佐賀空港への自衛隊輸送機オスプレイ配備に伴う駐屯地開設を7月に控え、立地自治体の佐賀市が実施する工事を防衛省が初めて補助対象とした。「防衛施設周辺の生活環境整備」という題目で、使途が広く、補助率も有利な“防衛マネー”の活用が佐賀市でも始まることになった。 政府の2025年度予算成立を受け、防衛省が都道府県別の補助金配分を公表した。佐賀市の実施事業で採択されたのは、川副町犬井道の戸ヶ里・寺井津漁港の物揚場(避難港)の舗装工事計画。本年度事業費2100万円のうち、3分の2に当たる1400万円を補助する。
