「それにしても、自分の弱さを真っ直ぐに見つめること、そんなとても単純で素朴なことが、どうして、僕らにはできないのだろうか。この地球上の男たちには不可能だと思えるほど、至難なことに感じられるのか」 「マッチョな男らしさ」ではなく「新しい男らしさ」を模索し続けている杉田俊介さん。冒頭の記述は10月14日に刊行された『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)からの引用だ。障害や生きづらさを抱える人びとの表現活動を追い続けてきた文学研究者の荒井裕樹さんによる「男の弱さ」対談。前回に引き続き、育児を通して知った「男の弱さ」について語りあっていただいた。男はなぜ「弱音」を吐けないのだろうか。その「弱さ」の正体とは一体何であるのか。いま必要とされている「新しい男らしさ」のモデルとは?【全三回】 ・永遠に付きまとう「非モテ」感に、男たちはどう向き合えばいいのか。/杉田俊介×荒井裕樹【第一回
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