怒りながら一気にこうまくし立てたのは東部に住む知人の中国人女性だ。3月下旬、新型コロナウイルス(オミクロン株)の感染者が3000人近くにまで急増した上海だが、「経済的影響があまりにも大きすぎる」という理由で、ロックダウンはしない(できない)と言われていた。ところが、27日になり翌28日からロックダウンすると発表。人口2600万人の上海市民の間に衝撃が走ったのだ。 市政府は上海市に流れる黄浦江という川を境目にして市を2分割し、まず28日から4月1日まで東部をロックダウン、4月1日から5日まで西部をロックダウンすると発表。市民は外出禁止、公共交通機関やタクシーも運行禁止、店舗も閉鎖となった。 ロックダウンから2日後の3月30日、私は冒頭の東部に住む女性に電話で話を聞いたのだが、怒っているのは西部に住む人も同様だった。 早朝6時からスーパーに行かないと食品を買えない 西部に住む独身の男性は「ロッ
![「このままでは中国政府に殺される」自宅に軟禁された上海市民2600万人のSNSには書けない叫び 「感染対策」で診療を受けられず、死亡した看護師も](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4965212ed45c420d2de8f6d4e0ce79a3fd23819e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2F9%2F1200wm%2Fimg_59ae5d9af20a87dd32b8e3a5980e49ef1007283.jpg)