タグ

ブックマーク / www.cinra.net (12)

  • 「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA

    メイン画像:©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved. 小説『関心領域』を通例の文脈で「あの映画の原作」と紹介するのにはいささか抵抗がある。というのも、特に日では、公開当初から凄まじい訴求力を見せた映画版(ジョナサン・グレイザー監督)の存在感が大きく、隠喩に満ちたその内容の「解題」を求める意図で書を手にする人が多いと予測され、その場合、キャラ構築や舞台設定など多岐にわたる差異により、読者が面らうこと必至だからだ。 ありていにいえば『関心領域』とは、ナチス第三帝国に関する、ある「共通命題」を突く文芸作品と映像作品のユニット的名称である。双方、観念的な因果関

    「ドイツ人目線」で読んだ小説『関心領域』の特異性とは?文筆家マライ・メントラインが紐解く | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2024/06/20
    “世界視の感覚は、「現実は現実たる以前に設計としてこうあるべし」という演繹的・イデア規定的な思考と主張に走りがちなドイツ人に比べて、もうどうしようもなくイギリス経験論的であり帰納的なのだ。”
  • 青山ブックセンター六本木店が6月に閉店、38年の歴史に幕 | CINRA

    青山ブックセンター六木店が6月25日をもって閉店することがわかった。 これは青山ブックセンターのオフィシャルサイトで発表されたもの。同店は、1980年に青山ブックセンターの1号店としてオープン。38年にわたって営業していた。 今後は東京・表参道の青山ブックセンター店に統合され、ポイントカードも引き続き利用可能になるという。 六木店閉店後は、青山ブックセンターの店舗は店のみとなる。1980年の六木店の開店を皮切りに、これまで広尾店、新宿店、自由が丘店、HMV渋谷店、丸ビル店、六木ヒルズ店などを出店していたほか、福岡店、成田空港店など東京都外でも展開していたが、運営会社がたびたび変更となり、現在はブックオフコーポレーションが運営している。 青山ブックセンターのウェブサイトでは「青山ブックセンター六木店 閉店のお知らせ」と題した記事を掲載。「この度、38年に渡りお引き立ていただきま

    青山ブックセンター六本木店が6月に閉店、38年の歴史に幕 | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2018/05/08
    ABCか、WAVEで、仕事終わりで待ち合わせて、デートしたなぁ。思い出の場所がまた消える。
  • 音楽は人間より遥かに賢い ジョン・フルシアンテ インタビュー | CINRA

    言わずと知れた元RED HOT CHILI PEPPERSのギタリストであり、ソロでは多作家としても知られ、現代の音楽シーンにおける数少ないカリスマとも言うべきアーティスト、ジョン・フルシアンテ。2009年末のバンド脱退後は、インディペンデントな活動姿勢を貫き、音楽性に関してはエレクトロニックミュージックに急接近。最新作『ENCLOSURE』についてジョンは、「過去5年間における音楽での目標をすべて達成した作品」と語っている。そこで今回はソロのキャリアを改めて振り返り、彼がなぜこれほどまでに多くの人に愛されているのかを考えると共に、意味深なアートワークが施された『ENCLOSURE』という作品が彼にとってどんな意味を持つ作品なのかを、人の発言を引用しながら紐解いていく。熱心なファンの方はもちろん、「レッチリ以降のジョンはよくわからない……」という人にも、ぜひ彼の現在地を知ってもらいたい。

    音楽は人間より遥かに賢い ジョン・フルシアンテ インタビュー | CINRA
  • 神聖かまってちゃん・の子が語る、20代からの成長と現代への怒り | CINRA

    2008年、“ロックンロールは鳴り止まないっ”という衝撃的かつ普遍的な名曲を携えて、神聖かまってちゃんが世の中に現れてから、もうすぐ10年。同時期に頭角を現したバンド、それぞれが提示したサウンドとアティチュード、そして辿った道のりを考えると、この10年が音楽シーンにとって、いかに変化の季節であったのかがわかる。 あらゆる価値観が、かつてない速度で咲き乱れ、ときとして散っていった中、「ロックンロールは鳴り止まないっ」と、終わることのない衝動とロマンを掲げた神聖かまってちゃん。そのフロントマンであり、稀代のアジテーター・の子の現在地は、どこなのだろう? 新曲“夕暮れの鳥”を聴いたとき、「この曲は、鳴り止まなかったロックンロールの、ひとつの解答だ」と思った。まるでBon Iverをローファイに解釈したような、ささくれ立ったゴスペル。圧倒的な名曲である。この名曲の興奮を人にぶつけようと、の子の単

    神聖かまってちゃん・の子が語る、20代からの成長と現代への怒り | CINRA
  • デヴィッド・リンチのドキュメンタリー映画が来年公開 過去や創作語る | CINRA

