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ブックマーク / realsound.jp (24)

  • 『ガールズバンドクライ』に反映された“川崎の特性” 舞台選びの妙が引き出す作品の魅力

    この春から放送されている『ガールズバンドクライ』は川崎駅周辺を舞台にしているが、これほど作品とマッチした街はないのではないか。筆者は音響の良さが知られる映画館のチネチッタに長年通っていることもあり、川崎駅周辺もよく知っているが、アニメの映像は駅周辺を忠実に再現しており、さらに今作の魅力を引き出せる街として、川崎は最適な選択だ。今回は川崎の特性から『ガールズバンドクライ』が描こうとする感情について考えたい。 物語は熊から高校を中退して川崎へと転居してきた井芹仁菜が、20歳のバンドマンである河原木桃香と出会うことでガールズバンドを結成し、数々のトラブル等も抱えながらもその感情を発散していく姿を描く。アニメーション制作を東映アニメーションが担当しており、イラストルックと称する3DCGアニメーションを制作、その映像技法でも話題を集めている。 近年はアニメを制作するのにあたり、モデルとなった場所を

    『ガールズバンドクライ』に反映された“川崎の特性” 舞台選びの妙が引き出す作品の魅力
    kaitoster
    kaitoster 2024/06/10
    すでに川崎市は人口150万人越えの国内屈指の大都市なんですけどね・・・。
  • 「少年マガジンエッジ」休刊  少年漫画雑誌の部数は低落傾向 今後も休刊は続くのか?

    講談社が刊行する漫画雑誌「少年マガジンエッジ」が、10月17日発売の11月号をもって休刊することが決まり、約8年の歴史に幕を下ろす。同誌は「マガジングループの最も外側を行く、とがった作品を掲載する」ことを意図して2015年に創刊されて以来、毎月17日に発売されている。 編集部は公式ホームページでコメントを発表した。「いつも少年マガジンエッジをご愛読いただき、誠にありがとうございます」と読者に向けてコメントし、「『エッジ』という雑誌名に集まってくださった、突出した才能あふれる作家の皆様、尖った漫画作品、熱狂をもって迎えてくださった読者の皆様には、感謝しかございません。心よりお礼申し上げます」と、漫画家に対しても感謝の言葉を述べた。 また、編集部によれば、いくつかの連載作品は講談社コミックアプリ「マガジンポケット」をはじめ、作品に合わせた媒体で連載を継続する予定という。移籍先の媒体に関しては、

    「少年マガジンエッジ」休刊  少年漫画雑誌の部数は低落傾向 今後も休刊は続くのか?
    kaitoster
    kaitoster 2023/08/19
    小学館のマンガアプリ、マンガワンにも大量にスピリッツ連載漫画が掲載されるようになったので休刊フラグかと話題になってるな。
  • “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』

    トム・クルーズ、61歳。還暦男が走る! 電車のうえで戦う! 崖からバイクで飛ぶ! 何の話かと言えば、もちろん『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(2023年)である。あらすじは一応あるが、もうザックリ「世界の危機に凄腕スパイのイーサン・ハント(トム・クルーズ)と仲間たちが立ち向かう!」とだけ理解しておけば大丈夫だろう。これは世界でトムにしか作れないスター映画であり、アクション映画と言うより「トム・クルーズ映画」の新たな快作である。 スター映画とは、主演を務めるスターを観に行く映画である。スターの活躍と魅力が存分に発揮されれば良いのであって、少しくらい物語のつじつまが合わなくても、無茶苦茶な話があっても許される映画……いや、むしろつじつまが合わず、「そうはならんやろ」と観客が冷静に思いつつも、「でも、この人だからなぁ」と許容してしまうのがスター映画だ。 この点を

    “トム・クルーズ映画”の快作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』
    kaitoster
    kaitoster 2023/07/27
    『正直なところ、話がトッ散らかっており、意味深に見えるが実際に意味があるのか謎な会話も多い。続編に持ち越された要素を果たして消化できるのか、どう決着をつけるのか不安』
  • ディズニープラスがついにNetflixを超える? 国内外で今、大きく伸びたワケ

