日本の魅力を打ち出したコンテンツ、クリエイティブ、サービスの海外展開を支援する株式会社海外需要開拓支援機構(クール・ジャパン推進機構)が11月8日に発足、11月25日に営業を開始する。スタート時には政府出資300億円に加えて、民間企業15社が計75億円を出資する。出資金は官民375億円、さらに今年度末まで政府出資を500億円、民間出資を含め600億円まで拡大する大型プロジェクトだ。 国の出資が大きくなったのは、国がリスクマネーを供給することで民間投資の呼び水とし、事業の活性化を目指すためだ。機構は主に生活文化の特色を生かした商品やサービスの海外事業展開を狙う幅広い企業を支援する。 気になる出資プロジェクトの中身は、現在は具体的な案件は挙がっていない。営業開始後に、取り組むことになりそうだ。 一方で、民間出資の15社の事業から、今後の方向性の一端が窺える。エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急