さぁさぁ寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ショーの始まりだ。 お目にかけるは「くるぐる少女」。いかれた娘のお出ましだ。 おやおやお客さん、悪趣味だって? 何をおっしゃいますやら、こんな見世物小屋に来るくらいだろう。 あなたも見たいんだろう?あなたも見たいんだろう? アンポンタンポカンのくるぐる少女を。 ●キラキラ輝くまつげの雫● オーケンの傑作短編「くるぐる使い」が大橋薫先生によってマンガ化されました。 この小説余りにも怪作すぎて、マンガ化するなら高橋葉介先生くらいしかいないんじゃないかと思っていました。しかし、大橋薫先生の愛によって実った!楠桂先生と双子でファンということで、あふれんばかりの愛情を注いでいるのが感じられます。 「くるぐる」というのは、本文の表現を使うと「頭のいかれた娘」のこと。 年端もいかぬ幼い、気のふれた少女が語る言葉を見世物にするという、それはもうド外道の業です。 当然
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