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ブックマーク / lambamirstan.hatenablog.com (113)

  • 名も無き家事の負担 (1) - 和尚さんの水飴

    家事のチリツモ 在宅勤務開始以来、社内の各部署では、1日のどこかでコミュニケーションタイムを取ることになっています。私の部では、当初、部全体で肩肘張らない話題を共有していましたが、その後、紆余曲折を経て、今は4~5人程度の小さなグループごとでフリートークを行なうようになっています。 私のグループは、私とペアを組んでいる若手社員の他に、女性社員が二人います。彼女たちは、それぞれ、幼稚園と小学校に通う子供がいます。 こんな顔ぶれなので、毎日15分~20分ほどのコミュニケーションタイムの多くは家事や育児の話題になってしまいます。私が職場復帰する前は、女性二人の話題に若手社員が一人で対応していたと言うのですから、私はある意味、この若手社員のコミュニケーション能力に感心しました。 それはさておき、仕事と家事を両立している女性陣は、しばしば、旦那さんが家事に協力的では無いとの愚痴をこぼしていました。私

    名も無き家事の負担 (1) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/22
  • 親と子の結婚考 (2) - 和尚さんの水飴

    流されない生き方 私たちが常識だと聞かされているものは、その時代を生きる人々の価値観に左右されて変化します。自分がかつて目上の人間から刷り込まれた“常識”だと聞かされた概念は、最早非常識になっていると言うことも起こり得ます。 生き方や働き方の多様性を受け入れようとする傾向の高まりに伴い、常識そのものに固執すること自体が、あまり意味を成さなくなりました。もちろん、遵法精神や道徳心など、普遍的な社会ルールが大きく変化することは無いのでしょうが、それ以外の、家族のあり方や仕事との関わり方など、個々人の“らしさ”を映し出す鏡は、半世紀生きてきた私の目から見ても、時と共に変化してきているのが分かります。 若い頃の私は、年長者の言う“常識”や“普通”をすんなりと受け入れることが出来ませんでしたが、それでも、全方位を敵に回すよりも、できることならどこかで折り合いをつけたいと考えていました。何事も話せば理

    親と子の結婚考 (2) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/13
  • 安心感の素 - 和尚さんの水飴

    悲観と不安 アーリーリタイアメントの話をにしたところ、予期せぬ大反対にあってしまいました。はこう言います。自分の病気のために仕事を辞めないでほしい。これから先何があるか分からないのだから働けるうちは働いてほしい。 何度言葉を変えて説明しても、は、私の早期退職の考えを、自分の病気のため、すなわち、介護離職なのだと譲りません。また、無収入になることはにとってはとても大きな不安で、キャッシュフロー表を見せても、想定上の安心は何の保証にもならないようです。 発病前までは、ある程度の蓄えが出来たらアーリーリタイアメントを考えても良いかもしれないと、心配性のにしては、私の考えに寄ってきたと思ったのですが、治療中の今は、心配性の上に心配の重ね塗りをしているような感じです。 思えば、最近、娘の就活への“介入”がやや行き過ぎの感があることにしても、は、何かに怯えている、あるいは、見えない不安と戦

    安心感の素 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/07
  • 必要なものに使えるお金 (2) - 和尚さんの水飴

    息苦しくない節約生活 前回の記事のとおり、私たちは、キャッシュフロー表を基に、見込みの生涯収入からランニングコストを差し引いたお金を優先度の高い使い道から振り分けました。住居のための費用や、まだ生まれていない子供のための教育費の“つもり貯金”を始めようと張り切ったものの、結婚当初は毎月の生活費を工面するだけで精一杯の状態。給与天引きの財形貯蓄がつもり貯金でしたが、最初は当に微々たる額でした。 そして、手取りの給料でやり繰りしようと考えたものの、東京の社宅で暮らし始めた頃は、結婚前に貯めていた貯金を切り崩しながらの生活が続きました。 数か月後にはが派遣社員として再就職したので世帯収入は増えることになりましたが、バブル崩壊後の不透明な時期でもあり、働き続けられる保証もなかったため、の給料は手をつけないことを前提に生活することにしましたが、最初の2年足らずの間は、私一人の給料では生活を

    必要なものに使えるお金 (2) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/05
  • 必要なものに使えるお金 (1) - 和尚さんの水飴