    2010年代後半から急激に普及した動画ストリーミングサービスの競争は、激化の一途をたどっている。そんななか、米ディズニー社による最新の四半期収益報告書で、同社のメインとなるストリーミングサービス、ディズニープラスの新規加入者数が他社を凌ぐ伸びを記録したことが明らかになった。これまでNetflixが圧倒的なシェアを獲得してきたこの市場で、なぜ今ディズニープラスが台頭してきているのだろうか。日国内での状況も踏まえて、同サービスの今後を占ってみよう。 2022年1月~3月には新規加入者数で他社サービスを圧倒 2022年5月11日にディズニーが発表した同年1月~3月の四半期収益報告書によると、同時期のディズニープラスへの新規加入者数は790万人増加したという。この伸びは、他の主要なストリーミングサービスを圧倒。次に多いのは、パラマウント・グローバル傘下のParamount+(パラマウントプラス)

    ディズニープラスがついにNetflixを超える? 国内外で今、大きく伸びたワケ
    kaitoster
    kaitoster 2022/06/12
    オビワンはパソコンや家のテレビじゃなく映画館の巨大スクリーンで見たいよなあ・・・。
  • 斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」

    斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」 美しく華やかな舞台で多くのファンを魅了する紅華歌劇団は、100年の歴史をもち、未婚の女性だけで構成されている。そんな歌劇団の人材を育成する紅華歌劇音楽学校に、「オスカル様」に憧れる天真爛漫な渡辺さらさと、元・国民的アイドルの奈良田愛ら、40名の少女が第100期生として入学した――。 未来のスターを目指す少女たちの青春群像を描く『かげきしょうじょ!!』は、斉木久美子による大人気マンガだ。2012年に「ジャンプ改」(集英社)で連載が始まり、同誌の休刊後は「メロディ」(白泉社)に移籍して物語は継続されている。今年7月には最新11巻が発売、そしてTVアニメも放送が開始された。新刊リリースとアニメ化、また漫画家生活25周年といくつもの節目を迎える斉木久美子氏に、『かげきしょうじょ!!』に

    斉木久美子が語る『かげきしょうじょ!!』制作秘話と作家生活25年の歩み 「“もう終わったな”と一度は思いました」
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    kaitoster 2021/09/05
    『娘役は何のために存在しているのかという質問に対して、「私たちは自分が一番になりたいわけではなく、男役を美しくみせるために存在している」と返答しているのが目からウロコだったんです』
  • 山崎まどかの『一度きりの大泉の話』評:萩尾望都が竹宮惠子に向けていた眼差しとその痛み

    1970年から1972年まで竹宮惠子と萩尾望都が同居し、そこに同世代の少女マンガ家「花の24年組」を中心とするメンバーが出入りして「大泉サロン」と呼ばれた借家。それは少年マンガにおける「トキワ荘」と並ぶ、少女マンガ文化におけるひとつの伝説だった。 萩尾望都の側から見た残酷な事実 『少年の名はジルベール』(小学館) 竹宮惠子が自伝『少年の名はジルベール』(小学館/2016)で「大泉サロン」時代の話を書くと、この伝説には新たなベクトルが加わり、より神話性が強まっていった。接近し過ぎた若い創作者同士の思わぬ齟齬。竹宮惠子はそれを天才・萩尾望都への自分の一方的な嫉妬として描いている。 萩尾望都の語り下ろしである『一度きりの大泉の話』(河出書房新社)は『少年の名はジルベール』そのものというよりも、竹宮のに対する反響で自分が被ったことへの返答として書かれている。これは単体で読む彼女の自伝というよりも

    山崎まどかの『一度きりの大泉の話』評:萩尾望都が竹宮惠子に向けていた眼差しとその痛み
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    kaitoster 2021/05/08
    『竹宮惠子が彼女を気にするほどには、彼女は相手を気にしていなかったという天才らしい残酷さが垣間見える。山岸涼子の言う通り、彼女には他人の嫉妬というものが本質的に理解できないのだろう』
  • 『シン・エヴァ』ラストカットの奇妙さの正体とは 庵野秀明が追い続けた“虚構と現実”の境界

