2013年07月25日 小記事:青年期における大麻利用の長期的影響 大麻は最も多く利用されている違法薬物であり、比較的安全だと考えられ合法となっている国や地域も存在する。しかし近年、大麻の毒性を示す研究結果が発表されだし、特に総合失調症などの精神疾患との関連が疑われている。この度、メリーランド大学医学校のAsaf Keller博士らによって、青年期に少量でも大麻を摂ることによって、後々まで脳に影響を及ぼすことがマウスを利用した動物実験によって判明した。 彼らは、総合失調症患者などが異常を示す、皮質振動に着目して研究を行った。実験では、ヒトの青年期に相当するマウスに極めて少量の大麻を20日間与え、健康なマウスと共に経過を観察した。するとそれらのマウスは皮質振動に異常を示し、大人になってもそれが消えることはなかった。 Keller博士によると、脳は後部から発達していき、計画性や衝動性をつかさど