    財布の紐を締める 私は就職するまでは独り暮らしで、アルバイトで何とか生計を立てていた状態だったので、お金の管理には同年代に比べてシビアだと思っていたのですが、会社に入り、単身寮で暮らすようになってから財布の紐が緩み始めました。 寮費や寮での事代は給与天引きでした。その他は、通勤用の中古車のローンと奨学金の返済金が銀行口座から引き落とされます。当初は少しずつでも貯金をしようと考えていたのですが、先輩社員などとの付き合いもあり、毎月の給料日前には残高がゼロになってしまうような生活を送っていました。 そのような時に同じ職場のと付き合い始め、お互いに結婚を意識し始めた頃、が私に聞きました。貯金は出来ているのか、と。 当時の私は当に何も考えていませんでした。何も考えていないのに、何故か根拠の無い自信に満ちあふれていました。二人で暮らし始めれば何とかなるだろうと暢気な考えの私に、は医療保険と

    必要なものに使えるお金 (1) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/03
  • 責任の取り方、取らされ方 - 和尚さんの水飴

    中身の無いパフォーマンス 私の勤め先で、一介の社員でも社長に直接メールを送ることが出来るようになったのは、前社長の代になってからでした。それまでは、現場の社員が社長に直接物申す手段など無かったので、これによって、現場からの意見が直接社長に伝わる“風通しの良い”会社になるのではと期待していました。 しかし、風通しが良くなったように見えても、社員からの意見を受け取る側が物分かりの良い相手でなければ何も変わりません。現社長が就任した時、社長交代で少しは状況が良くなるのかと思いきや、良くなるどころか悪い方に進んでいる気がしてなりません。 社長としては、自分は進歩的な経営者だと自負しているのかもしれません。少なくとも、社員の目にはそう映ってほしいと思っているのでしょう。しかし、- 私の目が濁ってしまったからだと思いたいのですが – いかにも若い世代に受けの良さそうなことを打ち出す様は、経営者と言うよ

    責任の取り方、取らされ方 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/07/01
  • ツバメの子育て、人間の子育て - 和尚さんの水飴

    親子の距離 「ツバメはひと夏に2回子育てをすることがある」 知人からその話を聞いたのはいつのことだったか思い出せませんが、今週、の通院の付き添いで最寄り駅に立ち寄った時、先月若鳥が巣立って“空き家”になった巣に、再びつがいのツバメが戻ってきたのを見つけました。 ひと夏で二度の子育て。親鳥の逞しさと、その翼の庇護からわずか数週間で飛び立っていく若鳥。自分の境遇と勝手に比較して羨ましがる私に、は、「他人と比べるのはよしなさい」と、私の口癖を投げかけます。 上の娘は反抗期無くここまで来ました。今年で2度目の年女を迎えるので、まさかこれから反抗期を迎えることも無いでしょう。海外駐在中、言葉の壁や現地校の授業に馴染めずに一時期不登校になってしまいましたが、その後は親の心配をよそに大いに学生生活を謳歌していました。 一方、下の娘は小さい頃から外向的で好き嫌いがはっきりしている性格でしたが、それが、

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    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/29
  • 伸びきったゴムは戻らない - 和尚さんの水飴

    オフの時間を作る 考えや気持ちの揺らぎと言うものは、止めることが出来ず、何度も同じところを行ったり来たり、あるいは堂々巡りを繰り返すことがあります。それは数日おきのこともあれば、一日のうちに何度も、と言うことさえあります。 片付いていない仕事や、自分の中で解決出来ていないことは、一旦は頭の片隅に追いやることが出来ても、自分の意思に関わらず不意に意識の真ん中に戻って来ます。 以前の私は、オフの時間をゆっくり過ごしたいと思っていても、頭の中の回路が言うことを聞いてくれませんでした。平日、休日問わず、仕事の段取りのことが頭から離れなかった時期が長く続きました。次の会議での説明の要旨を頭の中で繰り返し確認したり話し方を考えたり、部下から持ち掛けられた相談の対応を考えたりと、考えること尽くしで気が休まりませんでした。 休みの日くらいぼーっとしていたいと思っていても、次から次へと頭の中に仕事のことが浮

    伸びきったゴムは戻らない - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/29
  • 教える立場から教えられる立場へ - 和尚さんの水飴