    稿には、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の結末を含む内容への言及があります。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』のラストカットは、とても奇妙な映像だ。しかし、それは嫌な奇妙さではない。 宇部新川駅を空撮で撮影した実景映像がベースなので、実写映像と言えるかもしれない。しかし、その現実を切り取ったはずの実景の映像に現実でないものが交じり合っている。 走り去るシンジとマリは手描きのアニメーションだ。よく見ると道行くモブキャラも大半がおそらくCGで作成された架空の通行人である。しかし、当に撮影時にいたであろう、自転車に乗った生身の人間や通りかかった車も存在している。そして、すでに引退した過去の車両が走っている。現実に存在するものと、存在しないもの、そして、かつて存在したものが同居している。シンジとマリは、CGのように実景と馴染ませるわけでもなく、3コマ打ちのアニメキャラとわかるようにそのまま存

    『シン・エヴァ』ラストカットの奇妙さの正体とは 庵野秀明が追い続けた“虚構と現実”の境界
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    kaitoster 2021/04/23
    『作り上げた着ぐるみもものすごく重たいもので、生物らしい振舞いをする予定だったものが、動かすだけでやっとのものに。しかし、それが怪我の功名で、重量感があり、威厳漂う恐ろしいモンスターを生み出すことに』
  • 予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析

    先週末の動員ランキングは、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が、土日2日間で動員32万9999人、興収5億2801万7500円をあげて、初登場2位の『モンスターハンター』にダブルスコア以上の差をつけて3週連続1位に。前週の週末との興収比では約78%と、新たな来場者プレゼントの効果もあって下げ止まりの傾向も見られ、3月28日までの21日間の累計では動員396万1480人、興収60億7821万1750円を記録している。 さて、『シン・エヴァ』については、第一報として公開日翌日に書いた3週前に「『シン・エヴァ』、緊急事態宣言下ながら興収100億円超え確実のロケットスタート」と冠した予想記事をアップしてしまった以上、そろそろ落とし前をつけなくてはいけない。「興収100億円超え」の可能性はまだわずかに残っているものの、「確実」はやはり言い過ぎだった。さらに、その文中ではこっそり(と言いつつ、しっかり各

    予想大外れ、興収100億に届きそうにない『シン・エヴァ』 反省しつつその理由を分析
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    kaitoster 2021/03/31
    『情報の流れが製作サイドから一方通行であり続けていること。そうしたコントロール・フリーク的なプロモーション戦略が、ソーシャルメディアにおけるユーザー側の情報発信が最も力を持つ現在において時代遅れ』
  • ディズニーにとっては因果応報? 『ラーヤと龍の王国』の悲劇

    先週末の動員ランキングは、3月8日に超イレギュラーな月曜公開となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が週末まで引き続き好調で、土日2日間の動員76万1000人、興収11億7700万円を記録して初登場1位となった。初日から7日間の累計は動員219万4533人、興収33億3842万2400円。最終興収53億円を記録したシリーズ前作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』のオープニング7日間との比較では動員133.6%、興収145.1%という数字だ。もちろん大ヒットは大ヒットなのだが、このままロングヒットの気流に乗るかどうかは、21日までと言われている首都圏1都3県の緊急事態宣言解除の影響、春休み興行による上増し及びその対抗馬など、複数の要素が複雑に絡んでくるだろう。 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に関しては、現状、どのメディアも企画書と原稿チェックなしでは作品のメインビジュアルを借りることもできず(

    ディズニーにとっては因果応報? 『ラーヤと龍の王国』の悲劇
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    kaitoster 2021/03/19
    『244スクリーンというのはディズニー作品としては異例中の異例の少なさではあるが、決して小規模公開というわけではない。しかし、結果としてその244スクリーンも初日からガラガラの状態となった』
  • 新文芸坐×新宿武蔵野館×立川シネマシティの担当者が語り合う、コロナ禍以降の映画館

    取材協力=立川シネマシティ・遠山武志、新宿武蔵野館・西島新、新文芸坐・花俟良王、文・取材=アナイス(ANAIS)、石井達也 新型コロナウイルスが猛威を振るった2020年。4月には緊急事態宣言が発令され、映画館は一時閉鎖状態にまで陥った。再び1都3県に緊急事態宣言が発令され、業界全体に暗雲が立ち込めている現在、映画館側は一体どのように切り抜き、今後どのように戦っていくのか。 コロナ禍以降の映画館運営や、配信との同時公開問題、映画館で映画を観る醍醐味などを、立川シネマシティの遠山武志氏、新宿武蔵野館の西島新氏、新文芸坐の花俟良王氏を迎え、語り合ってもらった。(12月某日取材実施) コロナ禍以降、運営面での変化 ーーコロナ禍以降、座席数の減少や飲の禁止など、これまでとまったく異なる映画館運営が求められたかと思います。実際に現場ではどのような変化が起きたのでしょうか? 遠山武志(以下、遠山):運

