株式会社日立製作所(以下、日立)は13日、LANケーブルでインターネットに接続された環境において、事実上暗号解読が不可能なほどの高い安全性を実現する暗号通信技術を開発し、技術を搭載した通信装置を試作したと発表した。 【この記事に関する別の画像を見る】 開発した通信技術では、まず、あらかじめ送受信者間で共通鍵を共有する。送信者はデータの送受信に先立って、任意の乱数を共通鍵をパラメーターにして変換(誤り訂正符号化)し、さらにランダムなノイズを加えることで、意図的にエラー(ビット誤り)を含んだ状態にして受信者に送信する。 続いて、送受信者は双方で送受信した乱数から秘密鍵を生成し、その秘密鍵を使ってメッセージを暗号通信する。この際に、受信者側にあるエラーを含んだ乱数(誤り訂正符号化されている)は共通鍵を使ってノイズが除去された状態で復号されており、エラーは訂正済みとなる。 第三者が暗号化されたデー
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