中国共産党の六中全会(第18期中国共産党中央委員会第六回全体会議)が2016年10月24~27日に開催されました。この「六中全会」の公報(コミュニケ)で「習近平同志を核心とする党中央」という表現が使われていることについては、日本の各マスコミも報道しています。多くの日本のマスコミは「○○○同志を核心とする党中央」という言い方は、毛沢東、トウ小平、江沢民の時代には使われたが、胡錦濤前総書記の時代には使われなかった(胡錦濤時代は「胡錦濤同志を総書記とする党中央」と表現していた)ことから、今回「核心」という表現を復活させたことは、習近平総書記が胡錦濤時代の集団指導体制をやめて、それ以前の特定個人に権力を集中させた時代に時計の針を逆戻しさせようとしていることを意味している、と指摘しています。 今回の六中全会の結果について、中国共産党宣伝部は、昨日(10月28日)、内外の記者を集めた記者会見を開きまし
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