盛岡市教育委員会(八巻恒雄教育長)は、多忙化解消のため管内小中学校で教職員の時間外勤務実態を調査している。その結果、中学校の月平均時間外勤務は40〜60時間で、月約200時間を記録した勤務事例もあった。調査は昨年7月から開始。今年は昨年と比較し、全体では時間外が減った。市教委は「事務手続きの改善などの取り組みとともに、毎日記録を取ることで意識改革につながったのでは」と実態把握が時間外を減らす効果もあるとみて調査を継続している。 市教委内に設置された安全衛生委員会から「多忙化解消のためまず勤務実態の把握を」という提言で調査を始めた。管内小学46校の教職員918人、中学21校542人の計1460人が対象。昨年7、9、12月の時間外勤務の報告を一人一人に求めた。 月平均超勤時間は中学校が7月51時間、9月60時間、12月43時間で、小学校は7月31時間、9月39時間、12月27時間だった。学校単
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