    手抜きか合理化か 私は過去の記事で、若い頃の話を頻繁に持ち出してきましたが、これは私が歳を取った証だと思います。 勤め先の若手や中堅社員に仕事の段取りを説明する時なども、つい若い頃の経験を引き合いに出しますが、しばらく後になって、「そんな昔のことを話してもあまり説得力が無いなあ」と反省することも多々あります。 確かに、いろいろな経験を積むためにはそれなりの時間が必要であり、短期間でどんなに座学で知識を詰め込もうと、経験の蓄積には勝てないこともあります。思うに、私も含め年齢の高い人間の中には、知力・体力では若い世代に太刀打ちできないため、無意識のうちに自分の弱点を経験で裏打ちしようと考えている人がいるのかもしれません。 ところが、経験を積んで身に着けたスキルや知識、仕事への取り組み方や、もっと根的な仕事観など、かつての“あるべき”姿が今の時代に合っているとは限りません。むしろ、利の無いもの

    教える立場から教えられる立場へ - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/24
  • 異動と退職の季節 - 和尚さんの水飴

    定期異動 6月は異動の季節です。私の勤め先では、かつては、人事異動はその時々で必要に応じて行なわれてきましたが、数年前から、原則7月1日を人事の定期異動のタイミングとするようになり、それ以外の時期には大きな組織改編などの特段の事情が無ければ異動は行なわないことになりました。 元々は、20代から30代前半の若手・中堅社員に様々な業種の経験を積ませるために、2年程度のローテーションで部署替えを行なうことが目的でした。 以前は、同じ新入社員でも、ひとつの部署で長く“純粋培養”される者もいれば、ごく短期間にいくつかの部署を移らされる者もいました。そして、そのような異動のさせ方が社内で問題となりました。 純粋培養された社員は、限られた業務には精通するようになるものの、ある程度の年齢に達すると、他の部署への異動が困難になってしまいます。いわゆる“潰しの効かない”社員になってしまいます。後者は、広く経験

    異動と退職の季節 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/22
  • 自分の潮時 - 和尚さんの水飴

    封印された提案 長年夫婦をやっていると、「これ以上言うと、喧嘩になるな」とか、「ここで折れておいた方が無難だ」と、越えてはいけない一線が見えてきます。遠慮はしないけれども、相手を傷つけることは避ける。私たち夫婦の間には、暗黙の“寸止め”ルールが出来上がっています。 今、最後の夫婦喧嘩がいつのことか思い出せないほど夫婦の仲が上手く行っているのは、病気の克服と言う共通の目標を前に、煩わしいものを背負い込まないようにお互いに警戒しているからなのだと思います。だから、寸止めにすらならないのです。そう考えると、私たちは、最早遠慮しないで言いたいことを言い合える夫婦では無くなってしまったのかもしれません。 昨夏、の抗がん剤治療が始まる前に、私は仕事を辞めること、そして、の闘病を全面的にバックアップすることを彼女に提案しました。 の返事は、自分の病気のために私や娘たちが何かを諦めるようなことはして

    自分の潮時 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/19
  • 働かない働き蟻 - 和尚さんの水飴

    真似ることと見習うこと 成功している人の真似をすれば自分も成功者になると勘違いしている人がいます。会社も然りで、私の勤め先のトップも、折に触れ、“業界のトップランナーから学ぶべし”と口にします。“学ぶ”は“真似る”の聞き違いなのでは、と疑問に思っています。 ここ数年、会社の業績は思うように伸びません。トップランナーと同じことをしているのに、なぜ当社は結果を出せないのか。経営陣は、その“なぜ”を自分たちで考えようともしないで、下の人間に分析を丸投げします。 意思決定、人事評価、ポートフォリオの構築。ボトムアップで提案しても、外側だけを取り繕ったり、“良いとこ取り”したりと、改善案が骨抜きになってしまっては、下の人間の意欲が削がれ、「昔の方がまだマシだったではないか」との愚痴が方々で聞こえるようになります。 経費節減、筋肉質な経営基盤。これまで散々、会社の“贅肉”を落としてきました。人員の削減

    働かない働き蟻 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/11
  • 介護と仕事の折り合い - 和尚さんの水飴

