【読売新聞】 魚介類に寄生して食中毒をもたらす「アニサキス」を死滅させるため、熊本大が電気エネルギーを使った殺虫方法の研究を進めている。アジでは刺し身の品質を損なわずに感電死させる技術を確立した。併せて対象魚種の拡大や、別の寄生虫へ
【読売新聞】 千葉県富津市など13市町でつくる「房総地域東京湾口道路建設促進協議会」が、東京湾口の浦賀水道を渡る道路の建設を求めて、9年ぶりに総会を開いた。きっかけの一つは、ツイッターへの1本の投稿が大きな反響を呼んだことだった。
【読売新聞】 高校スポーツの祭典・全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)が今夏、北海道で開かれる。その予選となる全道高校体育大会は1日に号砲が鳴り、レスリングが千歳市で、アーチェリーが帯広市で始まった。 全道大会は、陸上や体操
【読売新聞】POINT ■ゲノムで重要な機能を担う部分は、種を超えて共通している。地球の生物はひとつの細胞から生まれて、みんなつながっている証拠だ。 ■ゲノムに刻まれた歴史を調べることで、私たちがどのように進化してきたかがわかる。
四万十市・一宮神社 市、予算案 精密に再調査 四万十市教育委員会は、同市間崎の一宮神社に伝わる「 七星剣(しちせいけん) 」(市指定文化財)の精密な再調査を実施する。2日開会の市議会に、調査研究費109万円を盛り込んだ2022年度一般会計当初予算案を提出。神社に安置された由来や材質の細かな成分分析を行い、謎に包まれた神剣のルーツを探る。(広浜隆志) 七星剣は全長81・9センチ、幅3・6センチの鉄剣。全体が赤さびに覆われているが、刃の中央部にかすかに文様が見える。1988年、奈良市の元興寺文化財研究所にX線調査を依頼し、北斗七星の銀象眼が埋め込まれていることを確認。さらに奈良県立橿原考古学研究所が、さび具合や形状などから、奈良時代以前に製作された七星剣と鑑定した。 ただ、神社に持ち込まれた経緯や由来などは不明。専門家の「近世に大陸から輸入された真ちゅう象眼の刀剣では」との指摘もあるという。
自動販売機に並ぶのは、コオロギやカブトムシ――。熊本市中央区に登場した昆虫食の自販機が話題を集めている。昆虫食は食糧難を救う存在として注目されており、自販機でも売り切れ商品が続出する人気ぶりだ。 設置したのは市内で風船グッズを販売する友田敏之さん(34)。食糧難や環境問題について知人と語り合ううちに、昆虫食に興味を持った。昨年11月から自販機での販売を始めた。 商品は約10種類。最も安い700円のプロテインバーは、粉末にしたコオロギを練り込んだ。原形をとどめた塩味のコオロギ(1300円)が一番人気だという。 商品を卸す昆虫食の製造販売会社「TAKEO」(東京)によると、昆虫食自販機は全国でも珍しいという。この自販機では最初の1か月間で約500個、約50万円分を売り上げた。 コオロギはエビなどの甲殻類に似た味わいで、「マヨネーズと一味唐辛子で食べるとおいしい。でも、ゲンゴロウやタガメは上級者
茨城県内の沿岸部に整備されているT字形の人工岬「ヘッドランド」付近で18、19日に水難事故が相次ぎ、20日に鉾田、鹿嶋市で男性3人の死亡が確認された。ヘッドランド付近は県が立ち入り禁止を知らせる看板を設置している。県警は「流れが穏やかに見えても、強い流れが発生する可能性がある。絶対に泳がないでほしい」と呼びかけている。 鉾田署の発表では、鉾田市台濁沢のヘッドランド付近で19日午後2時40分頃、家族で海水浴に来ていた群馬県伊勢崎市の会社員増田治央さん(55)が、溺れた娘(8)を助けた後に沖に流され、約11時間後に死亡した。増田さんは約100メートル沖合でうつぶせの状態で浮いていたといい、離岸流に流された可能性もあるという。 鹿嶋署の発表では、茨城県鹿嶋市大小志崎のヘッドランド付近で18日に波にさらわれて行方不明となった男性は20日午前5時50分頃に同所の海岸で発見された。同市角折のヘッドラン