    新文芸坐×新宿武蔵野館×立川シネマシティの担当者が語り合う、コロナ禍以降の映画館
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    kaitoster 2021/01/19
    『ハリウッドメジャー作品が、日本でも配信と同時に劇場公開するようになったら、シネコンには淘汰の嵐が吹き荒れますよ。そうなると、名画座が上映してきた作品を取られてしまうので、名画座がなくなる』
  • 興行会社ティ・ジョイに聞く、コロナ以降のシネコン運営 映画館の意義を模索する時代がやってくる

    コロナ禍における映画業界の現状、そしてこれからについて考えるリアルサウンド映画部の特集企画『「コロナ以降」のカルチャー 現在地から見据える映画の未来』。第4回は新宿バルト9をはじめ国内21劇場を運営(共同経営含む)する株式会社ティ・ジョイから法務チーム長の田代天馬氏、法務チームの柴﨑立哉氏、総務チームの田村順也氏にインタビュー。シネマコンプレックスとして、多くの観客に映画を届ける彼らは、今回のコロナ禍をどのように見ているのか。その影響や今後の映画館運営、コロナ以降の映画館のあり方について話を聞いた。(編集部) ついに営業が再開する映画館 ーー私もシネコンでアルバイトをしていたのですが、映画館は大雪の日も台風の日も営業を続けていて、当の意味で年中無休なんだと思っていた節があります。今回の新型コロナウイルスの影響で映画館が続々と休館しているのがある意味信じられないというか、一種の神話が崩壊し

    興行会社ティ・ジョイに聞く、コロナ以降のシネコン運営 映画館の意義を模索する時代がやってくる
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    kaitoster 2020/05/31
    『ファン層の厚いアニメ作品は、400席の劇場を200席で売ったとしても、完売してしまう。映画館がクラスタ化してしまう恐れもありますので、さらに販売数を絞って100席くらいで上映するのかといった個別の判断が必要に』
  • 細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】 年が明け2020年に突入。同時に2010年代という時代も終わりを迎えた。リアルサウンド映画部では、この10年間のアニメーション映画を振り返るために、レギュラー執筆陣より、アニメ評論家の藤津亮太氏、映画ライターの杉穂高氏、批評家・跡見学園女子大学文学部専任講師の渡邉大輔氏を迎えて、座談会を開催。 前編では、細田守や新海誠など、今や国民的作家となったアニメーション監督に注目。なお、後日公開予定の後編では、「ポスト宮崎駿」をめぐる議論の変容や女性作家の躍進、SNSとアニメーションの関係性について語り合っている。(編集部) 最初の地殻変動は2012年 ーー2014年に『アナと雪の女王』と2016年に『君の名は。』と、2010年代に入ってから、興行収入が200億を超える作品が出てくるように

    細田守と新海誠は、“国民的作家”として対照的な方向へ 2010年代のアニメ映画を振り返る評論家座談会【前編】
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    kaitoster 2020/01/13
    湯浅も細田も最新作でコケたので新海監督の一人勝ち状態だよね・・・。山田監督も商業的にウケるタイプの作家でもないし・・・。
  • 映画館のネット購入システムに求められるものとは? 新時代の映画館に向けて

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第38回は“映画館のネット購入システムってどうなの?”というテーマで。 「チケット争奪戦」増加の背景 舞台挨拶あり上映とか、応援上映なんかで、受付開始直後、映画館のネット購入ページに全然つながらなくなること、多いですよね? これには、単に人気があるから、ということだけでなく、下記のような原因があります。 スマートフォンの普及による、インフラ構造の変化 映画館のカルチャー的位置づけの向上 イベント上映の増加 スマートフォン普及によって、インターネットへの口は大きくモバイル端末が占めるようになり、例えばシネマシティの公式サイトへのアクセスは数年前から8割強がモバイル端末からです。 常に手元にネット環境があるその気軽さと利便性から、多くの人が買

