ネットワーク家電メーカーのCerevoは2016年6月30日、タミヤの「ワイルドミニ四駆」をスマートフォンなどから操作できるように改造するキット「MKZ4」を発表した(写真1)。出荷開始は7月中旬で、同社のオンラインサイトから予約できる。無線LAN経由でコントロール可能な、一種のIoT(Internet of Things)機器に仕立て上げられる。 その狙いはIoTの普及促進だ。「IoTの学習キットというと、たいていは数万円する高価なものばかり。かといって、Raspberry PiやArduinoといった単体のマイコンボードを購入しても、何をしていいのかわからない。それに引き替え、明確な目的があれば学習は容易になる」(代表取締役CEOの岩佐琢磨氏、写真2)。 Cerevoはこれまで、DMM.make AKIBAと共同でワイルドミニ四駆を改造するワークショップを3回開催。発表後10分程度でチ