米iRobot(アイロボット)が発表した新しいフラグシップモデル「ルンバ980」シリーズ。同社のコリン・アングルCEOが「最初のルンバ以来、最大の発表」という新世代のロボット掃除機は、上面に備えたカメラで家の中の地図を作りながらインテリジェントに行動する。では、実際の掃除はどう変わるのか。そして猫が上にのっても掃除が継続できるのか。気になる部分をチェックした。 カメラを採用した理由とは? ルンバ980の最も大きな変化は、カメラを使用するvSLAM(visual Simultaneous Localization And Mapping)を採用したことだ。SLAMは、スタンフォード大学のロボット工学研究から生まれたオープンソースのマッピング技術で、Google無人カーの開発に利用されていることでも知られる。ロボット掃除機でもiRobotの競合にあたるネイト・ロボティクスやコーボルトなども採用