水素ステーション (c)朝日新聞社 @@写禁この記事の写真をすべて見る 水素を燃料とし、水しか排出しないため「究極のエコカー」と呼ばれる燃料電池車。だが、そこには意外な落とし穴があるという。『「走る原発」エコカー 危ない水素社会』(コモンズ)の著者で環境経済研究所の上岡直見代表が語る。 「燃料電池車がCO2を排出しないのはあくまで“運転時”の話。水素は天然資源ではないため水の電気分解などで製造する必要があり、その過程で結局はガソリン車並みのCO2が生ずる。現在はオーストラリアなど海外から水素を輸入する計画のため消費者からは見えにくいですが、本当に『エコ』と言えるのか疑問です」 この根本的弱点を解決するために安倍政権、「原子力ムラ」が持ち出しているのが、なんと原発の一種である高温ガス炉という新技術だという。 高温ガス炉は水の代わりに気体のヘリウムガスで原子炉の冷却を行う原発。世界でもまだ実用
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