東京医科大(東京)医学部医学科の一般入試で、同大が女子受験者の得点を一律に減点し、合格者数を抑えていたことが明らかになった。同大出身の女性医師が結婚や出産で離職すれば、系列病院の医師が不足する恐れがあることが背景にあったとされる。水面下で女子だけが不利に扱われていたことに対し、女性医師や女子受験生からは「時代遅れだ」との声が上がる。 「いわば必要悪。暗黙の了解だった」。同大関係者は、女子の合格者数を意図的に減らしていたことについてそう語る。 この関係者によると、同大による女子合格者の抑制は2011年頃に始まった。10年の医学科の一般入試で女子の合格者数が69人と全体(181人)の38%に達したためだ。医師の国家試験に合格した同大出身者の大半は、系列の病院で働くことになる。緊急の手術が多く勤務体系が不規則な外科では、女性医師は敬遠されがちで、「女3人で男1人分」との言葉もささやかれているとい
他人のパソコンのCPU(処理装置)を借用して、仮想通貨のマイニング(採掘)を手伝わせる「コインマイナー※」。仮想通貨ブームもあって話題になっているが、そのプログラムをサイトに設置している運営者たちが、不正指令電磁的記録(ウイルス)供用や保管などの容疑で相次いで摘発されている。コインマイナー用のプログラムが「ウイルス」と判断されたからだが、技術者からは疑問や反発の声も出ている。なぜなのか。 【用語解説】コインマイナー 仮想通貨取引の正しさを証明するための計算作業に参加し、対価として仮想通貨を入手することを金の採掘に例えてマイニングと呼ぶが、計算には高性能なコンピューターが必要だ。このため、他人のコンピューターの処理能力を借用して行おうとするのがコインマイナー。今回、捜査対象となっているのは、自分の運営サイトにコインマイナー用のプログラムを設置していたケースだが、このほか、第三者がサイトを改ざ
情報通信の世界では、あらゆるモノをインターネットにつなげようという「IoT」の技術が、製品開発や産業応用の中心となりつつある。そのIoT分野で6割以上の市場占有率を誇るのが、日本で生まれたコンピューター用基本ソフトウェア(OS=オペレーティングシステム)「トロン」だ。このトロンが、米国電気電子学会の標準規格として認定される手続きが進んでいる。順調に進めば、国産のOSが、「世界標準」になる。 IoT時代がやってきた IoTという言葉を最近よく目にしたり、聞いたりするという人は多いだろう。インターネット・オブ・シングスの略で、「モノのインターネット」と訳されることが多い。生活空間のあらゆるモノ、あらゆる場所に小さなコンピューターやセンサーを組み込み、ネットワークにつないで便利な情報化社会を目指そうという技術である。ひと昔前まで「ユビキタス・コンピューティング(ユビキタスはラテン語であまねく存在
水産庁は太平洋クロマグロの小型魚(30キロ未満)について、次の漁期(今年7月~来年6月)に漁獲量の上限(漁獲枠)を北海道と鹿児島県は実質ゼロとし、岩手、高知両県は大幅に縮小する方針を固めた。 いずれも今漁期に取りすぎた。日本は国際的に約束した漁獲量を守れずに批判されており、資源管理の甘い都道府県に厳しく対処する。 太平洋クロマグロは、日本など26か国・地域が参加する「中西部太平洋まぐろ類委員会」(WCPFC)が各国の漁獲枠を決める。将来卵を産む小型魚は資源量への影響が大きく、日本の小型魚の漁獲枠は今漁期、クロマグロの国内消費量の1割弱となる3424トンだ。しかし、漁獲量は既に98%を超え、2年連続で超過する可能性が高い。
