■ウーセル・ブログ:「中国の夢」にチベット人の夢はあるか?■ 2008年3月14日のラサ。 ■チベット騒乱と習近平国家主席誕生、2つの3月14日 2008年3月14日、ラサ市。チベット人による大規模な蜂起が起き、中国当局は武力鎮圧を断行。亡命政府発表によると、ラサ市だけで200人以上の犠牲者が出た。 この大規模蜂起は「チベット人の暴動」として中国のテレビで大々的に報道された。これは当局が主に漢人の間にチベット人への反感を高めさせることを意図して放映されたものである。その計画通り漢人はチベット人を「恩知らず」と罵った。 また、この映像がチベット人居住区に流されると、チベット人たちはこれを一斉蜂起のサインと見なした。それまでに鬱積していた中国政府への怒りが爆発したかのように、各地で政府に対する抗議デモが発生した。その数は数ヶ月で150件近くに上った。これらのデモに対しても、中国当局は強硬な武力