移転しました)

    実際に関係者から聞いた話なのだが、いま、底辺のソーシャルゲーム会社は大変なことになっているらしい。底辺じゃない会社もそれなりに大変なものかも知れないが、底辺の会社はそれどころの騒ぎではないようだ。 まず、プログラマーの力量に合っていない。 「ソーシャルゲーム(の開発を)舐めんな」みたいな話は大手の開発会社のプログラマーからよく聞くが、人数がある日突然何万ユーザーも増える。このへんの流入する人数の調整が利かない。 もともと何十万人規模の接続をさばくには、MMORPGなどのオンラインゲームよりもシビアであり(普通、MMORPGでもワールドがわかれていて、1つのサーバーの常時接続人数は数千人規模に収まるので)、大人数になったときにうまくスケールアウトするように設計するためには、ゲームシステム自体がそのへんを考慮してうまく練られていないといけない。 ところが、底辺ゲーム会社だと、社長がそのへんの理

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    k_wizard 2013/09/17
  • ゲーム性が皆無なソーシャルゲームなんか存在しません! - やねうらおブログ(移転しました)

    ゲーム性が皆無なソーシャルゲームなんか存在しません!」 すみません、出オチでした。 このブログにアップするために「ソーシャルゲームは情弱を騙して稼ぐアコギな商売だ」という前提ありきでかなりの長文記事を書いてみたのだが、読み返してみると面白くもおかしくもならなかった。ただのゲームのシステムの詳説というか…ただのガーディアンクルス(スクエニのソーシャルゲーム)の攻略記事になってしまっていた。 ここに至り、どうも前提自体が間違っていることを認めざるを得ない。 まず私は大前提として「ソーシャルゲームゲーム性など皆無のゲームである」と思っていた。ゲーム性が皆無のゲームで情弱を騙して稼いでいるのだと思っていた。ガーディアンクルスもシステムを理解した段階では「ああ、天下のスクエニもこんなゲーム性皆無のゲームを作って情弱を騙してやがるんだな」と思った。しかしその認識は間違いだとやがて気づいた。 ガーデ

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  • 子供チャレンジのDVDがチャレンジングすぎる件 - やねうらおブログ(移転しました)

    息子が四歳になり、子供チャレンジの教材でひらがなを覚えた。子供チャレンジの教材にはDVDがついてきており、これが秀逸で、DVDメニューで正しい選択肢を選んでいくと物語が進んでいくようになっている。もちろんその選択肢はひらがなで書いてある その今月のDVDなのだが、「どうぶつえんにいこう!」というのがあって動物園に遊びにいくストーリーになっている。コメディアンらしき二人が家を出かけるところからなのだが、最初の選択肢が 1) くつをはく 2) くつをあらう 3) くつをしまう である。 息子は迷わず2)を選択。 「くつをあらう」 そうするとそのコメディアンらしき人がおもむろに A「さ〜、をまず洗うか〜」 とか言ってゴシゴシ洗い出すのである。まったく意味不明である。頭おかしい。 そして、洗いたてでびしょびしょので家を出発。 A「がびしょびしょで歩きにくいよ〜」 B「ねぇねぇ、どうして洗っ

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    k_wizard 2013/04/15
    せがれいじり
  • ゲームの世界の経済学が現実世界に通用するという話 - やねうらおブログ(移転しました)

    最近、私の会社では年商1,000億円ぐらいの規模の会社の販売管理系のシステムを開発しているのだが、どうもこのシステムの設計意図が私にとってはまさにデジャヴというか、「もうかれこれ10年ぐらい前にこれと同じこと考えてたよなー」と思ったので、そのあたりのことをだらだらと書いてみる。 いま、話を単純化するために店頭販売価格をいくらにすればいいかを決定するシステムを作りたいとしよう。 まず、経済学の教科書によく載っている需要曲線というのは次図のような反比例っぽいグラフである。 経済学の教科書では、これと供給曲線とを重ね合わせて、その交点が均衡価格(市場価格)だと説明がある。 販売する側の視点に立った場合、最適な価格(利益を最大化できる価格)というのは、均衡価格では決してない。そこで、いま供給曲線については考えないことにして、利益を最大化できる価格で売る、とだけ考えよう。 近年、インターネットの価格

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    k_wizard 2013/02/20
    ROのエル塊も前は高かったけど需給安定して安くなった
  • 古くて新しい自動迷路生成アルゴリズム - やねうらおブログ(移転しました)

    最近、ゲーム界隈ではプロシージャルテクスチャー生成だとか、プロシージャルマップ生成だとか、手続き的にゲーム上で必要なデータを生成してしまおうというのが流行りであるが、その起源はどこにあるのだろうか。 メガデモでは初期のころから少ないデータでなるべくど派手な演出をするためにプロシージャルな生成は活用されてきたが、ゲームの世界でプロシージャル生成が初めて導入されたのは、もしかするとドルアーガの塔(1984年/ナムコ)の迷路の自動生成かも知れない。 なぜ私が迷路のことを突然思い出したのかと言うと、最近、Twitterで「30年前、父が7年と数ヶ月の歳月をかけて描いたA1サイズの迷路を、誰かゴールさせませんか。」というツイートが話題になっていたからである。 この迷路を見て「ああ、俺様も迷路のことを書かねば!俺様しか知らない(?)自動迷路生成のことを後世に書き残さねば!」と誰も求めちゃいない使命感が

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    k_wizard 2013/01/26
  • 定期的に繰り返し実行する簡単ではないお仕事 - やねうらおブログ(移転しました)

