日本は一般に「安全な国」だと言われています。しかし、ここ数年くらいで急激に治安が悪くなっているように感じます。犯罪件数の推移を調べたわけではありませんが、気になるのは統計の数字ではなく、事件の質です。相模原の障害者施設殺傷事件、京都アニメーションの放火殺人事件、そして先日の元首相襲撃事件など、近年「これ本当に日本で起きたの?」と耳を疑いたくなるような事件が続々と発生しています。 こういった事件を起こした、あるいは起こし得る人物像として、よく「無敵の人」がフォーカスされます。無敵の人とは、社会的に失うものが無いため、躊躇なく犯罪を起こす人のことを指します。彼らの多くは無職か不安定な職で収入が少なく、独身で恋人も友人も居らず、社会との接点が少ないです。この社会に未練などなく逮捕上等、究極的には死刑すら上等で、まさに無敵だというわけです。 そして事件を起こした無敵の人たちは、どうも多くが40代男