まず分かりやすい方から見て行きましょう。タバコです。タバコが健康に悪いこと、習慣性を持つこと、一定の精神作用以外、明らかに良い点など1つもないことは、100人いれば100人が合意せざるを得ないところと思います。 あらゆる客観的なテストに照らして、タバコは常習性の高い有毒な嗜好品、つまりドラッグ・麻薬の仲間に分類されうるものです。 こういう書き方をすると、ややヒステリックに反論される方(が喫煙者かどうか、よく分かりません)がいますが、ちょっと待ってください。ここでは法的にタバコが禁じられている国、名実ともにタバコが「違法薬物」である国家を見てみましょう。 ブータンでは、タバコの製造はもちろん、販売の全面的禁止、野外での喫煙も禁止されており、輸入タバコを外国人がホテルの自室などで喫することがかろうじて合法と認められている「禁煙国家」として知られています。 ブータンは王室がGDP(国内総生産)な