最近、どこの書店に行っても、新刊コーナーの一角に必ず『保守』コーナーを目にするようになった。タイトルはいろいろだが、基本的に「日本はこんなにすごい!」「中韓はこんなにダメだ!」的な論調で一貫している。聞けばそれなりに部数は出るようで、出版不況が叫ばれる中、数少ない金脈に多くの出版社が群がっているように見える。 一方、政治の世界では維新から分離した石原慎太郎氏が保守系新党を立ち上げ予定で、都知事選で60万票集めた田母神俊雄氏も合流を示唆している。ネタ枯れ気味のリベラルとは対照的に、保守方面ではいろいろな動きが活発化しているのは事実のようだ。かつて「学生運動やらない奴はモテない」と言われたように、これからの日本では「保守じゃないとカッコ悪い」という時代が来るのだろうか。 時代にそぐわないものは率先して改革し、進歩する気概を持つ 恐らく、そうはならないだろう。というのも、今ちまたにあふれている『
