Googleと欧州原子核研究機構(CERN)が米国時間3月6日にリリースした「Big Bang AR」アプリは、文字通り何も存在しなかった138億年前にユーザーを誘う。拡張現実(AR)の助けを借りて、空間と時間、私たちの知るところの宇宙がユーザーの手のひらで展開する。女優のTilda Swintonさんのナレーションで、星と私たちの太陽系、地球自体の形成が説明される。 アプリを開いてスマートフォンの前に手を差し出すと、ビッグバンの開始や、水素原子とヘリウム原子の誕生、超新星の誘発などを見ることができる。 ARはユーザーの部屋に星と惑星を出現させる。画面をつまんで宇宙の隅々まで詳しく調べられるほか、好きなときに一時停止することも可能だ。さらに、スマートフォンを動かして、360度ビューで宇宙を探索することもできる。