    映画館のネット購入システムに求められるものとは? 新時代の映画館に向けて
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    kaitoster 2019/07/16
    『現在は、おそらく国内映画館最強クラスの予約システムを誇り、380席の劇場が約1分半で売り切れます。数千というアクセスがあっても遅延もほぼなし、決済エラーも皆無』←チネチッタも同じくらいやってほしいが。
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは
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    kaitoster 2019/01/21
    「『ガルパン』の脚本会議は、地図に戦車のプラモデルを乗せて、水島監督や鈴木が戦略を練るのを吉田がメモしながら進めた。玄人目線ではない吉田の視点でまとめられたからこそ、誰にでもわかりやすい作品になった」
  • 映画館の“良い席”ってどこだ? 座席選びから見える鑑賞者の人生観|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第34回は“映画館の良い席ってどこだ?”ということについて。 「良い席、まだ空いてますか?」 お客様からそう聞かれるのは、映画館スタッフあるあるのひとつ。聞かれたスタッフは「良い席なんて人それぞれだからなあ」と思いつつ、混んでいるときなら、たいていこんな答えが返ってくるんじゃないでしょうか。 「今からですと、前の方“しか”空いてないですね」 「ちょっと見上げる席に“なってしまい“ます」 ちょっと待った! 僕は誰一人観客がいなかったとしても、最前列か2列目に座るんだよ。見上げる席って、そもそも映画は見上げるもの、それが作品への敬意の表し方。『ニュー・シネマ・パラダイス』で主人公のトト少年がスクリーンを見下ろしている画なんか、様にならないでし

    映画館の“良い席”ってどこだ? 座席選びから見える鑑賞者の人生観|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    kaitoster 2018/12/02
    上映後に遅れて入って来る客が必ず真ん中の席なのはどういう現象なんだろう。迷惑過ぎるんだけど。
  • 欠落感漂う日本の劇場長編アニメーション界の“希望の灯” 『ペンギン・ハイウェイ』を徹底解剖

    先日、カナダの都市モントリオールで開催された、ジャンル映画祭として有名な「ファンタジア国際映画祭」に行ってきた。この映画祭のアニメーション部門最優秀賞は、「コン・サトシ賞」と名付けられている。これは2010年に亡くなった日のアニメーション監督・今敏の業績に敬意を表したものだ。 そんなディープな映画祭で世界のアニメ作品と競い合い、2018年度の最優秀アニメーション賞を制覇したのが、作『ペンギン・ハイウェイ』だった。その内容を見れば受賞も納得してしまう、完成度とイマジネーションを持ちあわせた作品だ。そしてそれは、圧倒的な存在感を放ってきたスタジオジブリが継続的な制作から退き、欠落感漂う日の劇場長編アニメーション界において、希望の灯のひとつとしても評価できる、今後の可能性を感じさせるものとなっていた。 ここではそんな『ペンギン・ハイウェイ』を解剖しつつ、作品が描こうとしているものについても

    欠落感漂う日本の劇場長編アニメーション界の“希望の灯” 『ペンギン・ハイウェイ』を徹底解剖
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    kaitoster 2018/08/25
    ケモショタの細田、あねショタの石田、泣きショタの岡田、クレイジーサイコレズ百合の山田。日本のアニメ監督の〇田という名前多すぎ問題について論議したい。
  • 小野寺系の『未来のミライ』評:いままでの細田作品の問題が、作家的深化とともに表面化

    細田守監督の最新作『未来のミライ』に、SNSなどで容赦ない批判の声が浴びせられている。編よりも、その開始前に上映された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』特報の方に話題が集中するという珍事まで起きてしまったほどだ。 近年の細田作品は、公開規模の拡大も影響して、作家性の深化とともに賛否が飛び交うケースが確かに多くなっていたといえる。だが今回の『未来のミライ』については、否定的な声が賛辞の声を圧倒しているのだ。これは細田監督の劇場作品としては、いままでになかった事態である。 果たして作『未来のミライ』の映画作品としての出来は、実際どうだったのだろうか。ここでは作の内容や、細田監督の過去作の比較などを通し、歯に衣を着せず批評しながら、なぜそのような否定的な意見が巻き起こったのかを考えていきたい。 描かれるのは、小さな世界と大きな世界 『未来のミライ』は、横浜の海沿いの景色を俯瞰した眺めを映し出