    介護への理解 管理職から外され、また、介護休業で仕事から離れたことにより、私の肩の重荷は二段階で軽くなりました。今月初めから仕事に復帰しましたが、在宅勤務のため、仕事の拘束時間はあるものの、その前後は家事に費やす時間を確保できるので、生活のペースを大きく乱されることはありません。 思うに、昨夏以来、の闘病生活に寄り添うことが出来たのも在宅勤務のお陰でした。“たられば”の話に意味の無いことは承知していますが、もし、コロナ禍が起きずに、以前のように通勤電車に揺られる生活を送っていたなら、私はこれほどまでの介護と家事に専念することは出来なかったことでしょう。あるいは、仕事と介護の両立など早々に破綻していたかもしれません。 介護休業制度の規定日数は90日あまり。家族が大病を患った時、3か月の介護休業では心許ないと言うのが私の率直な感想です。家族の介護と仕事。実際に自分の身に降りかからなければ、

    介護と仕事の折り合い - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/09
  • メンタルケアの自己責任 - 和尚さんの水飴

    境界を彷徨う心 去る3月に、ある若手社員が精神的なストレスからしばらく休みを取っていました。産業医や専門医は、彼を病気休職にするよう提言しましたが、早期に職場復帰したいとの人の希望もあり、会社もそれに同意したため、残りの有給休暇を全て消化して休むこととし、“休暇明け”の状態を見て職場復帰の可否を判断することになりました。 私はその直後に休業に入ってしまったので、この件をフォロー出来ていませんでしたが、金曜日に所用で出社すると、オフィスで彼とばったり出くわし、奇しくも私の職場復帰日である6月1日に彼も復帰を果たしていたことを知りました。 緊急事態宣言下、出社率は2割にも満たず、私の部署で出社している者は数えるほどでした。その中で彼は、ワークステーションの前で黙々と作業をしていました。声を掛けると彼は、「ご心配をおかけしました」と頭を下げました。マスク越しにその表情は掴み切れませんでしたが、

    メンタルケアの自己責任 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/07
  • 転職志願 やりがいを求めて - 和尚さんの水飴

    仕事とやりがい 介護休業が終わり仕事に復帰した私は、若手社員の教育係的な業務を行なうことになりました。休業前、私は上司に閑職への異動の希望を出していましたが、“適当な”受け入れ先が無いため、当面は元の部署で働くことになりそうです。 今、若手社員と一緒に行っている仕事は、仕掛中の事案に関する契約書類の精読や修正案の作成が中心です。法務関係の仕事は、元々私が若い頃に行なっていたものだったので、嫌いな仕事ではありません。 人手不足を理由に、コーポレート部門の法務担当部署は手が回らず、しばらくの間、海外の法務的な仕事は外部の法律事務所に“丸投げ”だったのですが、それでは会社が主体となって契約交渉を進める力が削がれ、ともすれば、双方の代理人同士の緩慢な交渉によって法律事務所にお金が落ちるだけ、弁護士が漁夫の利を得るだけの結果になってしまうため、数年前から自前の法務担当の育成に着手していたところでした

    転職志願 やりがいを求めて - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/06/04
  • 味覚障害にチャレンジ - 和尚さんの水飴

    酒と料理の組み合わせ 一昨年の暮れに、銀婚式のお祝いにと外をしました。今までは、肉料理なら赤ワイン、魚介類なら白ワインと、その程度の知識しかなかった私たちでしたが、そのレストランのソムリエに勧められるままに料理と飲み物の組み合わせを堪能しました。 それまで、料理に合う酒、あるいは酒に合う肴と言ったペアリングなど全く考えたことも無かった私は、新たな楽しみを見つけた気分でした。 その後、ことあるごとにべ物と飲み物のペアリングの“実験”に精を出す私に、渋々付き合うと言った、マティーニ実験室の情景が再現されました。 lambamirstan.hatenablog.com 自己流のペアリングのほとんどはから合格点をもらうことは出来ませんでしたが、「ドライなシャンパンと納豆巻き」、「芋けんぴのクリームチーズディップとバーボンのロック」は意外に好評でした。 の闘病生活が始まってからは、ペアリ

    味覚障害にチャレンジ - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/05/23
  • 気楽に生きる - 和尚さんの水飴

