東日本大震災の復興道路として整備された三陸道の全線開通から1年が経過し、県内沿線市町村の道の駅がにぎわいの拠点となっている。国は三陸道にサービスエリアを設けず、地域活性化につなげるため道の駅に誘導する方針を取ってきた。2023年は久慈市と山田町の2駅の開業で10駅超となり、さながら「戦国時代」の様相だ。好立地を生かして誘客を図る施設がある一方、交通の流れが変化し素通りに悩む声もあり、魅力発信の拠点として共存共栄の形を探る。 田野畑村菅窪(すげのくぼ)の道の駅たのはた。正月が明けた8日、地元の青果や海産物に加え、村特産クロモジのクラフトコーラなど独自の土産品も人気を集めた。久慈市に向かう途中に家族と訪れた宮古市小沢の会社員畠山健さん(30)は「道路が整備され、今まで遠く感じていた沿岸のいいスポットに出かけるようになった」と満喫する。 ◇ ◇ 記事全文は、1月11日付の岩手日報本紙を
氷見魚市場(富山県氷見市比美町)のブランド魚「ひみ寒ぶり」は13日、251本を水揚げし、累計2万1740本で今シーズンを終えた。ブランド制度が導入された11年度以降で最も終了日が早い。氷見漁協によると、総水揚げ量は平年の7割で、2年連続の不漁。 ひみ寒ぶりの認定基準は6キロ以上。氷見漁協や漁業者、仲買人でつくる判定委員会が、水揚げ状況などから今シーズンの販売終了を宣言した。出荷開始は昨年11月26日に宣言された。 氷見漁協によると、11~21年度の平均水揚げ量は約3万1千本。今シーズンは宣言期間が過去最短の17日間だった昨シーズンの1万1013本を上回った。昨年12月26~28日に、1日の水揚げが千本を超えた。 氷見漁協の担当者は「今シーズンは日本海全体が不漁で、北海道沖から南下する大型のブリが少なかった」と話す。重さも平年の9~11キロ台に対し、7~9キロ台が中心だった。 氷見市内では、
イオン東北は13日、いわき市小名浜港に水揚げされたマイワシを使った新商品「いわし甘煮」の販売を始めた。同市のイオンスタイルいわき小名浜など東北の計121店舗で販売する。 県船団が昨年4~6月に本県沖で漁獲した。同市中之作で加工し、骨まで食べられるようにじっくりと煮込んだ。約1カ月間冷凍保存でき、食べる際は電子レンジで温めるか湯煎する。1パック約100グラムで、個包装の3パック入りで645円。 同社が震災後の地域産業を支援する「にぎわい東北」の一環で、県漁連と共同開発した。開発を担当した同社の正田敬之さんは「県産品の良さを県外に発信していきたい」とアピールした。 材料となるマイワシを提供する県漁連の鈴木哲二専務理事は「良い素材を安定供給することを第一に考えていきたい」と話した。
東日本大震災発生後の交流をきっかけに、名古屋市博物館が収蔵するロダンの彫刻「考える人」が、岩手県陸前高田市で期間限定で展示される見通しになりました。 【写真を見る】きっかけは震災後の“交流”「考える人」の彫刻 名古屋から陸前高田の博物館へ貸し出し 「考える人」は19世紀を代表するフランスの彫刻家オーギュスト・ロダンの代表作です。 公式の型から鋳造された「グランドモデル」と呼ばれるものは、国内に4体しかなく、その一つが名古屋市博物館に収蔵されています。 名古屋市博物館が、今年10月から大規模改修で休館することから、東日本大震災の後、提携を結んだ岩手県の陸前高田市立博物館に貸し出しを申し出ました。 陸前高田市立博物館への展示は、この秋から3年間の予定で、今後、運び込むことが可能か図面や現地調査で確認し、10月以降に陸路で輸送する見通しです。
「鉱床」次々と発見 世界で資源不足が深刻化する中、海底鉱物資源の活用は持続的発展に欠かせない。世界第6位と広大な日本の排他的経済水域(EEZ)には、銅や亜鉛、金、銀などの金属が沈殿した「海底熱水鉱床」が多く存在する。だが、深海での資源開発は高コストで採算が合わず、実用化は困難なままだ。カギを握るのは海底での鉱物“養殖”か、それとも狙うは高価な「金」か―。海洋研究開発機構やIHIなどが新たな海底資源開発の道を探る。(曽谷絵里子) 海底熱水鉱床は2008年の海洋基本計画で約10年後の商業化を目指す方針が盛り込まれ、18年には世界初の連続揚鉱にも成功。無人探査機などの進歩も後押しし、次々と鉱床は発見されるも、経済性確保はいまだ難しく、研究主体の開発が中心だ。 そうした中、期待されたのが、海底掘削孔を利用し人工的に金属資源を作り出そうという、海洋機構や東京大学などによる「黒鉱養殖プロジェクト」だ。
栄養塩不足などにより不作となっている有明海の養殖ノリ。冷凍網ノリの摘み取り作業が始まっていますが、色落ちの被害は深刻で、漁業者からは落胆の声が聞かれています。 【ノリ漁業者 徳永義昭さん】 「最悪です。43年間ノリをして一番の最悪。」 佐賀市川副町の徳永義昭さんは、12日夜から冷凍網ノリの摘み取りを始めました。 佐賀市の戸ヶ里漁港から7キロほどの沖合で30センチほどに育ったノリを摘み取っていました。 今シーズンは雨が少なく、海の栄養塩が少なかったことなどから、秋芽網ノリは不作。 冷凍網ノリに期待がかかりましたがプランクトンが増殖し、海の状況は改善が見られずノリの色落ち被害が深刻な状況です。 【ノリ漁業者 徳永義昭さん】 「秋芽も最低と思いよった。去年と比べて半分くらいの水揚げばってんが、冷凍は最低の最低。最悪。まだ秋芽はよかった。まだ秋芽は幸せやったね。」 摘み取ったノリを加工してみると例
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