豊田社長は同日開いた決算会見で、時価総額が4000億ドル(約41兆円)となり急成長しているテスラについて株式時価総額では負けているほか、EVや自動車のソフトウエアのアップデートでも収益を上げるビジネスモデルで「われわれにとっても非常に学べる点が多々ある」とした上で、トヨタも先端技術への先行投資は進めており、「株式市場でも認められているのではないか」と述べた。 その上で、トヨタにあってテスラにないものは1億台を超える保有台数に代表される「リアルの世界」だと表現。テスラのビジネスを飲食業に例えて、キッチンやシェフもない中でレシピをトレードし、それが世界の料理のスタンダードになると評価されていると表現。 現実の顧客から選ばれるという意味ではハイブリッド車(HV)も含めてさまざまな電動化メニューを持っているトヨタが「一歩先を行っているのではないか」と述べた。 トヨタは以前、テスラに出資して提携関係