    外面と内面 家から一歩外に出ると、誰でも外向きの顔になると思います。家族に見せる“素の”自分を、学校や会社で見せることはしません。 「裏表のない人」は誉め言葉なのでしょうが、それは、外向きとして演じている自分を、相手に関わらず使い分けないことであって、ありのままの自分をさらけ出すこととは違います。 介護休業以来、私は外向きの自分を演じる必要が無くなりました。ときたま会社の関係者と事務連絡で話をしたり、メールのやり取りはしますが、仕事の責任を取り除かれた身分は気ままなものです。これをいつまでに仕上げなければ、とか、言いにくいことを誰某に伝えなければ、と言った心の負担から解放されたからです。 あまりに気楽な生活を送っていると、それがかえって不安の種になってしまいます。これについては、以前記事に書きましたが、今は、出来るだけ余計なことは考えずに現状を楽しもうと努めています。 lambamirst

    気楽に生きる - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/05/17
  • 自分らしさを貫くには (2) - 和尚さんの水飴

    敵と味方しかいない世界 (2) 先輩社員のKさんとの関係に悩んでいたSさんは、相談相手のT君と信頼関係を深め、やがて二人は結婚することを決めました。両名からその話を聞かされた私は、結婚後の二人の配置転換を考えなければならないと思いました。 ところが、私は二人から以外な話を聞かされました。Sさんは、結婚を機に – もっと正確には、結婚準備もあるため、それから2か月後のボーナス支給月一杯で退職したいと言います。 後になって振り返ると、私は二人に随分と失礼なことを質問したのでした。二人から話を聞いた瞬間、私はてっきりSさんの退職理由は、“おめでた”なのかと勘違いしてしまい、そう彼女に尋ねました。 彼女は即座に私の誤解を否定すると、T君や自分の両親とも相談して、自分が家事一切を引き受けることに決めたと言います。そこまで二人で決めているのであれば、私がSさんを慰留することなど出来ません。 そして、私

    自分らしさを貫くには (2) - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/05/12
  • 元気な証拠 - 和尚さんの水飴

    リハビリ月間 は、3月終わりに左乳房摘出の手術を受けて以来、週1回病院に通っています。病理検査の結果、今後の治療方針が決まるそうですが、それまでの間は、抗がん剤の投与もストップしているため、体調が良いようです。 元来、じっとしていられない性格のですが、時節柄、方々に出かけることは好ましくないため、日々の散歩タイムがにとって数少ない楽しみになりました。退院後からこれまで、雨の日を除き朝夕の30分程度を散歩の時間にしました。飽きないように、私がグーグルマップを見ながらコースを決めます。思えば、一年前の今頃も、ほぼ毎日家族でウォーキングをしていたので、その習慣が戻ってきたようなものです。もっとも今はの歩調に合わせた、文字通りの散歩です。 は通院の時以外、半年近く家から出ていなかったので、足腰の筋力が著しく低下していました。散歩を始めた当初は、片道10分強の最寄り駅までたどり着くのがやっ

    元気な証拠 - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/04/22
    いつも有難うございます感謝です今後とも宜しくお願い致します
  • 言葉と気持ち - 和尚さんの水飴

    礼儀作法以前に 自分の思いを正しく相手に伝えることは、コミュニケーションが成立するための根です。相手に対して感謝の気持ちがあっても黙っていては伝わりません。逆に美辞麗句を並べて感謝の言葉を伝えても、それが心でなければ、すぐに相手に見透かされてしまうことでしょう。 思いを言葉に出さないのは壊れた笛のようなものです。心のこもっていない言葉は空虚な音に過ぎません。思いと言葉が一致した時に、初めて相手に自分の気持ちが伝わるのだと思います。 さて、年度が替わり、私の勤め先でも新入社員の研修が始まりました。毎年必ず耳にするのが、「今年の新入社員は礼儀がなっていない」と言う、上からの“お叱り”の言葉です。しかし、しばらくすれば、大体の新入社員は外に出しても恥ずかしくない程度の礼儀作法を習得するものです。 当の問題は、十数年、あるいはそれ以上社会人をやっていて、挨拶もろくに出来ない社員がいることです

    言葉と気持ち - 和尚さんの水飴
    kaiyumaru
    kaiyumaru 2021/04/08
    有難うございます感謝です今後とも宜しくお願い致します