ドイツの産業見本市「ハノーファー・メッセ」が4月25日から29日まで開催されました。同メッセでは毎回パートナー国が指定されますが、今年はアメリカがパートナー国だったため、開催式にはオバマ大統領が駆けつけ、ドイツのメルケル首相とともに挨拶する様子がニュースでも流れました。 さて、ハノーファー・メッセは日本の新聞では「産業見本市」と形容されますが、より正確にいえば産業用機器に特化した展示会です。ハノーファー・メッセが世界的注目を集めているのは、ドイツ政府が2013年に「インダストリー4.0」、すなわち「第4の産業革命」を推進するという構想をぶち上げたことに由来します。ドイツが何やら新奇なことを始めようとしているらしいが、ハノーファー・メッセを見学すればそれが何かわかるかもしれない。そんな淡い期待を持って門外漢の私までのこのこ見に行きました。 第4の産業革命とは 私が理解したところでは、インダス
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