HTML文書の中にメタデータを埋め込むための「Microdata」について、以前の記事「HTML5のMicrodataとは何か?」で紹介しました。このとき、W3CのHTML5を議論するグループでは、HTML5からMicrodataの仕様を分離すべきではないかと提案されていました。 この提案に対して先日投票が行われ、MicrodataはHTML5から分離されることが決定しました。また、そのほかにもHTML5からの分離が行われ、エディタのIan Hickson氏はHTML5の仕様を5つのドキュメントに分ける作業を行ったことを1月9日付けのメールで明らかにしました。 HTML5は新たに以下の5つに分けられています。 HTML5 Vocabulary HTML5 Core HTML5 Microdata HTML5 2D Context HTML5 Communications そもそもモジュラー
「W3Cの賞味期限はあと何年ぐらいだと思いますか?」。先日、あるパーティーでこう聞かれた。私は虚を衝かれたように、思わず真意を聞き返した。なぜなら、私にこの質問をしたのは、日本人として唯一、W3CのXMLワーキンググループで1997~98年のXML 1.0の標準化プロセスに携わった村田真氏だったからだ。村田氏は現在、Office Open XML(主にMicrosoft Officeで用いられる文書形式)の標準化についても情報処理学会 情報規格調査会の専門委員として国際標準化に携わっているなど、この道のエキスパートだ。 驚きはしたが、やはりとも思った。W3Cはもう標準化組織としての黄金期を過ぎ、権威が失われつつある。もしかすると標準化プロセスにしても、もっと良い別のやり方があるのではないか。このところずっとそう感じていたからだ。 W3Cのウィジェット標準を知っていますか? 村田氏の見立てで
いつか XHTML2 の時代が来ると思っていた頃もありました。ネタを漁っていたら大杉で書ききれませんでした。わかりやすそうなのを集めてみました。 1998年5月 HTML の将来を議論する W3C Workshop で従来の HTML を捨て、 XML 構文に移行することが決定されました。 これがすべてのはじまりでした。 W3C workshop - Shaping the Future of HTML http://www.w3.org/MarkUp/future/ 2000年夏〜2008年12月 XHTML m12n 仕様書において usemap 属性の属性値の定義が誤っている問題について当時の HTML WG (現 XHTML2 WG) は度々指摘を受けてきましたが、対応を怠り、2008年12月になってようやく XHTML 1.2 Editor's Draft に限って修正されました
Yet we receive a surprisingly large number of requests for such resources: up to 130 million requests per day, with periods of sustained bandwidth usage of 350Mbps, for resources that haven't changed in years. W3CのサイトにおかれているDTDなどに対して、1日に1億3千万回ほどのアクセスがあるそうで。 たとえば、.NET FrameworkのXmlDocumentでXHTMLを読むなんてシチュエーションはありがちだと思いますが、XmlResolver = nullを指定せずにそのまま使うと、いちいちDTDにアクセスしに行ってしまいます。世界中でそういうことをされると、まあ、大変です
CSSOM View Moduleの草案 8月4日付でCSS WGより、CSSOM View Moduleの草案が公開されました。 前回の草案からの変更点ですが、メソッドやメンバの定義がより詳細なものになったこと、またインターフェースの見直しが行われたようです。 XHR, XHR2の草案も更新 8月20日には、WebApps WGよりXMLHttpRequest, XMLHttpRequest Level 2の草案が公開されました。 XHR Level 1は昨年4月に最終草案となったものの、コメントがたくさん寄せられたこともあり草案に戻っています。 HTML5の草案 一つ前の記事で触れたとおり、新しいHTML5の草案も8月25日付で公開されています。 HTML 5 HTML 5 differences from HTML 4 HTML 5 ― HTML 4 からの変更点 (differen
「Web標準」や「XHTML+CSS」といった言葉がでてくるWeb制作の本には、必ずといっていいほど「W3C」という言葉が登場します。今回はそのW3CというWeb標準化団体について、またW3Cが策定する仕様がどのように作られているのかをとりあげます。 そもそもW3Cって? W3C(World Wide Web Consortium)とは、Web技術の標準化を行う団体のひとつです。「Webの可能性を最大限に引き出す」ことを目的とし、Webの発明者であるTim Berners-Leeによって1994年に組織されました。W3Cは今日までにHTML(3.2以降)やXML、XHTML、CSSといった、数々の仕様を公開しています。 W3Cには、IT関連企業をはじめとする400近くの会員が参加しています。Apple, Google, Microsoft, Mozilla, Operaといったブラウザベ