自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)は、村田和義准教授(50)(電子顕微鏡学)らの研究グループが、世界最大のウイルス「ピソウイルス」がバクテリアに近い構造的特徴をいくつも持っていることを世界で初めて突き止めたと発表した。 ウイルスが先か、バクテリアが先かの進化論争に新たな示唆を与えると期待される。 ピソウイルスは2014年にシベリアの永久凍土から発見された。大腸菌とほぼ同じ大きさの世界で最も大きいウイルスで、アメーバに感染して増殖する。病原性は確認されていない。 研究グループは2種類の特殊な電子顕微鏡を使い、零下170度の液体エタンで急速冷凍したピソウイルスの構造を自然に近い状態で観察。この結果、ピソウイルスの大きさは0・8~2・5マイクロ・メートル(1マイクロ・メートルは1000分の1ミリ・メートル)と多様で、内部には膜で仕切られた空間があることがわかった。また表面は粘液のような
宇宙に大量に存在するとされる正体不明の粒子「暗黒物質」の初観測を目指す日本のプロジェクトが来年末で終了することになった。 東京大宇宙線研究所などが2013年に、岐阜県飛騨市で本格観測を始めたが、装置を大型化する後継計画のメドがたたず、国内観測の終了を決めた。研究者らは、イタリアで19年開始予定の新実験に合流して研究を継続する。 中止が決まったのは「XMASS(エックスマス)実験」と呼ばれるプロジェクト。液体のキセノンを満たした観測装置を地下に設置し、飛来する暗黒物質を捉えようとしてきたが、まだ見つかっていない。 装置は暗黒物質がキセノンにぶつかる時に出る光を検出する仕組みで、キセノンを増やした約30億円の大型装置への改修計画を政府に申請していたが、予算が認められなかった。
「こすると文字を消せるボールペン」の特許を巡り、筆記具メーカー最大手の「パイロットコーポレーション」(東京)と同業界2位の「三菱鉛筆」(同)が対立を続けている。 パイロット側が取得した特許を巡る訴訟で、知財高裁はパイロット側に軍配を上げたが、その後に同社が起こした仮処分の裁判で、三菱鉛筆は反論を展開している。 消せるボールペンは、パイロット側が2006年、欧州で「フリクション」シリーズを売り出し、07年に日本でも販売を始めた。 同社によると、摩擦熱で65度に達すると色が無色透明に変化する特殊なインクを使い、ペンの上部に付いた専用のラバーでこすると、書き損じた文字などを消すことができる。鮮やかな色合いを出せると同時に、消す際に紙を傷めにくいのが特徴で、ボールペンだけでなく、蛍光ペンなどでも応用されている。 一方、油性ボールペン「ジェットストリーム」などのヒット商品で知られる三菱鉛筆は、今年1
クリオネの新種が富山湾の深海で発見された。 富山大学(富山市)が12日、発表した。冷たい水に生息するクリオネの仲間は、日本周辺では北海道のオホーツク海にしか生息していないと考えられてきたため、本州沿岸で生息が確認されたことに専門家も驚いている。 発見されたクリオネの体長は最大約5ミリ。遺伝子解析で新種と確認された。 クリオネが生息していたのは、新潟県上越市沖約10キロと富山市沖約10キロの水深約250~1050メートル付近の深海で、水温は0~2度ほど。同大理学部が7、10日、調査船を使ってこの海域で深海生物を採取したところ、計約100匹のクリオネが捕獲された。 クリオネは微小な巻き貝を餌としているが、この巻き貝は大気中の二酸化炭素増加に伴う海水の酸性化に弱い。クリオネの存在は、海水の酸性化の指標になるという。 富山湾のクリオネ調査に加わった北海道蘭越町貝の館の山崎友資館長は「これまでベーリ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く