2013-12-04 親たちの顔 日本を代表するゴシップ誌である週刊文春が、中国の歴史はプロパガンダ、韓国の歴史はファンタジーだと批判しているのを見かけた。それならば日本はどうなのかと考えると、すぐにヒポクリシー(偽善)ということばが頭をよぎる。みんながんばろう、絆で生きていこう、という鼻につく偽善が横行する社会が強いる圧力。これに耐えられないひとびとが、「本音」を言える場として、名前と顔のない悪意の吹き溜まりたるネットを生成している。しかしこれは第三国がいちいち口を挟むことではない。自らが生きる社会の諸問題は、その内側から対峙すべきものだ。 かつて海外の学校にいた頃、非常に仲良くしていた韓国人のK君という生徒がいた。国際校では、英語を第二外国語として扱う生徒たちが集められるクラスをESL(English as a Secondary Language)という。日本の学校で言うと、成績が