XHTMLの修正勧告案 5月7日に、XHTML2 WGは4つのXHTML仕様について、その修正勧告案 (Proposed Edited Recommendation) を公開しました。 XHTML 1.0 - Third Edition XHTML 1.1 - Second Edition XHTML Basic 1.1 - Second Edition XHTML-Print - Second Edition 「修正勧告案」という見慣れない単語が出てきましたが、これは勧告に修正を施し更新する際に、コミュニティからの同意を得るために公開される仕様書を表します。XML 1.0などはこの仕組みを利用して更新されています。 「撤回」された修正案 さて、これらXHTML仕様がすんなり更新されるかと思いきや、5月19日にその修正勧告案が「撤回 (rescinded)」されたと発表されました。 W3C
CSS Template Layout Module 4月2日にCSS Template Layout Moduleの草案が公開されました。もともとAdvanced Layoutと呼ばれていたこのCSS3モジュールでは、次のように要素をレイアウトすることができます。 #wrap { display: "H H H" "M M S" "F F F" /* 改行は見易さのため */ } #header { position: H } #main { position: M } #sidebar { position: S } #footer { position: F } これで「ヘッダー」「メイン」「サイドバー」「フッター」という、Blogなどでよくあるレイアウトになるようです。構文が特殊ですが、かなり細かくレイアウトを制御できるようです。 CSS 2.1とメディアクエリー 4月23日にはC
This page has been moved to https://www.w3.org/International/i18n-tests/.
Web3D 2023: Early registration ends 8th sept 2023. Immersive 3D innovation at it's best! Join us to advance the exciting world of 3D on the Web! Web3D Consortium celebrated its 28 years of breakthroughs in 3D Web technology along with 50 years of SIGGRAPH history. Bolstered by a community of innovators who have mapped the future of interactive, real-time 3D Graphics. Web3D Consortium members lead
W3C はそんなこと言ってない! スタイルシート論争についてについて 「とほほのWWW入門」というサイトの中に「スタイルシート論争について」というリソースがあります。いちおう W3C と「W3C 擁護派」に対する批判のようですが、どうも W3C の思想を理解しないまま批判していたり、W3C の思想を理解していない、えせ W3C 擁護派とでも言うべき意見を批判していたりしているような気がします。そこで、感じたことを書いておきました。 普段は特に一部を取り上げて……という形になるのですが、今回はほとんど全編にわたって感じたことがあったので、特に項目ごとの見出しを設けてはいません。 以下、引用部の中に引用部があるように思えるかも知れませんが、それは単に原文のマーク付けを尊重したからであって、孫引きではありません。念のため。 「HTMLで見栄えを記述すべきじゃない!!」、「全員スタイルシートに移行
この文書は「HTML5 differences from HTML4 (W3C Working Draft 25 May 2011)」の日本語訳です。 原文の最新版 は、この日本語訳が参照した版から更新されている可能性があります。 この日本語訳は参考情報であり、正式な文書ではないことにご注意ください。また、翻訳において生じた誤りが含まれる可能性があります。他の仕様の訳については Web 標準仕様 日本語訳一覧 を参照してください。 更新日: 2011-09-15 公開日: 2011-05-26 翻訳者: 矢倉 眞隆 <yakura-masataka@mitsue.co.jp> HTML5 における HTML4 からの変更点 2011年5月25日付 W3C 草案 (Working Draft) この版: http://www.w3.org/TR/2011/WD-html5-diff-2011
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く