    デヴィッド・リンチ監督を追ったドキュメンタリー映画『David Lynch: The Art Life(原題)』が2018年に全国で公開される。 5月17日から開幕する『第70回カンヌ国際映画祭』で監督ドラマ『ツイン・ピークス』の25年ぶり新作から2エピソードをプレミア上映するデヴィッド・リンチ。『ツイン・ピークス』の新作は7月からWOWOWで放送される予定だ。 『David Lynch: The Art Life(原題)』は、リンチ自身が幼少期の家族との思い出をはじめ、同居人だったピーター・ウルフ(The J. Geils Band)、『ストレイト・ストーリー』『マルホランド・ドライブ』の美術監督を務めたジャック・フィスクとの出会い、フィラデルフィアでの暮らしやペギーの出産などを経て『イレイザーヘッド』で長編デビューを飾るまでを語る作品。リンチのプライベート映像も盛り込まれる。 なおリ

    デヴィッド・リンチのドキュメンタリー映画が来年公開 過去や創作語る | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2017/05/10
    もう長編映画は撮らないのか。
  • 大山卓也が語る、ナタリー創業から社長退任までの10年間 | CINRA

    のエンターテイメント業界の最前線で戦い続ける人物に話を聞く連載『ギョーカイ列伝』。今回お招きしたのは、2月1日に10周年を迎えたニュースサイト「ナタリー」を運営する株式会社ナターシャの取締役会長・大山卓也。 雑誌の編集者時代に個人で始めたニュースサイト「ミュージックマシーン」を経て、2007年に音楽ニュースサイトとしてスタートした「ナタリー」は、その後、マンガ、お笑い、映画、舞台・演劇と取り扱う分野を拡張し、今では日最大のポップカルチャーサイトとしての地位を確かなものとしている。 今回の取材では、「ナタリー」の10年の歩みを振り返ってもらうと同時に、「WELQ問題」によって信頼度の揺らいだウェブメディアの現状についても、たっぷりと話を伺った。そして、既報の通り、大山は2月1日付でナターシャの代表取締役を退き、取締役会長に就任することを発表。その理由についても、テキストの中でいち早く言

    大山卓也が語る、ナタリー創業から社長退任までの10年間 | CINRA
  • 世間に誤解されてきた戸川純、貪欲に生き抜いてきた35年を語る | CINRA

    1980年代をニューウェイブの歌姫としてセンセーショナルに駆け抜け、一方では女優として『釣りバカ日誌』や『男はつらいよ』といった国民的な作品に出演し、ドラマやバラエティーでも活躍するなど、その特異な個性が光った戸川純。彼女がVampilliaとのコラボレーションによって過去の名曲を再録したアルバム『わたしが鳴こうホトトギス』を発表した。 今回の取材では、歌手活動35周年を記念した作品のリリースにあたり、戸川のキャリアを改めて総括。「不思議ちゃんとかメンヘラとか、さんざん言われてきたわよ」と笑って語る彼女の表現の源泉に迫った。 女優と歌手を並行させながら時代と戦った80年代から90年代。そして、体調を崩しながらも、女優と歌手を続けることに執着し、「生きる」ことへの情熱を燃やす現在。このインタビューによって彼女の人となりや哲学が伝わることを願いたい。 「私のことわかって」だけだったら歌わない。

    世間に誤解されてきた戸川純、貪欲に生き抜いてきた35年を語る | CINRA
  • 自給自足の小屋を通して、住宅のあり方を問う『中村好文 小屋においでよ!』展 | CINRA

    建築家・中村好文による『中村好文 小屋においでよ!』展が、8月31日まで石川・金沢の金沢21世紀美術館で開催されている。 クライアントの暮らしに寄り添い、1985年の『三谷さんの家』をはじめとする住む人を主役にした住宅を発表してきた中村。昨年の東京・乃木坂のTOTOギャラリー・間に引き続き、金沢21世紀美術館で開催される同展は、中村が住宅の原型として注目し、子どもの頃から魅せられてきた小屋を通して、「住宅とはなにか?」を問い直す展覧会になっている。 美術館の光庭には、中村が設計した「一人暮らし」用の小屋『Hanem Hut』を展示。エネルギーを自給自足する小屋を自身の実験をもとに究極のサイズにまで切り詰めた『Hanem Hut』は、台所やシャワー、トイレ、ベッドに加え、オリジナルデザインの家具なども備えているほか、風力と太陽光で発電し、雨水を利用する環境的な住居のモデルにもなっているという

    自給自足の小屋を通して、住宅のあり方を問う『中村好文 小屋においでよ!』展 | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2014/05/07
    こういう家に憧れるよなぁ。
  • 佐々木俊尚インタビュー ネット社会では悪口を拡散してはいけない | CINRA

