連休後初、11日ぶりの更新になる。連休直前には「小沢一郎裁判」で無罪判決が言い渡され、連休後には指定弁護士が控訴する一件があったが、いずれもいっとき議論されただけに終わり、政治の問題に関しては、大阪市長の橋下徹と原発再稼働の2件がもっぱら注目を集めている。 原発に関しては、5月5日に北海道電力の泊原発3号機が定期点検のために運転を休止し、ついに42年ぶりに国内で稼働している原発が1基もなくなった。その直前、「小沢裁判」の判決のあった4月26日、大阪市長の橋下徹は、市役所で報道陣に「節電に住民支持がない場合は原発再稼働を容認する」と語り、同日行われた関西広域連合の会議では「節電新税」を提案した。「節電に取り組む企業への奨励金の財源として、関西の住民に1か月千円程度の新税を課す」というものだ。後者について、佐藤優が「橋下総理誕生を支持する」とした文章を寄稿したのと同じ『週刊文春』5月17日号で