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ブックマーク / www.u-tokyo.ac.jp (10)

  • 超遠方宇宙に大量の巨大ブラックホールを発見 | 東京大学

    今回発見された100個の超遠方クェーサー 各パネルの中央に写っている赤い天体がクェーサー。上7段が新発見された83個、下2段が再発見された17個です。超遠方にあるため、宇宙膨張による赤方偏移と宇宙空間での光の吸収効果で、このように非常に赤く観測されます。画像は全て、すばる望遠鏡の超広視野主焦点カメラHSCによる探査観測で得られたものです。 (クレジット:国立天文台) 東京大学の柏川伸成教授率いる研究者チームは、地球から約130億光年離れた超遠方宇宙において、83個もの大量の巨大ブラックホールを発見しました。巨大ブラックホールが超遠方宇宙にも普遍的に存在することを初めて明らかにした重要な成果で、宇宙初期に起こった「宇宙再電離」の原因に対しても新たな知見を与えるものです。 巨大ブラックホールは太陽の100万倍から100億倍にも達する重さを持ち、その誕生過程は謎のままです。また宇宙初期にもやはり

    超遠方宇宙に大量の巨大ブラックホールを発見 | 東京大学
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    kamei_rio 2022/12/17
  • ガラスは固体と液体の中間状態 | 東京大学

    東京大学大学院総合文化研究科の水野 英如助教、池田 昌司准教授、中国・上海交通大学のトン フア(Tong Hua)准教授、フランス・グルノーブル大学のモッサ ステファノ(Mossa  Stefano)教授は、ガラス中の分子の熱運動をコンピュータシミュレーションによって詳細に観察・解析し、通常の固体では起こり得ない、特異な分子運動が生じていることを発見しました。 固体中の分子は、熱(温度)によって絶えず運動しており、この熱運動が熱容量や熱伝導率といった固体の物性・性質を決めています。つまり、固体の物性を理解するためには、分子の熱運動を理解することが必須なのです。通常、固体中の分子は、ある一つの配置のまわりを“振動”しています。ところが古くから、ガラスには分子の振動運動のみでは説明できない物性があることが指摘されており、したがって、振動以外に何か別の分子運動が存在することが示唆されてきました。

    ガラスは固体と液体の中間状態 | 東京大学
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    kamei_rio 2020/10/17
  • 物質から生命への進化を可能にしたカギは寄生体との共進化か | 東京大学

    フランス国立科学研究センターの古林太郎博士研究員、東京大学大学院総合文化研究科附属先進科学研究機構/同研究科 広域科学専攻/生物普遍性研究機構*の市橋伯一教授らは、ただの物質の集まりであるRNAの自己複製システム(注1)を試験管内で多様な系統へと自発進化させることに成功しました。 生命が生まれる前の時代には、RNAや短いタンパク質などの分子からなる、分子の自己複製システム(例えばRNAワールドにおける自己複製RNAなど)が存在し、それらが進化することで現在のような多様で複雑な生物界が作り上げられたと想像されています。しかし、これまでの分子の自己複製システムでは進化(注2)がすぐに止まり、生命に近づいていく様子は観察されませんでした。研究では、独自に開発したRNAの自己複製システムを原始生命体のモデルとして用いて、実験室で約300世代に及ぶ長期の進化実験を行いました。その結果、これまで見ら

    物質から生命への進化を可能にしたカギは寄生体との共進化か | 東京大学
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    kamei_rio 2020/07/24
  • 分子生物学の基本原理「セントラルドグマ」の理論的導出に成功 | 東京大学

    分子生物学の基原理「セントラルドグマ」の理論的導出に成功 - 情報と機能の分業を「対称性の自発的破れ」により解明 - 研究成果 生命の根原理の1つは、ゲノムと触媒の区別、すなわち遺伝と触媒の分業である。現在知られている生物ではすべてDNAなどの核酸分子が遺伝情報を担い、そこから一方向に情報が流れ、タンパク質がつくられ、それが触媒としてDNAを含む細胞内の分子の合成を助けている。 その一方で原始生命においてはゲノムと触媒は未分化であったと考えられている。 ではこのような役割の分化はいかに生じたのであろうか。 ニュージーランド・オークランド大学上級講師および東京大学生物普遍性連携研究機構客員准教授の竹内信人、 そして、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻および生物普遍性連携研究機構の金子邦彦教授は、 触媒機能を持ち複製する分子が集まった原始的細胞のモデルを考え、それが進化しながら複製し

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    kamei_rio 2019/10/03
  • 運動が自閉症様行動とシナプス変性を改善する | 東京大学

    薬品作用学教室の小山隆太(准教授)、安藤めぐみ(博士課程2年生)、柴田和輝(研究当時:博士課程3年生)、岡和樹(研究当時:博士課程3年生)、小野寺純也(博士課程1年生)、森下皓平(研究当時:修士課程2年生)、三浦友樹(研究当時:博士課程3年生)、池谷裕二(教授)らの研究グループは、自閉症モデルマウスを用いて、自閉症の治療における運動の有効性を示しました。。研究成果は、2019年6月4日付けでCell Reportsオンライン版に掲載されました。 発表概要 自閉症は、社会性障害やコミュニケーション障害を主な症状とする神経発達障害です。自閉症は患者やその家族の生活の質を損ねることが問題となっていました。しかしながら、その発症メカニズムは十分には解明されておらず、根的な治療法も確立されておりません。 研究グループは、自発的な運動が自閉症モデルマウスにおける自閉症様行動と、脳内シナプス密度の

