Red Hatは自社の「オープンハイブリッドクラウド」戦略をIBMによる買収後、どう進めるのか。IBMはこれをどう支援するのか。Red Hatが2020年4月末にオンライン開催した「Red Hat Summit Virtual Experience 2020」から、これを探る。 まず、IBMとRed Hatは今後、どのような方向に進むのか。2020年4月にIBMのプレジデント兼Red Hat会長となった、元Red Hatプレジデント兼CEOのジム・ホワイトハースト氏が今回のイベントで語ったことを意訳してまとめると、次のようになる。 世界中の企業が、デジタル企業やその他のさまざまなコミュニティーによるオープンイノベーションを生かして自社の事業を変革したいと考えている。Red Hatはオープンソースコミュニティーが次々に生み出す新技術を製品化し、企業が安心して使えるハイブリッド/マルチクラウド
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