    小野寺系の『未来のミライ』評:いままでの細田作品の問題が、作家的深化とともに表面化
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    kaitoster 2018/07/31
    「『バケモノの子』のぎこちない物語の進行からも分かる通り、細田監督が本格的に脚本を書き出してから、物語の展開や台詞などを中心に、クオリティー上の複数の問題が噴出し始めた」
  • 『ハン・ソロ』なぜ賛否渦巻く結果に? 良い面と悪い面から考える、その魅力と問題点

    相棒の“チューバッカ”とともに「銀河一」と豪語する高速の宇宙船「ミレニアム・ファルコン」を駆り、レーザー光線を発射する銃「ブラスター」を巧みに操って、ならず者や帝国軍と渡り合う“運び屋”。皮肉屋だが情に厚い、ハンサムなアウトロー。ハリソン・フォード演じる“ハン・ソロ”は、『スター・ウォーズ』旧三部作で最も愛されているキャラクターの一人だ。そんなハン・ソロを主人公にして、彼がルーク・スカイウォーカーに出会う前の、若かりし頃の物語を描くのが、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』である。 ディズニーによる、この『スター・ウォーズ』のスピンオフ企画第2作は、アメリカでは興行収入の面で芳しい成績を収められなかった。『スター・ウォーズ』の権利を取得して以降、爆発的なヒットの連続でビジネスを継続していきたいと考えていたディズニーの経営陣にとっては、苦々しい結果となっている。その一方で、一部では作

    『ハン・ソロ』なぜ賛否渦巻く結果に? 良い面と悪い面から考える、その魅力と問題点
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    kaitoster 2018/07/08
    『ディズニーによる『スター・ウォーズ』シリーズには、あまりにも監督交代、撮り直しなどのトラブルが多すぎる。今回のように、複数のシーンを突貫的に撮らねばならないような事態に陥ったのは、明らかにマイナス』
  • アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む

    増加するアイドルから声優への転身 10月1日、Dorothy Little Happyの髙橋麻里が、声優活動を開始することを発表した。彼女は同日付けで声優プロダクションのオブジェクトに声優として所属。今後はDorothy Little Happyと声優の両活動を並行して行っていくという。かねてよりアニメ好きであることを公言していた髙橋。2015年にはGEMやX21のメンバーらも参加したドリーム・ユニット、マジカル☆どりーみんの一員としてTVアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』のオープニングテーマ「マジカル☆チェンジ」を歌ったことはあるが、声優としてはこれが最初の一歩となる。今後の活躍が期待されるところだが、実は近年、彼女のようにアイドルと声優を兼業したり、あるいはアイドルから声優に転身する例が増えているのだ。 乃木坂46『いつかできるから今日できる』(初回仕様限定盤Type-C) 現

    アイドルの声優活動なぜ増加? 2つのシーンに起こった変化を読む
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    kaitoster 2017/10/12
    「ナナマルサンバツ」は川島海荷の棒演技によってアニメそのものが黒歴史化しましたね・・・。
  • 小野寺系の『メアリと魔女の花』評:“ジブリの精神”は本当に受け継がれたのか?

    近年、新作を作る度の風物詩となっていた、宮崎駿監督の「長編引退宣言」。『風立ちぬ』完成時にも、人が「またかと思われるかもしれませんが、今回はマジです」と言いながら、その後また撤回されたわけだが、スタジオジブリの製作部門は、復帰宣言の前に当に解体されてしまった。 『魔女の宅急便』で動員数200万人を突破してから、安定的に大ヒット作品を連発、「ジブリブランド」を確立し、国内の劇場アニメのシェアを握ることになっていった、スタジオジブリと宮崎駿。スタジオ解体という状況のなかで、日の多くのアニメーションスタジオは、その王国に成り代わることを望み、アニメーション監督は、「ポスト宮崎」という玉座をねらう事態が起きている。 そこで注目されていたのが、スタジオポノックである。『思い出のマーニー』でコンビを組んだ西村義明プロデューサーと米林宏昌監督、従業員の8割がジブリの作品づくりに関わってきた人たちが

    小野寺系の『メアリと魔女の花』評:“ジブリの精神”は本当に受け継がれたのか?
    kaitoster
    kaitoster 2017/07/18
    『だが、完成した記念すべき第一作、『メアリと魔女の花』を公開初日に劇場で見た私は、絶望的なまでに作品が面白くないことに驚愕してしまった。この作品を褒めてしまっては、信用問題に関わると思ったほどだ』