    いやー、この問題は当に難しい。難しすぎて、どうやって解決すればいいかいまだによくわからない。わからないので、ここに書いてみる。 最初、とあるお客さんのために「ひよこの餌やりプログラム(仮)」を作っていたんだ。開始ボタンを押すとひよこの餌が出てくる。たったそれだけのプログラム。 今回は、これを「定期的に実行する機能が欲しい」と言われた。 この要望を実現するのがすこぶる難しかったんだ。 「やねうらおってそんなプログラムすら書けないの?老害なの?」 とか言わないで欲しい。この問題、当に難しいんだよ! ■ 1度目のひよこの全滅 まず、この要望に沿って、私の会社のプログラマが当初、次のようなダイアログをつけたわけだ。 繰り返し実行のところにチェックを入れた場合、ここで指定された時間後にも繰り返し実行する。単位は分で指定する。1日ならば60×24 = 1440を指定する。そうすると、ひよこの餌やり

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    k_wizard 2012/06/27
  • 0÷0がよくわからない件 - やねうらおブログ(移転しました)

    小学校の計算問題で「0÷0=」という問題が出て、(その教師の用意していた)答えが「0」だったらしく、その生徒の親に高校の数学教師が居て、「こんなの不定に決まってるだろ」と猛烈に抗議をしたが、その小学校の教師にはその意味が理解できなかった。それで仕方なく校長のところに話を持っていき、なんとか決着がついた。 まあ、それ自体は昔からよくある話なのだが、何故、いまだに小学校で「0÷0」を計算問題として出してしまう小学校の教師が後を絶たないのだろうか。 その理由を簡単に説明する。 私も高校数学の教免(一種)を持っているのだが、まず、「0÷0=」なんて学校で習ったことがない。 小学校のときの計算問題でそんな問題を出されたことは一度もない。要するに知らない。考えたこともない。 しかし、小学校では割り算を掛け算の逆操作として定義していて、 2 × 3 = 6 のような掛け算から、 6÷3=2 を導く。 こ

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  • はてなのCAPTCHAを破るプログラムは30分で書ける - やねうらおブログ(移転しました)

    CAPTCHAとは、スパムコメントなどを防止するための認証画像のことである。 それにしても、はてなのCAPTCHAはひどい。無いよりマシという考え方もあるのでそれについてはあまり議論する気は無いのだが、それにしてもこれを破るプログラムは30分あれば十分書ける。 具体的には、はてなのCAPTCHAには8つの好ましくない特徴と、2つの脆弱性がある。 ■ 8つの好ましくない特徴 ・画像自体のサイズが小さすぎる。→ こんなに小さいと探索量(計算量)が小さくて済む。 ・フォントにゆがみがない → フォントはある程度変形させたほうが良い。変形させてあるとテンプレートマッチングがしにくくなる。 ・フォントが固定。→ フォントは毎回変えたほうが良い。 ・フォントを回転させていない → フォントは文字ごとにある程度ランダムに回転させた方が良い。 ・フォントサイズが一定 → フォントサイズは文字ごとにある程度

  • 第19回世界コンピュータ将棋選手権 - やねうらおブログ(移転しました)

    第19回世界コンピュータ将棋選手権が5月3日〜5月5日の日程で開催されている。 第19回世界コンピュータ将棋選手権 http://www.computer-shogi.org/wcsc19/ 中継ページ http://homepage.mac.com/junichi_takada/wcsc19/ ■ 漫遇将棋 長年にわたる人工知能研究の成果を生かし、従来型のソフトより人の脳の働きに近いのが特徴。 状況判断力が高く奇策にも強いといい、稲垣准教授は「将来の目標は打倒・羽生善治4冠。 改良を加え、ハブキラーの『将棋マングース』として、いつか勝利を収めたい」と意欲を燃やしている。 プロに勝てる? 京都大準教授が新型将棋ソフト http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090409/trd0904091318003-n1.htm どんなソフトかなと思っていたら、初手78

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  • このテトリスは凄い - やねうらおブログ(移転しました)

    [テトらせ] CPUによる20Gデモプレイ(再掲) http://yowaken.dip.jp/tdiary/20090207.html#p01 このCOMは、私よりうまいと思う。「はー、ここでそうですか…なるほど」とすっかり見とれてしまった。特にブロックが積み上がってきたときの置き方が素晴らしい。これは、間違いなく、全国スコアラーレベルだ。 ただ、積み上がってないときに4ライン(テトリス)を狙うのは、まだちょっと甘いかなぁとは思うが。(テトリスを狙うなら、必ず端のラインを1つ空けなければならない。そこ以外を空けるとブロックの積み方の制約がきつくなるからである。あとスライドで入れないので、そのへんでも少し損をしているように思う。) ええと、知らない人のために私がどれくらいのテトリスプレイヤーかと言うと、中学のときに、ゲーセンであまりにもハマり、高校受験の前日も閉店までゲーセンでやっていたた

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  • 変ゼミが変態すぐる件 - やねうらおブログ(移転しました)

    いま、モーニング・ツーが無料で読めるらしいです。 http://kc.kodansha.co.jp/SEP/22226/01/free/index.html さっそく読んでみたところ、変ゼミ 1 (1) (モーニングKC)(変態生理ゼミナール)がすごくツボだったので単行を買ってみました。 そしての帯には、こんな文字が。 新進気鋭の小説家、西尾維新先生もその変態っぷりにびっくりしましたか。そうですか…。

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