    運動が自閉症様行動とシナプス変性を改善する | 東京大学
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    kamei_rio 2019/06/07
  • 脊椎動物の基本構造が5億年以上変わらなかった理由 | 東京大学

    脊椎動物の基構造をつくる時期は、多様化が制約されている 脊椎動物の基構造をつくる時期にはたらく遺伝子は、その時期以外にもいろいろなところではたらいています。この使い回しによって、脊椎動物の基構造が進化を通して多様化しにくくなっている可能性が高いことが今回明らかになりました。 © 2018 Naoki Irie. 東京大学大学院理学系研究科の入江直樹准教授らの研究グループは、脊椎動物の基構造が5億年以上変わらなかった理由として、遺伝子の使い回しが寄与していることを明らかにしました。 我々ヒトをはじめ、他の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類を含む背骨をもった動物(脊椎動物)は、5億年以上前に出現して以来、さまざまな形の姿に進化し、多様化してきました。しかし、どの脊椎動物種も体の基的な解剖学的特徴は数億年間の進化的多様化を通してもほとんど変わっておらず、その原因は明らかになっていません

    脊椎動物の基本構造が5億年以上変わらなかった理由 | 東京大学
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    kamei_rio 2018/10/28
  • 人からイヌにうつるあくびには飼い主とイヌの絆が重要であることを証明 [東京大学[広報・情報公開]記者発表一覧

    平成25年8月8日 東京大学大学院総合文化研究科 1.発表者: テレサ ロメロ(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 特任研究員) 今野 晃嗣(京都大学野生動物研究センター・日学術振興会特別研究員PD) 長谷川 壽一(東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 教授) 2.発表のポイント: ◆見知らぬ人のあくびよりも飼い主のあくびの方がイヌに伝染しやすいことを明らかにしました。 ◆イヌの心拍を計測することにより、イヌにおける伝染性のあくびが不安やストレスではなく飼い主とイヌの絆や共感によって大きく影響されることを初めて明らかにしました。 ◆人間社会で活躍する作業犬には共感能力が求められるため、イヌの伝染性のあくびにみられる犬種差や個体差を明らかにすることによって作業犬としての適性を判断できるようになることが期待されます。 3.発表概要: 私たち人間は、見知らぬ人のあくびよりも親しい人の

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    kamei_rio 2018/01/02
    "一般家庭で暮らすイヌ25匹とその飼い主を対象に実験" なるほど犬は家族
  • テントウムシのはねを折り畳むメカニズムを解明 | 東京大学

    人工のはねをもったテントウムシ 今回研究グループは、人工の透明な前ばね(さやばね)を、ナナホシテントウムシへと移植し(左)、はねの折り畳み過程を詳細に観察した。人工のはねは紫外線硬化樹脂でできており、さやばね内側表面のシリコン製の型から造られている。 © 2017 斉藤 一哉 東京大学生産技術研究所の斉藤一哉助教(当時、現:情報理工学系研究科特任講師)らの研究グループは、テントウムシがはねをどのように折り畳んでいるのかを、透明な人口ばねをテントウムシに移植し、その基礎となる折り畳みのメカニズムを観察することで解明しました。研究成果は、はねがいかにして飛行時には強度と剛性を保ち、地上ではコンパクトに折り畳み収納ができる柔軟性を持つのかを明らかにし、人工衛星用アンテナからミクロな医療機器、傘や扇子などの日用品まで、形状変化構造を持つ製品の先進的なデザインへの幅広い応用が期待されます。 テント

    テントウムシのはねを折り畳むメカニズムを解明 | 東京大学
    kamei_rio
    kamei_rio 2017/09/21
    "ネイルアートでよく使われる透明な紫外線硬化樹脂から透明な人工さやばねを造り"
  • テトラ中性子核を発見 | 東京大学

    テトラ中性子核のイメージ図と用いられた実験装置の模式図 テトラ中性子核内の4個の中性子の分布の想像図と実験に用いられたSHARAQ磁気分析装置。 © 2016 Keiichi Kisamori. 東京大学大学院理学系研究科の下浦享教授と理化学研究所らの研究グループは、中性子4個だけで構成されるテトラ中性子核を発見し、中性子物質研究の道を拓きました。 自然界の物質質量の大半を担う原子核は、通常、陽子と中性子の組合せから成ります。そして、天然に存在する安定な原子核の陽子の数と中性子の数はほぼバランスがとれています。どれだけバランスが崩れた原子核が存在できるのかは、陽子や中性子を結びつけている核力の性質と深く関連しています。さまざまな組合せのうち、最も極端な中性子だけで構成される原子核が存在するか否かは、原子核研究における1つの重要な課題であり、実験的にも、理論的にも注目されてきました。現に、

    テトラ中性子核を発見 | 東京大学
    kamei_rio
    kamei_rio 2016/01/06
    "今回の成果は、宇宙に存在する主として中性子から成る中性子星の構造の解明への道を拓くものと考えています"
  • 「シュレーディンガー猫状態光パルスの量子テレポーテーションに成功」 - [東京大学[広報・情報公開]記者発表一覧]

    2011年4月15日 1.発表概要: 量子力学の黎明期に提案された二大パラドックスである、シュレーディンガーのとアインシュタイン・ポドロスキー・ローゼン(EPR)のパラドックスを テーブルトップで同時に実現し、それらを組み合わせてシュレーディンガー状態光パルスの量子テレポーテーションに成功した。 2.発表者: 古澤 明(東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻 教授) ※詳細はこちらをご覧下さい。

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