<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年11月01日 (木)視点・論点 「文学談義」 現代詩作家 荒川洋治 11月3日は、文化の日。 文化といっても、多様であり、いろんな世界がありますが、文学作品の感想を語り合うことも、身近な文化のひとつです。 すぐれた文学作品は、想像と思考の力を育てます。 人の心を伝え、見えにくい現実を知らせます。 現実世界を生きる人間にとって、たいせつなものです。 「文学は実学である」と、ぼくは思いますが、いまは文学をだいじにしなくなりました。 本らしい本を読む人も少ない。人が集まると、何人かは文学談義をしたものですが、いまは見かけません。 学生のときでした。ある学生たちの雑誌は、現代文学論だけでなく、一休さんの漢詩を論じるなど質の高いものでした。 そこに所属する友人から届いた七円の官製はがきに、こんなことが書かれていました。
言葉の問題じゃなくて、本質的に問題があるって言えない連中なんだろうな。 もう安倍でもないのだから自壊したらいいのに。 再生するなよ再生会議!ってカンジ。 誰の信任も受けずに存在し、独自の発言権を持つ異様な団体。 この異常な連中の方針がサゲモードに入ったからって、「断念」って表現で煽るのは産経新聞だからだろう。 会議の当人以外は誰も悔しがっていないし、「断念」なんて書かなくていいよ。 まだまだ名前を変えてでも審議を続ける様は文字通り「異様」。 教育異様会議とか、教育勝手会議とか、こっちも名前をかえたらいいのに。 教育再生会議 バウチャー制度、事実上の断念(産経新聞) - goo ニュース2007年11月2日(金)06:07 政府の教育再生会議は1日、官邸で合同分科会を開き、学校選択を進める教育バウチャー(利用券)制度に関し、今後バウチャーとの言葉を使用しないことを決めた。「金券をばらまくイメ
南京事件の研究書で、事件の被害者とは別人と指摘された中国人の夏淑琴さん(78)が、著者の東中野修道・亜細亜大学教授(60)と出版元の展転社(東京都)に計1500万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決が2日、東京地裁であった。三代川三千代裁判長は、東中野教授と展転社に計400万円の支払いを命じた。 この研究書は「『南京虐殺』の徹底検証」。東中野教授は同書の中で、南京事件の生き残りとして被害を主張している夏さんを「別人」と主張。夏さんは「偽者扱いされて名誉を傷つけられた」と訴えていた。 三代川裁判長は、東中野教授が同書執筆に当たって英語の資料を検討した際、単語を誤訳していたと指摘。「夏さんが別人だとは立証されていない」と判断した。 東中野教授は「非常に心外。控訴する」とのコメントを出した。
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