    コンピューターやインターネットといったテクノロジーは、社会をどのように変容させるのか? そんなテーマを自らに課しながら、激動する情報社会に身を置き、取材執筆活動を精力的にこなすフリージャーナリスト・佐々木俊尚。最新刊『レイヤー化する世界』においても、テクノロジーによって変容する世界システムを、超国籍企業が作る「場」、そこに生まれる「レイヤー」という構造によって描き、話題を呼んだ。 そんな彼が、「渋滞学」という独自の学問を追究する、東京大学先端科学技術研究センター教授・西成活裕とコラボレーションするという話を聞きつけ、「情報社会」と「渋滞」についての単独インタビューをさせていただけることになった。 追い越しや急な加減速を繰り返し、自分だけ早く先に進むという「利己の精神」では、周囲を渋滞させてしまい、結果自分にも跳ね返ってくるということを、数学上でも実験でも立証してみせた「渋滞学」の研究。そこ

    佐々木俊尚インタビュー ネット社会では悪口を拡散してはいけない | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2014/03/18
    「ネットによって人間関係が可視化されることにより、「正直者がバカをみない」世の中になってきていると言えます」 ネットでつながったシッターに子どもを預けて……という事件が起きたばかりなので複雑な気持ち。
  • 世界にまたがる師弟対談 高野寛×トッド・ラングレン | CINRA

    今年デビュー25周年を迎え、初のカバーベスト『TOKIO COVERS』や、過去作のリマスタリング盤をリリースした高野寛。彼にとってのトッド・ラングレンは、まさに「師匠」というべき存在である。トッドといえば、自らアーティストとして活躍する一方で、XTCの『Skylarking』や、HALL & OATESの『War Babies』など、数々の名盤を手掛けたプロデューサーとしても知られ、65歳となった今もポピュラーミュージック界の第一線で精力的な活動を続ける伝説的人物。そのトッドがプロデュースした出世作“虹の都へ”を契機に、アーティストとして、プロデューサーとして、プレイヤーとして活躍の幅を広げ、今では「日音楽シーンに欠かせない人物の一人」とまで言われるようになった高野の歩みというのは、トッドの背中を追い続けた25年のようであり、二人がもともと同じ志を持った表現者であったことを証明するよ

    世界にまたがる師弟対談 高野寛×トッド・ラングレン | CINRA
  • 電気グルーヴがサブカルチャーに残した爪あと | CINRA

    やっぱり、電気グルーヴみたいなグループ、他のどこを探してもいない。3年半ぶりの新作アルバム『人間と動物』を聴くと、改めてそう痛感させられる。全曲歌モノ、80年代ニューウェーブ感満載のサウンド、ナンセンスな歌詞――。しかし、そうやって要素を並べてみても、その音の格好良さ、ふつふつとこみ上げてくる面白さは、上手く説明できない感がある。「『WIRE』を主宰し日のテクノシーンを牽引する石野卓球」「CMやバラエティ番組、映画でも活躍するピエール瀧」というプロフィールこそ知られていても、それだけでは二人が電気グルーヴとして集まったときに生まれる不思議な爆発力を伝えられないような気もする。5年ぶりの全国ツアー『ツアーパンダ』も始まった今、改めて「電気グルーヴとは一体何なのか?」、そして「今の10代に電気グルーヴのヤバさを伝えるとしたら、果たしてどうすればいいか?」というテーマのもと、臨んだインタビュー

    電気グルーヴがサブカルチャーに残した爪あと | CINRA
  • 記憶を失った音楽家GOMAが、「未来」を信じるまで | CINRA

    世界最古の木管楽器、ディジュリドゥの日における第一人者として知られるGOMAが、2009年の交通事故による記憶障害を乗り越え、復活記念アルバム『I Believed the Future.』を発表する。過去の記憶を失っただけではなく、事故後の記憶もなかなか定着しないという非常に困難な症状を抱えながら、いかにして彼は再びディジュリドゥを手にし、ステージに戻ってきたのか。GOMA人はもちろん、ご家族やレーベルのスタッフからの協力も得て、この2年間をじっくりと振り返ってもらった。障害に立ち向かうGOMAの強さと、それを支える人々の温かさ。人体の神秘と、医療を取り巻く現状。そして、芸術の持つ力について。たくさんのことを考え、感じてもらえればと思う。 高次脳機能障害の発症 GOMA:まだ若干麻痺があって言葉もちょっと喋りにくいし、引っかかるような感じがします。最初は真っ直ぐに立つっていう感覚すら

    記憶を失った音楽家GOMAが、「未来」を信じるまで | CINRA
    kaerudayo
    kaerudayo 2011/09/14
  • 1